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海外試住を目指すきっかけをくれた北海道美瑛の旅 Part 2

こんばんは。美瑛一人旅の2日目です。
この日はいよいよ、エアビーオーナーが何時間も話してくれた興味深いお話をお届けします。



眠りの質が最高なエアビー

こちらの宿、朝ごはんが早い!8:00に朝ごはんを用意してくださいました。夜型の私ですが、窓から差し込む太陽に起こされ、自然と目が覚めました。窓の外を見ると、一面に広がる雪景色。これが毎日見られるのか、、、羨ましい。(雪かきとか大変なんだろうけど)

窓の先に見える景色😭😭

あと、言葉では表せないほどぐっすり眠れました。オーナーさん曰く、漆喰の壁と白樺の床でできているこの家に来るゲストは、みんなぐっすり眠れるそうです。

朝ももちろん焚火がついています。火、雪景色、かわいい内装、目の保養がたくさんある環境で食べたバターがしみ込んだトーストは最高でした。

きのこサラダを初めて食べました、美味

家の裏には大きく広がる庭があります。白樺の森を超えた先には、木からぶら下がったブランコが。ここに座りながらコーヒーを飲んで、ひたすら30分ほどボーーーーっとした後に、11:00くらいに私は家を出発しました。

白樺ってかわいいね

風が強すぎて傘が曲がるが、景色が良いのですべて良し

何もすることを決めてなかったですが、とりあえず最寄りの北美瑛駅まで歩き、隣駅?の美馬牛駅まで電車に乗りました。1時間に1本しか来ないので、時間には気をつけましょう。美馬牛について、散歩をしました。美馬牛の駅の周り、、、何もなかった、、、。お目当てのパン屋さんもしまっていました。

すこし歩くと小学校が見えました。もちろん校庭も雪に埋もれています。「校庭で雪だるまとか雪合戦するたのしそー」と想像しながら散歩を続けます。北海道に来て初めて知ったのですが、学校まで生徒用にバスが出てるんですね!

目的もないまま歩き続けていたら、雨が降ってきました。風も結構強い。折り畳み傘は刺した瞬間風にあたり、一本針金が折れる寸前まで曲がりました。ごめん、お父さんの傘なのに、、、。このまま散歩を続けるわけにもいかないので、帰ることにしました。

でも電車は1時間後。幸運なことに喫茶店があったので入ってコーヒーを一杯飲みました。ここ、「トースト」を頼むと30個くらいの手作りパンが山盛りになって出てくる有名喫茶店らしいです。

最寄りの北美瑛駅です

ユリカさんとJさんの出会い

電車に乗り、エアビーまで戻りました。外出時間は計3時間ほど。
帰宅すると、オーナーのユリカさんがいました。色々話を聞いていると、彼女は以前カナダのバンフでワーホリをしていたのだとか。
(バンフ、めちゃくちゃ綺麗な山、湖、自然がある素敵な場所です。私が今まで行った中でトップ3に入るくらい好きな場所です。)

なんとなんと、旦那さんのJさんにはそのバンフで出会ったそうなんです。お互い同じ時期にワーホリをしてたんだって!ワーホリ後は、二人で南アメリカを旅したり、二人とも旅好きなんですね。ユリカさん曰く、Jさんは20代の時に数々の国に行っていたそうで、彼から話を聞くのが楽しみで仕方ありませんでした。

関係ないですが、内装がかわいすぎるのでシェア

「自分の人生を楽しめる、頑固なおじさんになりたい」

Jさんが帰宅され、彼の冒険にあふれた8年間についてお話を聞くことができました。当時書いたメモを頼りに、簡単にJさんの冒険を時系列で説明しますね。「すべての大陸を渡りたい」という目標をもってワーホリに出たそうです。

2006-2008 オーストラリアでワーホリ
この間タイ、カンボジア、インドネシアへも旅行
2009-2010 カナダ(バンフ)でツアーガイドをしながらワーホリ
ユリカさんに出会い、一緒に南米を冒険
2011-2012 日本でワーホリ
2013-2014 スウェーデンでワーホリ
犬ぞり事業にて働き、犬ぞりの魅力にドはまり。北海道で犬ぞりを提供することを決める。ワーホリの間、スペイン、ポルトガル、イタリア、フランスなどヨーロッパを見つくす。

当時話を聞きながら書いたメモ

こんなにたくさんの国に行った結果、犬ぞりというパッションに出会い、北海道というずっと住みたい場所を見つけることが出来たJさん。話を聞いていて、私も「日本以外で生活し、自分が本当に住みたい場所を見つけたい」そう思ったのです。Jさんは言ってました。

「周りには、会社に就職し、いま素晴らしいキャリアを築いている友達もいる。旅を終えた僕にはキャリアの経験はあまりなかった。でも僕は、卒業後すぐに旅に出たことを一切後悔していない。なぜなら、僕が決めた道だから。自分が決めたことであり、誰かが決めたレールを走っているわけではないから。」

社会人デビューを1か月後に控えていた私には、とても刺さる言葉でした。就職活動時代、大学院に行きたいという思いはありましたが、とりあえず就職する道を選びました。親に言われたから就職をしたわけではありません。でも、自分が本当に望んでいた道は、就職ではなかったことは明らかです。だからいまこうやって、仕事へのマイナスな感情しか湧かないのです。自信をもって、「これは私が決めた道なので、後悔はないです。」なんて到底言えません。

Jさんには当時、私が旅に興味を持ち始めたこと。ヨーロッパ旅行をあきらめたこと。4月からは総合職に就職することを話しました。彼から言われたことは以下3点。

・20代で行く海外と、年を取ってから行く海外は全然違う経験になる。若いうちに行きたい場所に行きなさい。
・ずっと同じ場所にいると、考えが固くなってしまう。自由な考えを持ち続けるんだよ!
・「失敗は素晴らしいことなんだ。失敗無くして成功はないんだよ!See what happens!

Jさん、ユリカさん、素敵なお話をありがとうございました。この旅から一年が経った今、Jさんからもらったアドバイスを見ると心にしみますね。この記事を書くまで、素敵なアドバイス達を忘れかけていましたが、今回noteに書き残すことが出来たので、ちょくちょく戻ってきて自分にリマインドさせたいです。

Jさんの人生の目標は、「自分の人生を楽しめる、頑固なおじさんになるい」こと。心から、応援してます!いつまでも頑固なおじさん精神を持ち続けてください:)

See what happens! とりあえずやってみよう!


お邪魔したエアビー

この宿、口コミ評価が4.97とかなり高いんです。
もっと驚きなのは、一切宣伝をしていないこと。
口コミの高さだけで、どんどんお客さんが来るんだとか。宣伝が一切なくても人が寄ってくる。一回泊まったら、口コミを書きたくなるくらい素敵な場所なんです。

家主のこだわりが詰まった内装はもちろん、人柄の良さや永遠と聞いていられるオーナーさんたちのお話。これらが魅力なんだと思います。

ぜひ、足を運んでみてください。

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