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自己紹介②|地域への二歩目

こんにちは。大前凜子です。

前回は、私が「好きなこと」を言葉にしてみました。「好きなこと」から派生し、実行してきたことが私の活動です。
自慢するわけでも、ただ紹介したいだけでもありません。
いつか地域で活動を実行するための1つの過程として、今は”点”のままでみていてだけたらと思います。これらの”点”が””としてキャリアを積むことができますように。

活動①

京都の西陣を紹介するWEBマガジン・osanoteでの連載企画。
西陣に位置するゲストハウスが運営するWEBサイトで、2022年1月〜12月の一年間連載企画を持たせていただきました。親友と一緒に私たちが大好きなパン屋さんのパンを西陣の魅力と一緒に読者にお届けするというもの。

一度も記事を書いたことがなく、「やってみたい!」という一言から始まりました。映画サークルに入っていたこともあって、自分の思い描いた世界を形に残して人に伝えることに興味がありつつも、なかなか行動に移すことができていませんでした。しかし、自分を表現することの不安よりも、パンを紹介したいという食欲が勝ったことは、私らしさであり、食欲を褒め称えたいと思っています(笑)


季節感・西陣感・美味しさを伝えたくてはじめた

1ヶ月に1度、どのパンを選び、どこで撮影するか考えることのワクワクが止まりませんでした。記事というよりも、私たちの日記に近いものではありましたが、パン愛と京都愛がどの記事よりも詰まったものになっていると自負してしています。
これをきっかけに、記事を書くことや地域の魅力を発見することに興味を持ちました。

宜ければ、アーカイブが残っていますので、以下のリンクからご覧ください。

活動②

アルバイト経験。その中でも、特にカフェのホールと、現在も所属させていただいている制作会社のディレクター業務が私の今をつくっていると思います。

カフェは、京都市京セラ美術館に併設する「ENFUSE」でホールスタッフとして2年間働いていました。もちろん、ホールの業務で接客など多くのことを学ばせていただきましたが、はじめてイベントを主催させていただいたことでさらに多くのことを学びました。
「ENFUSE」自体が地域に根ざしたカフェを目指す中で、店長がなかなかカフェのファンがいないことを悩んでいました。それは、美術館の展示内容によって売り上げが大きく左右することに現れていました。

そこで、当時私がカメラマンと被写体を繋げる団体に所属していたため、その団体と「ENFUSE」がコラボして何かできないかと提案しました。そして、実現したのが「岡崎フォトピクニック」です。


「岡崎フォトピクニック」のフライヤー

企画はカメラの団体のメンバーと「ENFUSE」の店長で行いましたが、それぞれの意見を調整したり、スケジュールを組むといったディレクター的ポジションでやらせていただきました。
お互いの意見を汲み取った上で、ベストな案を作ることの難しさを実感したイベントでした。しかし、そこの調整に非常にやりがいを感じ、このイベント後にも多くのイベントを実施してきた原動力になっています。

当日は、5名の参加者が集まり、短い時間ではありましたが、その時の繋がりは今も残っています。1人の参加者が、イベント参加後に、「今までカメラを持って出かけることをあまりしなかったけど、このイベントを機にカメラを持って出かけることが増えた」というメッセージをくれました。そして、その参加者がカメラ専用のアカウントを作って、現在はカメラマンとして活動していることをみると、私の糧となって今後も人の行動に影響を与えることができる人になりたいと強く思いました。


2つ目の、制作会社のアルバイトは私にとって大きな転機となりました。
記事作成からWEBサイトのディレクション業務など幅広い業務を任せていただいています。

慣れないことが多く、しんどい時もありましたが、それよりも”充実”という言葉が適した毎日を送っています。
アルバイトの身でありながらも、社員さんや代表と言葉を交わす中で多くの学びや発見がありました。特に、毎日考えていたことは「働くとはどういうことか」ということ。その答えは、「相手の気持ちに寄り添うこと、そしてその上でおせっかいをすること」と私は考えています。相手とは、お客さんやクライアント。そして、寄り添いおせっかいするには、相手の利益になるように自分ができる最大限のことをすることではないかと思っています。

そんなことを体感的に学ばせてもらった会社の人たちも、組織で働く魅力だと思いました。そのような場所に身を置けたことは私の財産です。

以下に、アルバイトで書かせていただいた記事を掲載しておきます。宜ければご覧ください。


活動③

学部の文集の発行。

私が所属する社会学部文集の第2号発行に向けて10名所属する編集委員会を立ち上げ代表を務めました。昨年、有志のみで発行した創刊号の編集に携わった際に、同じ世代の仲間との意見共有にやりがいを感じました。そして、定期的な発行がそのような場の定着に繋がり、学生のリアルな繋がりを強固にできると考え第2号の代表に立候補しました。

