【プレイ感想】セレクトオブリージュ(ほぼくくるのお話)
今回は夜刀くくるに一目惚れして購入。キャラゲー(シナリオよりはキャラの可愛さ等に重きを置いた作品)だと思って買ったし実際そうなので感想書くほどでもないかな？と思ってたんだけどそのくくるに思うことがあったので形にしておこうかなと。ネタバレはあります。
ちなみにシナリオ目的なら当然おすすめしないしキャラ目的ならイラスト可愛いしやってもいいと思います。
せっかくだから他のヒロインにも少し触れておくと
トウリ
シンプル可愛い血の繋がってない妹。くくるととても仲がいいのでくくるの可愛さを引き出してくれる。
イヴ
主人公のことが好きすぎて脳が溶けているためトウリルートで見せた強さへの執着や警察庁長官の娘という部分はあまり個別ルートでは活かされなかった。
奏命
完璧超人。完璧すぎて上に立つものの苦労や悩みを既に克服してる。恋愛でも好きになってからも一貫して主導権を握り続けてたとこや名家で子孫を残さないといけないにも関わらず主人公が子供を作るのが難しいのがわかっても迷わず主人公を選んだところは好き。
そして夜刀くくる
食べるのが大好きなオートマタ研究をしている女の子。最初は一番恋愛から遠く、きっかけはオートマタに心を学ばせる一環としてセックスしようなんて主人公に言ってくるような（オートマタへの執着があるとはいえ）価値観のずれた子。そんなくくるを大切に大切にしながらとある理由で感情が抑えられているくくると頑張って恋愛に発展させていった主人公はかなり好印象だった。
両親を失って一人が寂しくてオートマタっていう自分の元を去ることのない家族を目指しているくくると、家族を一番に大事にする主人公との相性もよくてデレたくくるも可愛い。デレてなくても可愛かったけど。
その後の展開もくくるはファイブっていう可愛いオートマタを人間たらしめるためだけに育てられた子供で、くくるが作っていたオートマタであるモンステラに感情を学ばせるために身につけていたチップと同じものを既に埋め込まれていて、くくるから得た情報を常に受信することでファイブの感情を構成していた。その際にくくるが感情に大きく動くと不都合なため感情を持ちにくく育てられていて、恋愛を通してくくるに強い感情が芽生えたことでファイブが暴走。くくるから色々データを受診していたので主人公のことが好きな気持ちも当然もっていて、くくるとの思い出を自分の事のように語り同じ存在なのに自分を選んでくれないことを詰めたりしてくるファイブはかなりゾクッとしてくくるルートめっちゃ面白いのでは！？とここまでは思った。
しかしここからがあまりにも回収が急で、くくるに埋め込まれたチップが脳に近い部分にあるかもって話でまさか今回も記憶に障害が出るのか！？と冷や汗をかいてたもののあっさり取り出せるとこにあったでーって感じで、再び失うことへの恐怖の象徴として設定されていたであろう七っていう一緒に研究してた子が実は先が長くないという話もナレーションで終え、ED後にモンステラが完成していてファイブが復帰してくくるといつの間に仲良くなっている。
七の設定はそもそも主人公との恋愛で完結させてそもそもいらなかったのでは（七自信もかなりいいキャラ）であったり、チップの話も広げないならいらなかった。総合的な感想としては途中までかなーり好きな流れできていたので非常にもったいなく感じた。前述の通りキャラゲーとして作られていると思うのでシナリオにあれこれ言うのは野暮だと思いつつも面白くなりそうだったのになあと。
ずっとチップで感情を学んでいたファイブを似た手段で学んでいたモンステラが救い出すとこやED後のお茶会CG等良いとこもあったけど。
わざわざnoteを書いてまで言いたかったのはくくるとファイブのお話がもっとしっかり見たかった！！！既プレイの人もそう思うよね！？！？ってこと。ファイブの暴走の部分もっとやってくれてよかったし、ファイブとも有効的に接していた主人公が暴走したファイブとどう向き合うかも見たかったし、ファイブが復帰してからくくると仲良くなってモンステラが完成するエピローグへの過程、これめちゃくちゃ見たかったですね…。
こんな感じですがわたしの中では結構好意的な感想でした。奏命のルートはシンプルに良かったし、くくるとファイブ、トウリとイチャイチャするくくるとても可愛いです。おすすめとはなかなか言い難いですがもともと気になっていてキャラゲー好きでくくるへの気持ちが気になった方は触ってみるのも一興なのではないでしょうか。この作品に求められているものは一色奏命が持っていると思うしイラストがかなり可愛いしね。
それでは、読んでくれてありがとうございました。