「クロニック デイズ」 あとがき&反省
小説は、書き終えて私の手を離れたら、もう読者さまのもので、どんな感想を持っていただいても、それは読者さま次第。と思っているので、普段、小説のあとがきなんて書かないのですが、今回は反省点もあったりして、ちょっと書いてみます。
シリーズものというのは難しいですね。
シリーズものは、そのお話単体で読んでも意味もわかるしおもしろくて、ほかのお話を読めばさらにおもしろい。というのが理想だと思っています。
先日投稿を終えた「クロニック デイズ」は、「山矢探偵事務所」というシリーズもののひとつで、異形のものを倒したり不思議な現象を解決したりする探偵事務所のお話です。
シリーズものなのですが、やはりもともと「山矢探偵事務所」シリーズをお読みでなかった方には、突然の怪物退治にポカンだし、ちょっと置いてけぼりにされる感覚になりますよね(_ _;)
今まで読んでいただいてない方には「え!何この展開!そんな話なんだ!」と驚いていただき、シリーズを読んでいただいてる方には「恋愛ものに見せておいて、それで終わるはずがない。ほらね!」と思っていただけるように書いたつもりでしたが……うーん。難しい。
普通に読んでいたら、あのまま青春恋愛小説が続くと思いますよね。恋愛のところは恋愛のところで、しっかり書きたかったんです。そうしないと、木度くんが最後にする選択と覚悟が描けなくなってしまうので。
でも、戦闘シーンは戦闘シーンで、しっかり向き合って、今自分が書ける精一杯を書きたかったんです。それと、戦闘シーンを書いておくことで、シリーズ1話目「BEAUTIFUL DREAMERS」の屋上で何があったのか、伏線回収しておきたかったんですよ。これは書き手のエゴですな(_ _;)
なぜエミが寿司屋の階段を駆け上がっていたのか、これも「クロニック デイズ」だけをお読みいただいた方には謎のままですよね(_ _;)難しいです。
作品を投稿するとき「山矢まってました!」とか「山矢キター!」とか言ってくださる方々がいらっしゃる一方で、スキがほかの作品より伸びないのは、やはりシリーズならではの難しさもあるのでしょうか。ただ単に好みに合う方が少ない、というのもあるかもですが。好き嫌いの別れる作品ということですかね(_ _;)
日々勉強です。
お読みいただいた方にネタばらししますが、木度くんの名前は最初の作品に出てきます。
2人はうまくいったようですね。
ちなみに、荒草の初登場話はこちら↓
エミと山矢の出会い編はこちら↓
「クロニック デイズ」のエミと比べていただけると、エミの成長も見られるかと思います。
あ!この2つを並べて紹介するのも、またややこしいんだった。エミの年齢が……。
上のは現在で、エミは大人です。
下のは過去で、エミは高校2年生です。「クロニック デイズ」の1年前くらいですね。
興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、マガジンにまとめてありますので、お時間あるときに覗いていただけると幸いです。
山矢探偵事務所シリーズは、あと2話は書きたいものが決まっているのですが……そのあたりで書き納めですかね(_ _;)シリーズものの難しさよ……トホホ
シリーズ最終回まで、山矢探偵事務所を今後ともよろしくお願いします*ᴗ ᴗ)⁾⁾
りんこ