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マンガ感想 坂本眞一さん『イノサン』
マンガ王国で読みました。
フランスの処刑人シャルル=アンリ・サンソンのお話です。
実在した人物ではありますが、フィクションもだいぶ入っているようです。
誰だ?となる方も、「ルイ16世やマリー・アントワネットの処刑に関わった人」と言われればなんとなく時代背景も分かるのではないでしょうか。
私はこのマンガを読むまで、処刑人という職業があったことも知らなかったのですけれど。
主人公のシャルルは処刑人でありながら死刑に反対していたり、なるべく処刑される人が苦しまないようにとしていたとのことで、それでも仕事として処刑をしなければならなかったのは心の葛藤があったのだろうと推測できます。
絵は美しく、少々くどいという印象にもなり得ますが、色々と書き込まれていると感じました。
突如ミュージカル風になるなどのギャグなのかな?というところもちらほらありますのでシリアスだけを求める方にはオススメできません。
私は好きな作品で、続編も読んでおりますので後にそちらも感想を書きたいと思います。