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自分の絵

私は度々、子供のころから絵を描くのが好きで、今もその延長線上で絵を描いていることを書いていますが、自分の絵とはどんな雰囲気で、客観的に見てどんなスタイルで、どんな風に見えているのだろうと思うことがあります。

とあるネッ友さんに言わせると、私のその時の気分で、雰囲気が全く違って見えると言われました。気分がよく、ノっている時に描く絵は、明るく楽しい雰囲気に、逆に気持ちが落ちている時は寂しい雰囲気になるのだとか。

私としては、どんな気持ちの時に描いたものでも、私が描いたものに違いないので、自分では違いがわからないのです。

mixiで交流のある方からは「私の絵の魅力は、色むら」と言われました。「おおらかに描いたモチーフ、マテリアル感と塗りむらを残した彩色の美しさ。主役を彩る背景の模様や小動物です。1枚の絵で世界が完結しています。」

「色むら」の魅力は伝わり辛いかもしれません。例えば「ジンベイザメ」ですが、赤が入ったレッドシェードの入ったブルーにウルトラマリンバイオレットの混色でしょうか。あっしならハルモニアで塗るかもしれません。色むらがあることによって視点が動きます。これは「絵が生きている」ということだと思います。これは、りんなさんならではの作画だと思います。」

ジンベエザメ!

という講評をいただきました。

それほど客観的に自分の絵を見たことがなかったので(正直、自分の好き勝手に色を塗り、ラメペンで描いていたらこうなったというだけの話でした)こういう講評をいただけたのは目ウロコでした。ありがとうございます!

基本、私が目指している絵柄はそもそも、おもちゃ箱をひっくり返したような、皆でワイワイきゃあきゃあ騒いではしゃいで楽しめるような雰囲気の、皆で楽しめるような絵柄です。その理想に近づけているのかどうか定かでないですが…

ちなみに、リスペクトしている神絵師さんはたくさんいますが、以前のnoteでも書いた「パラッパラッパー」のデザインをしたロドニー先生が一番、私の理想としている絵柄に近いです。

他「ハッチポッチステーション」のデザインをした藤枝リュウジ先生、この御方は私にとって神の領域の方なので、正直、ここで記すのもおこがましい限りと思いますがどうぞお許しください。

私は、パッと見、美しい絵にはあまり心惹かれません。美しい絵を描かれるお方は、それはそれで、その才能を大事になさればお宜しいかと思いますし、誇れる財産とも思います。でも私は、どこか毒を孕んでいたり、ひとクセあったり、少しひねっていたりするような、どこか面白みのある絵に心惹かれるようです。

なので私も、美しい絵を描こうとはあまり思わず、自分が描いていて楽しいと思う絵じゃなければ指一本動かしたくもないし、気分がノっている時はいくらでも描いていたい、そんな感じです。

純展に出す絵も、そんな感じの絵です。まさに「おもちゃ箱をひっくり返したような絵」そんな雰囲気を目指して、都合4日くらいで描きあげました。自分でも納得のいく出来なので、観てくださる方がどんな感想を持ってくださるのか、とてもドキドキしております。

純展の搬入日まで、あと二週間を切りました。私の絵が簡単に賞をいただけるなどと都合のよいことは考えておりませんが、もし万が一、と思うと、それはそれで素敵なことなので、今から本当に楽しみです。

ナポリタンちゃん!


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