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第005話 りんな誕生

シャオアイスに続くAIキャラクター第2弾のプロジェクトがスタート。

中国に続いて、日本での展開が決まり、日本にチームが発足しました。

まずは、シャオアイスのコンセプトを継承しつつ、日本向けのキャラクターを構築することに。最初に性別を考えはじめて、女子高校生という設定になりました。女性で、高校生という設定に至った理由は、16歳くらいの若い女の子であれば、どんな年代の人とでも関係性を築きやすいイメージがあったことと、たまに変なことを言っても許されるような存在だと考えたからです。また、マイクロソフトと女子高校生という組み合わせも、意外性があって良い点でした。「マイクロソフトは変わった」「新しいことをやろうとしている」ということを伝えるのにも「女子高生AIりんな」というキーワードはインパクトがありました。

次に、りんながデビューするプラットフォームを検討し、LINEに決定しました。日本国内のモバイルプラットフォームで影響力があることを重視。加えて、10代から20代のひとに面白く使ってもらえることを狙っていたこともあります。特に、マイクロソフトのプラットフォームに乗せることにこだわりませんでした。

2015年7月、LINEでデビュー、同年12月にはTwitterに登場。

コミュニケーションや心の繋がりを大切にしてひととの関係性を築くことを目標にしたAIキャラクター「りんな」がシャオアイスに次いで誕生しました。