旅先の古本屋で一冊の本を買う。そんな私のこだわり旅。
私の旅の儀式。旅先の古本屋で一冊の本を買う。
旅先にはいろんな出会いがある。場所との出会い、人との出会い、ものとの出会い。
忘れられない風景を見る事もある、かもしれない。
私にとってそんな旅の全てを一気に思い出させてくれるのが旅先で買う本である。
本は直感で選ぶ。だから、その時の心境や何を考え込んでいたかによって選ばれる物が違うから面白い。
家の本棚に並んでいる本。旅先で買ったはいいけどまだ読んでいない本もある。
しかし、その本を見るたびに旅のことを思い出す。
場所、天気、店員さんの感じを鮮明に頭に浮かぶ。その時の気持ちにまでタイムスリップできる。
きっとそれはある人にとっては、ラーメン屋だったり、コップだったり、その土地の伝統品だったりするのだろうか。
その人の、その先が見えるような見えないような。そんな尊い旅の思い出、副産物。
その物の先に何を見るか。
きっと私はその先にお金では買えない、かけがえの無い感情や体験を見たいのだろう。
自分自身もそうでありたいし、そういう人に興味津々になってしまう。
私もそんな人間になりたい。
そしてそんな旅をたくさんしたい。