特に代表として、編集委員会を組織化することに力を入れました。初めはオンライン会議のみで、積極的に意見を述べる編集委員メンバーがいませんでした。そこで、委員の声を直接聞くことが大事であると考え、昼休憩などに1人ずつ面談を行なった結果、委員の個性や特技を知ることができました。さらに、その面談を生かし、それぞれに適した仕事を任せると委員自ら意見や提案を述べるようになりました。

そのおかげで、文集と言っても、既存の文集の形式にとらわれず写真のみを掲載する寄稿者の思いを形にすることができました。


表紙のデザインも担当させていただいた第2号

活動④

ギャラリーの運営。

京都には伝統的に残り続けるものがたくさんあるにもかかわらず、担い手不足で存続の危機に陥っている企業が多くあります。
その1つが、京都の老舗家具金物屋「河長」。そこでは、ものづくりを行うだけではなく、奥のスペースをギャラリーとして貸し出しを行っています。

そこで、その場所を有効活用するための活動に参加することになりました。それは、「喫茶京烏」です。これは、京都烏丸にある「ギャラリー京烏」を活用し、地域の大学生が主体となって「ものづくりやアートに携わる、多世代・多業種の方々の交流の場」をコンセプトにした週に1度の喫茶営業を行うプロジェクトです。

私は、昨年、2度のイベントを開催させていただきました。
1回目が「map_tip 留め焼き菓子展」。展示のコンセプトは「京都の”かわいい〜”に気づき、GoogleMapピン留めの旅に出てもらう」です。京都の”かわいい〜”に気付いていただけるものとして最適なものを展示しました。それは、京都の焼き菓子店のクッキーです。
来場者には、「自身の作品を展示することはあっても、紹介する形式で展示することは新鮮だった」という言葉をいただきました。

「map_tip 留め焼き菓子展」のフライヤー

2回目は、写真展を実施しました。「河長」が位置する松原通りの魅力を発信することを目的に、インフルエンサー・アヤナグラムさんをモデルに写真撮影を行い展示しました。

松原通りに位置するお店にご協力いただき、展示当日は、そのようなお店の紹介と一緒に写真を展示しました。京都には、自分自身もまだまだ知らないお店や魅力が潜んでいることを発見することができました。

フライヤー


有名人も多く利用するヘッドピース屋での撮影


着物を着て京都らしく撮影

活動④

そして、現在進行形で行っている活動が「京都寄り道推進室」です。

「京都寄り道推進室」は、フリーペーパーや instagram などを活用し、京都市内を中心に「寄り道」をしなければ知ることの出来ないような魅力を発信していく団体です。ターゲットは京都市内に住む若い世代 ( 概ねU25世代 ) で、京都市の人口減少が最も如実に現れている若者世代の市内定住を目的としています。

その活動の1つとして、『1000とKYOと』という1000年先に続く持続可能な社会をつくろうとする企業と若者たちとが新たに出会い、対話・交流し、協働しながら、これからの働きかた・生きかたをともに探索するプロジェクトに参加しています。

具体的には、『1000とKYOと』では、持続可能な社会の実現を目指し、社会的課題をビジネスで解決する企業や、社会的課題を生まない新しい商品・サービス・システムをつくり出す企業を認定しています。そのような認定企業に若者目線からインタビューを行い、京都に住む若者の就職先の選択の1つにしてもらうための記事作成を行っています。

以下に、認定企業の記事がありますので、ご覧ください。
写真・インタビュー・記事作成を担当しています。


おわりに

このような活動通して、さまざまな喜びと失敗を繰り返してきました。
しかし、次の活動に繋げることを意識してやってきたことで、まだまだではありますが、少しずつただ何かをやるだけではなく、物事の本質を捉えた上で実践することができるようになってきたと思います。

そして、そのことが大学生最後の成果物になるであろう卒業論文に現れているのではないかと感じています。

次回以降は、執筆だけではなくメディア制作といった実践を行った卒業論文をnoteにまとめたいと思っています。考えに考え抜いた文章たちが卒業論文。せっかくそんなに考えたのに、学部内の人たち以外見ることができないのはもったいないと思っています。それは、私だけではなく、世の中の卒業論文全てに言えることです。

いつか、みんなの卒業論文を本や冊子にして発行します。

話がずれてしまいましたが、次回以降がnoteをはじめた理由なのでぜひご覧ください。


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