15.五郎八姫様
伊達政宗公に関わった人達が転生してきて、周りに集まってきていましたが、政宗公の長女の五郎八姫(いろはひめ)様も間接的に関わってきました。私の前世は茂庭綱元という政宗公の側近でした。晩年に前世の私は、仙台城下の西の山を越えた栗生というところに住んでいて、政宗公が亡くなって、栗駒山の麓に移りました。栗生にあった屋敷は、五郎八姫様が改修されてお住まいになられました。
前世ではどのような話しをしていたかなど、記録に残されていないのでわかりませんが、どうも私に降りてくるときがあるようなのです。前回で私には前世の父親の鬼庭良直の魂がダブって入っていると書きましたが、常に傍にいるわけではないようです。
私に政宗公が直接降りられて、右斜め上から声が聞こえた話しを以前しましたが、私は「依り代(よりしろ)」と言う特定の霊が降りる場所になっているようで、時々政宗公、時々鬼庭良直、時々五郎八姫様が降りられてメッセージを伝えてくれています。最近は政宗公や良直は降りてはきていませんが、五郎八姫様は東日本の大地震の年の1月に私に降りられて歌詞と曲を伝えてきました。
1月中旬頃、朝方3時ごろ急に私は起き上がると、歌を歌い出したのです。それも「作詞しよう」と自分が言うのです。言っている自分は不思議とも変とも思わないのです。後から考えると不思議過ぎるのですが、紙とペンを用意して歌いながら歌詞を書いているのです。すると「メロディーは書けない」と言って、カセットレコーダーを持ってきて、録音しながら迷うことなく書いたのです。
このように、はっきりと記憶があるのに何の矛盾も感じず、迷わず歌詞を書いたのです。内容を読むと、五郎八姫様が考えた歌詞だとわかります。それに、当時の人間でなければわからないことが書いてありました。その歌詞には、宝が隠されているのではないかという内容もあります。伊達家には、埋蔵金伝説は残されてはいません。それらは、はっきりとした意識の中で起きた出来事でした。