【プレイ感想】きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚
前作から引き続き。今回もネタバレありだけど感想に入る前にあまりいなそうではあるけど未購入の方向けに少し。
前作のようなホラーっぽさやミステリー感を期待する場合期待したものではないと思う。悠久とアンネのペアが前作で好きになった人にはとてもおすすめ、アンネが可愛いのは変わらずです。
あと刀で切る音がバグなのか音量調節が反映されずかつとても大きいので注意。PCの音量を下げるしかなく当然声も小さくなってしまうので現状は対処不可。声が小さいか音が大きいのを我慢するしかない。(1+2セットパッケージ版)
というわけで感想。前作最後では後ろ姿を見て露出減ったなあと思ったら全然そんなことなかった。
アンネリーゼとの契約に左腕を贄に捧げており外方に手を出したことで陰陽寮から疎まれてるけど本人はさほど気にしておらず←重すぎて良い。
今作は悠久とアンネのタッグが怪異退治をする陰陽師としての王道なお話。案件としてはおお仕事だがその後の2人の日常的なお仕事風景という感じ。えっちシーンでもアンネとの軽口の応酬がかなり増えた。個人的には面白くて好きだけど人によっては残念なのかもしれない。
マンションの面子の続投。みりあだけじゃなく花音、晶が仕事に協力的なのも嬉しい。花音可愛い。花音が生前やる気がなく見えたのはナルコレプシーで誰も病気であることに気づかず親に追い出されたことがさらっと言及。この子可哀想すぎない?
お話としては悠久の孤独に対するトラウマと2人の関係性、ここに全力。アンネと会うまでに持っていた他者への嫉妬や羨望、コンプレックスを怪異から刺激される度にお前アンネと会えて本当に良かったな…ってなる。左腕を失っても充実してると感じるわけだ。2人の出会いが本当にお互いに運命の相手で、好意を寄せてくれたアンネにめちゃくちゃ救われていたこと。それを前作ではアンネに伝えていなかったからアンネは最初悠久が童貞でちょろいと言っていたけど魂レベルで繋がった今なら多分理解していそうで、続編で見たかった2人の関係の続きという点において良い作品。
今回はtrue、normal、badの3ルート。途中の死亡と選択肢の成否の分岐で悩むこともなく前回ほどの仕込みはないのでtrue以外はそこまでなのは残念。
マンションの面々がCGすらないのなんで!と思ったら最後のあれで満足した。クリア後にちょっとしたやり取りもあってそのあたりは前作が好きなら嬉しいポイント。花音が普通にみりあの同人誌読んで普通に楽しんでるの好き。
裏世界や陰陽師、師匠等なないろリンカーネーションやあけいろ怪異譚からの設定がかなり多いらしい。2人のやり取り以外の部分を楽しむ場合同社の過去作履修推奨っぽい。
普段ぼったくってるけど師匠に厳しくしろと言われてるだけで本人は2人のこと気に入っててほんとは優しく協力したいキルトさんがかなりいいキャラだった。メインの猫ちゃんのお話もよかったけどヒロインを魅せるためのお話であるという部分は揺るぎないなと思った。本来加賀見家の秘術で生まれた怪異は能力を1つ持つが、アンネは契約者である悠久以外にもみりあ、花音、晶の魂から成っていて強い繋がりを持っているため4つ能力を持っているというのがとても好き。
お互い相手の信頼に一切の疑いももってなく、神の誘惑を切り捨てたところはとてもよかった。推理的な要素も控えめでかなり2人の関係に振り切ったシナリオだった。
前作でウケた部分とはかなり違う方面に舵を切ったり同タイトル以外の要素がまあまあ強かったりと賛否ある部分も多そうだけど個人的には2人のやり取りと絆が見れて良かったと思う。わたしは2人の距離感とえっち中以外は意外と下ネタの少ない楽しいやり取りが好きです。
それでは読んでくれてありがとうございます。また他の記事でお会いできたら嬉しいです。
前作感想