いいないいな病
ご無沙汰してしまいました。
自分の変化を時系列でわかりやすく書いていこうと思っていましたが、「うまく書こう」「綺麗に書こう」と思ってしまい全く進まなかったので、思うままに書いてみます。
最近気がついたのですが、私は、人の素敵なところや優れているところ、恵まれていることに直面した時、反射的に「いいなあ」と思っています。
思わず口に出してしまうこともあり、母親に「いいなあってなることじゃないでしょ」などと突っ込まれることもあります。
「嫉妬」や「妬み」というより純粋な完全な「羨ましさ」という感じです。
「可愛くていいなあ」
「スタイルが良くていいなあ」
「お金があっていいなあ」
「賢くていいなあ」
「恋人がいていいなあ」などなどなど。
これまでは完全に無意識(というか習慣になり過ぎていた感じ)でしたが、自分の心の深い部分に意識が向き始めているこの頃は、
「あれ、私、毎日ものすごくいいなあって思ってる?」と自覚が芽生えてきました。
気が付いてからは、まあ「いいなあ」と思っていること思っていること・・・。
自分で自分にびっくりしています。
誰に対しても、その人が持っている魅力・才能・資産に目が行っては「いいなあ」のオンパレードです。
どんな人でも、素敵な部分や優れている部分があります。
それが個性であり、その人らしい人生を作っているものです。
その全てに対して、私は忙しく「いいなあ」と思っている。
そうすると、どういうことが起こるか。
毎日毎日たくさんの「いいなあ」に支配されて、
結果、「私は何もないじゃん・・・」となっていくのです。
誰もが長所も短所もあるし、持っているものも持ってないものもある。
それなのに、認識できる全てのものに対して、
「いいなあ」「私は持ってないな」と思っている。
心と頭に刷り込んでいる。
全人類の持っているものたった1人の私が持ちきれるはずがないのに、
常に膨大な数の羨ましさを感じていました。
だから、私は自分のことが嫌いだし自信がないし、なんだか惨めだし、自分らしさがわからなかったのかも。と気が付きました。
無意識に感じていること・考えていることっ全く自覚がないまま習慣化していて、
じわじわと自分を蝕んでいるなあとやっと気が付いてきました。
なぜ、このような思考の癖がついたのか、というのも少しずつ明らかにしていきたいです。
この「いいないいな病」から卒業して、
「いいなあ」ではなく、「いいね!」の気持ちで人の良い部分を、
そして自分の良い部分を見ていきたいと思います。