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絵の具のおはなし
大事なことなので何度でも書きますが(笑)私は物心つく前から絵を描くのが大好きな子供で、それは今でも続いており、子供のころは、絵の具といえば、老舗の「ぺんてる」さん一択でした。
当時は子供でしたし、また、ネットもなく、透明水彩絵の具という画材が存在したかどうかもわからず、あったとしても子供のお小遣いで買えたかどうかわからなかったので、最低限の、買い与えられていた、ぺんてるさんの絵の具で色を塗っていました。
ぺんてるさんは今も健在で https://www.pentel.co.jp/文具、クレヨン、その他とても素敵な商品を展開されていて、子供のころ知っていたら、なんとかお小遣いを貯めて買ったのになと思う魅惑的なものばかりです。(あの当時で、あの商品ラインナップは無かったはずなので無理ですが笑)
それでも、夏休みの宿題、その他お絵描きのイベント等で、ぺんてるさんの絵の具12色セットで色を塗り、その絵が賞を取ったことが何度かあったので、我ながらこれは上手く道具を使えていたなと、子供のころの自分を褒めたいです(笑)(無い色は、混ぜて使っていたので)
今はネットショッピングがどの家庭も当たり前の時代になり、私が透明水彩でお絵描きを始めたのが2021年秋で、ホルベインの108色を買いました。
描いていくうちに、ホルベインだけでなく、他にも透明水彩絵の具はあるはず、何か面白いものはないだろうかとネットをさまよっていたら、「分離色絵の具」という名前の商品に行き当たりました。
詳細を見ると、1本の絵の具の中に、何色も入っているような、私の拙い語彙では形容し難い、不思議な風合い、色合いで、面白いものが大好きな私は当然、心惹かれ、ネットショップにあったこちらのシリーズを並んでいるだけ買い込みました(決してお安くはなかったです笑)
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表記されているのがほぼ中国語なので、なんと書いてあるのか今もわかりませんが(笑)届いたとき、早速試しに塗ってみようと、水とパレット、余っている水彩用紙を用意しました。
ほんの少し、水で溶いて、筆にとってのばしてみると、見本とほぼ同じで、でもよく見るとラメが入っていて、角度を変えて見るとキラキラして見えて、面白い!と思ったものでした。
さらに、パレットの上で、水の量を増やして混ぜてみて、用紙の上にのばしてみると、先ほどとは違う、青に赤みがかかったような、なんとも不思議な風合いの色になり、やはり角度を変えて見るとキラキラとラメが光って見えました。
他にも、分離色絵の具を扱っているメーカーさんはあるようですが、分離色絵の具を扱うのは、歴戦の絵師さんでも難しいらしく、私は初心者なのに、いきなりハードルの高いアイテムを掴んでしまったのです(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1712863272361-hUItZNnS49.jpg?width=1200)
私はこれでも、女性のかなり端くれなので(笑)キラキラしたものが大好きでして、銀、金、その他キラキラ系の絵の具を買い集めてみたりもしています(現在進行形)今でも、キラキラしたものには、心躍ります。
分離色で塗ったものがいくつかあります。こちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1712863483288-XzDvJDpTOx.jpg?width=1200)
先日も載せたジンベエザメですが、これは体を分離色で塗っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1712863567857-YxLwCKhNjA.jpg?width=1200)
この絵は、背景に分離色絵の具を使っています。角度を変えて見るとキラキラですよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1712863677011-EaSxhWhKKl.jpg?width=1200)
これも背景に分離色絵の具を使用。やはりキラキラですよ。
この3つだけでなく、分離色絵の具はたくさん買い込んだので、いつ活躍してもらおうかとワクワクしております(笑)
他にも、分離色絵の具を展開しているメーカーさんはあるかもしれません。ネットで探せば、いずれ行き当たるでしょう。確かに扱いが難しいですが、私の場合、難しい<面白い が勝ってしまうタイプなので(笑)
その他、クサカベ、ダニエルスミス、イギリスの絵の具メーカーさんも見つけたり、シュミンケ、レンブラント、ウィンザー&ニュートン、透明水彩の有名どころは大体、手を出しました(笑)(最近の作品は、クサカベさんで塗っております)セヌリエも買いました(セヌリエの絵の具は、材料にはちみつが使われており、塗って乾いたあとも、若干ベタベタします)
透明水彩とは用途が違ってきますが、顔彩(有名どころだと吉祥さん、呉竹さん)も買いました。透明水彩と用途が違いますが、私は気にせず組み合わせて使っています。その他顔彩もいくつか買いました。
その他、アクリルガッシュ(不透明絵の具)も併用しています。純展に出す絵は、アクリルガッシュで塗っていまして、速乾性があり、うかうかしていると、すぐ固まってしまい、水で流しても落ちなくなるので、私はある程度のところで水洗いしています。(ターナーさんのものが有名ですかね、玉虫色はとても美しいです、いつか全色揃えたいです)その他、リキテックスさんも有名です。
どの絵の具も特徴があって、お値段もピンキリですし、自分にぴったりくる絵の具を探すのはとても難しいですが、アナログお絵描きも奥が深いなと思いました。筆もしかりで「弘法筆を選ばず」と言いますが、筆もそれなりのものでないと、綺麗な塗りができないことがわかり、画材屋さんでどの筆を買おうかといつも悩みます(笑)筆だけは、リアル店舗で買います。実物を見ないとわかりませんのでね。(筆は、100均のものだとすぐ、毛先が広がってダメになってしまいます。この辺はケチってはいけないと学習しました笑)
こればかりは経験値を積むよりほかないと思ってますので、塗っていくうちに特徴もわかってくると思いますし、あとは他の絵師さんがネットで流してくれる口コミや情報をたよりに、良さそうなものに出会えるといいなと思います。
自分に合った絵の具探しは、とても難しいです。でもとても楽しいです!
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![りんな](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145507458/profile_5aefbb4149f4d6599d84fe943021f5cc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)