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【顎変形症③】悩ましい病院選び

長くなりそうだったので、前回の続き「私の病院選び」について書いていきます。「こんな選び方もあるんだな~」程度にご覧ください🍎

病院(執刀医)の候補4つ


私が治療をするにあたって、病院の候補は4つありました。

① 以前通った矯正歯科&提携先の大学病院
② 家族が通う矯正歯科&提携先の大学病院
③ 大学病院B(歯科専門)
④ 病院C(いわゆる総合病院)&提携先の矯正歯科

①~③の病院に話を聞いた時点で、①と②は早々に候補から外れました。理由は、「提携先の大学病院の技術力が不安だったこと」。顔に大きく影響するような手術をするなら、技術力が高くて信頼できる先生にお願いしたい。そして、これは特に母がこだわっていました。

・・・あれ、、?

ここまで読んでお気づきの方がいるかもしれませんが、そうです。うちの母、知らない間に手術賛成派になっていました(笑)

こちらが「手術できないかもしれない」という絶望の淵に立たされ、説得方法を考えている中、母はある日突然、手術を後押しする発言をしました。その時の私の驚きと怒りといったら、、まあとんでもなかったです。母はいけしゃあしゃあと「だって手術でしか治らないんだったらしょうがないんでしょ。そもそも最初から反対なんてしてないけど」とのたまいました。

「私の悩んでいた時間を返せ」と大喧嘩になりましたが、色んな先生の話を聞く過程で、「どうやらうちの娘の症状は重いらしい」「見た目の悩みだけではなく、うまく噛めないらしい」と気が付き、母は母なりに考えていたらしいです。まあ何はともあれ、結果として母という強力な味方を得ることができました。

ということで、「顔が変わるなら技術力が高い先生」とこだわる母の執念のリサーチの末、③④の病院を見つけ出しました。


究極の2択


熾烈な予約争奪戦を経ていざ初診の日。まずは③の病院に行きました。ここは、主治医ではなく、病院としての実績で(母に)選ばれました。

第一印象は「古くて暗い病院だな」でした(笑)
歯科に特化していて機材などはおそらくきちんとしたものを入れていると思いますが、この第一印象は後々まで引きずりました。
レントゲンを撮った後、おそらく主治医?である若い女性の先生と対面しました。診察室のような場所ではなく、普通の歯医者さんの椅子がたくさん並んだ場所で話をしました。

先生と年が近いこともあって話しやすく、④の病院に行く前にもかかわらず私の心は③に決まっていました。

そして迎えた④の受診日、③とは対照的に、第一印象は「でっかくて綺麗な病院だな」でした。まるでドラマに出てくるかのような病院で、「そういえば③には売店すらなかったな」と気が付きます(笑)

ただ、診察室に入った直後、「あ、この先生ないな」と判断します。
③の先生が話しやすかった反動もあったのか、あまりにも冷たく感じる④の先生。この先生は、非常に高い技術力を誇り、機能性を重視する顎変形症の手術において、見た目にもできる限り配慮してくれることが魅力でした。全国からこの先生に診てもらいたい、という患者さんが集まっている、と母が言っていました。
しかし、ビジネスライクでこちらが質問してもきちんと説明してくれない先生を前にして、早々に見切りをつけます。

また、④の病院には矯正歯科がないため、提携先の矯正歯科で術前・術後矯正をすることになります。④の初診の際に「興味があったら紹介するので予約取って行ってください」と言われたので、私にはまったくその気がなかったのですが、母が診察室を出た直後に電話をかけて予約を取りました。そしてこれがまた先なんですねぇ(笑)2ヵ月後の10月に予約を取ることができました。

その間に、③の病院には検査やらなんやらで何度が通い、私の気持ちはどんどん傾いていきました。そして母に「④の矯正歯科の予約はキャンセルして」と言います。

そして、ここで母がファインプレーを見せます。

④の矯正歯科に電話をして「予約を変更したい」と言ったところ、なんと年明けになってしまうとのこと。予約をそのままにして、「1回話を聞いてみてもいいんじゃない?」と母の説得を受け、結局④の矯正歯科を受診しました。

現れたのは恰幅のいい、いかにも裕福そうな(笑)おじいさん先生でした。そこで色々な話を聞いて、「確かに④の先生の技術は信頼できる」と言われ、また、そのおじいさん先生の印象が親身になって話を聞いてくれたことで今度は④に傾きました(笑)

そして結局、④の病院で治療を始めることを決めました。


最終的な決め手


理由は大きく4つあります。

1.病院が綺麗(③に売店すらないのは、、と思ってしまい)
2.主治医の経験値・技術力が高い
3.何かあったときに診療科が多い
4.大学から通いやすい

こう見ると不純な理由が多いですが(笑)、やはり1番は技術力が高いことです。また、噛み合わせを直す目的の顎変形症の手術においても、見た目を重視してもらえる点が決め手になりました。

③の病院で手術の説明を受けた際、若い主治医の先生が私の目の前で偉い教授?に治療の計画を説明し、その場で指示を受けていました。「え、ここでその話するの?」と思ってしまい、また主治医の先生が若くて経験が少ないことも気になりました。


さいごに


というわけで、最終的には「技術力」と「見た目を重視してくれること」から④の主治医の先生を選びました。そして、手術を終えた今もこの選択にまったく後悔はありません。

余談になりますが、最初は冷たいと感じた先生が、2回目以降訪れたときには本当に別人かと思うほど優しくて人あたりよくなっていました。母とも話しますが今でも謎です。最初の人は別人だったのではないかと、、(笑)

次回以降はいよいよ治療に向けて進んでいきます。
最後までお読みいただきありがとうございました🍎

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