大昔の話をする

私は高校卒業してすぐ、某大型郵便局へ入局しました。

うちの局はとても大きく広い局だったので、たまに絵や書画の展示会がありました。（正職員、アルバイト関係なく参加権あり）もちろん絵が大好きな私が参加しないはずがなく、毎回もれなく参加しており、それに目をつけたのが上司である部長でした。

「この絵描いたの誰？」部長が言うと、りんなさん（私）ですと部下は答え、部長が私の顔を見に、仕事中にいらっしゃいました。

君、絵がうまいね、どこで習うの？とか、ああいう絵は何を使って描くの？とか、どんなものを題材にして描くの？とか、色々質問して去ってゆき、非売品の切手帳を私にプレゼントして下さいました。今でも大事に持っています。

それから、事務方の計理という部署で、ちょっとした挿絵、ポスター、ポップ作り等の仕事も任されるようになりました。上官の命令は絶対ですから、私に拒否権などなく、NOと言えないので、やれと言われたらやるしかなかったのでやりました。業務時間内の仕事ですしね。

好きな絵に関わることですから、やってて楽しかったですし、それがまた賞を取ったりして、内心とても嬉しかったです。上司、先輩、そして部長からも褒めてもらいました。

それが気に入らなかったのが、計理にいたアルバイトのM田という女です。

M田という女は「あんな絵、誰にだって描ける」と言って憚らなかったそうです。実際、私は直接聞いてませんが、計理担当だった先輩が、私にこそっと耳打ちしてきたので、間違いないでしょう。じゃあお前が描けよｗ
そして何故、本人である私に言ってこないの？チキンめｗ

妬みそねみもいいところです。いま考えたら鼻で笑える案件ですが、当時まだ若かった私は簡単に傷つきました。

M田はアルバイトですが、大した事務スキルもないのに何故か、事務方の計理の手伝いをしていました。おそらく絵心がなかったから、絵の仕事を私に回してきたのだと思います。M田に絵心があればとっくに、絵の仕事くらい、M田に回していたでしょう。

それ以来、私は計理から頻繁にお呼びがかかるようになりました。私は高校時代、商業科でしたから、ロータスの知識があったので、簡単な表計算その他くらいは出来ました（マクロとかは無理ですよ）なので、PCを導入したばかりの計理は、当時発売されたばかりだったExcelで、給与管理、シフト管理、その他諸々をやりたかったのです。その為、多少なりともPCに耐性のある人員が欲しかったのです。

私は計理で、Excelを使って、計理の皆さまが望む仕事をやりました。それもやはりM田の気に入らない一因だったのかも知れません。自分の居場所がなくなるという焦燥感もあったかも知れませんけどね。

M田は絵心がないだけでなく、OAアレルギーでしたから、PCに全く耐性がありません。だから私にお声がかかった、それだけの話です。

私は郵便局員だった傍らでオタクであったため(笑)印刷所とは2、3顔ききがあり、かもめ～る、年賀状を毎回、3万枚以上、毎年売り上げていました。特にかもめ～るは人気のない商品でしたから、営業部署はさぞかし有難かったでしょうね。

その他、お中元、お歳暮も、印刷所関係の方々が買ってくれたので、わざわざこちらから声をかけなくても、時期になれば向こうから連絡をくれて買ってくれていました。営業の成績も良かったです。

そういこともあったので、結果、私は上司、先輩たちから可愛がってもらい、飲み会、カラオケ、ボーリング、旅行等の遊びによく誘ってもらいました。飲み代なども、よくおごってもらいました。

その他、上司、先輩からも、よく休憩の時間に、これ飲みなと缶コーヒーをもらったり、旅行のお土産やお菓子などをもらったりしていました。とにかく、上司、先輩たちの受けがよく、同期とも楽しくやっていました。

職員の中にもやはり、それが気に入らない人間がいました、T田という女です。私の後輩で、M田とつるんで、私の悪口を唱えていたようです。

何より大きかったのは、部長に可愛がってもらっていたことでしょう。誰も上官に異議は唱えられませんからね。それだけ上官の存在は、いまの現代社会にても大きいと思います。

アルバイトの中にももちろん、私に好感を持ち、色々と絵の話で盛り上がった方も居ました。油絵をたしなむおばさまで、息子さんがエロ漫画家さんという(笑)やはり私の絵に興味を持ち、部長がしてきたような質問をやはりしてきました。

私はそのうち、表彰されることもありました。

M田、T田のふたりが、それをよしとするわけがありませんでした。さぞかしイーっとなっていたことでしょう。

M田とTのふたりは、ふたりで私の悪口をふれて回りました。まともに耳を貸す人はあまりいなかったようですが(笑)

私はとにかく、人の悪口や噂話には興味がなかったし、ただ仕事を真面目にやりたかったので、言われたことは黙ってやっていました。したがって、悪口や噂話をする人とはそっと距離を取りましたし、そうでない人とは笑顔で挨拶、仕事も協力しながらやっていました。

若い私は、M田、T田の悪口に傷ついており、でも上官の振ってきた仕事にNOとは言えないし、どうしたらいいのかと悩み、軽い胃潰瘍を患い、不眠症にもなりました。

私が計理でお絵描きの仕事をしてたのって、いけないことでしょうか？上官の命令は絶対ですから、嫌ですと言うわけにいかなくないですか？

そしてその絵が褒められ、賞を取ったのって、そんなにいけないことでしょうか？それについて、何故あれこれ批判されないといけないのでしょうか？

計理で、Excelを使ってお仕事をしたのも、そんなにいけないことですか？私は上司が望む仕事を完遂したまでですが？

表彰されたのも、そんなにいけないことですか？私は上司の命令を聞いて仕事しただけですが？

かもめ～る、年賀状、お中元、お歳暮を売ったのも、印刷所にたまたま顔利きがあっただけで、印刷所に「欲しい」と連絡を貰ったから売れただけであって、私は押し売りなどしていませんが？

その結果、自然と私を可愛がってくれる上司、先輩、アルバイトのおばさまが集まったのも、それもそんなにいけないことですか？私は別に、私をひいきしてくれなんて頼んだ覚えはありませんが？

ああ、やだやだ、無能なやつの妬みそねみは。恨まれる筋合いもありませんね。

今となってはM田もTも、無能なやつ、いい気味ざまあと鼻で笑えますけどね。（ちなみにT田も正職員のくせに成績悪かったし仕事もお粗末だった）

まあ、今もうM田は50歳過ぎたおばさんですし（私より10歳近く年上なので）考え方が根っからネガティブの塊のような人だったので、そう簡単に人が変わっているとは考えにくいですし、おそらくはあのまま年を取ったと思います。

いい気味ざまあ(^^)（私もただやられっぱなしじゃいない人間ですので）
今なら対等にやり合えますよ！いつでもカモン！売られた喧嘩は買ってやるし、堪忍袋の緒は極細で短いのだ！

このぐらいは言ってやれるぐらいに、私も強くなりましたよ。↓

ぶっ殺す