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エッセイって何ですか?

エッセイがわかりません。
エッセイって、何ですか?

調べてみると

自由な形式で、気軽に自分の意見などを述べた散文。随筆。

Oxford languageの定義より

何で調べても、だいたい、同じようなことが書いてあります。
自由で気軽……書きやすそうですよね。

noteにもエッセイがあふれています。
わからないと言いつつ、私もnote内のエッセイのコンテストで評価していただいたこともありました。#挑戦している君へ というコンテストではグランプリをいただいたし、#未来のためにできること では入賞して文藝春秋に掲載していただきました。そのときは、エッセイってなんだろう? なんて難しく考えていませんでした。

デビュー作を刊行したとき、デビュー時の心境などをエッセイでWEBに載せましょう、と編集者さんに言われて、デビュー時の心境……と考えながらなんとか書きました。
すると編集者さんから
「これだとエッセイじゃなくて日記になってしまっている」
と言われました……。

エッセイと日記は、どう違うんですか???
もしかして、今まで書いていたエッセイも、日記???

その編集者さんは「時系列で、何があってこう感じた。これがあってこう感じだ。と書くと日記になってしまう。エッセイは、読み物として成り立っていなければいけない」とおっしゃいました。
読み物として成り立つ……???

その後、試行錯誤しながら書いたエッセイは、OKをいただき、WEBに掲載されています。でも、自分では、これでいいのか? これじゃ日記か? エッセイって何? と、よくわからないまま書いて、わからないままOKをいただいた、というのが現実でした。

その後、別の出版社さんから、短いエッセイのご依頼を受けました。
私は率直に「エッセイと日記の違いがわからないんですけど」とお伝えすると、その方は「日記は自分のために書くもの、エッセイは人のために書くもの」とおっしゃいました。

人のために書く……
前にほかの編集者さんがおっしゃった「読み物として成り立っているか」と、なんとなく近いような気がしますね……。

でも、エッセイって自分が感じたことを書くんですよね。どうやったら「自分のこと」を「人のための文章」で書けるのか、やっぱりわかりません。

その出版社さんに提出したエッセイは、細かい修正はあったものの、一発でOKをいただきました。

でも、結局まだわかっていません。
エッセイって、なんだろう?

ちまたにあふれているエッセイは、ぜんぶ本当にエッセイなのでしょうか……。
本当に、本当???
なんと、奥深く難しいジャンルであることよ……

このたび、デビュー作の続編を刊行するにあたり、二巻に関するエッセイを書くことになりました。エッセイとは何かわからないまま、です。
それでも、頭をひねりながら書いて提出してみると、なんと「秋谷さん、エッセイおじょうずになりましたね!」とお褒めいただきました。

ごめんなさい。編集者さん。
大変うれしいですが、まだエッセイが何なのか、わかりません笑。

もしかしたら、こうして試行錯誤しているあいだにじょうずになったのでしょうか。書いたものが、たまたま良かっただけ、という可能性のほうが高い気もします。

いったいエッセイが何なのか、感覚的なものも技術的なものも、何もわからないまま書いています💦

いつになったら、私はエッセイがわかるのでしょう。
このnoteを書いている今もまだわかりません。

最近Xで「小説書きさんたちが小説創作論を語り合うみたいに、エッセイストさんたちもエッセイ創作論を語るのかしら」みたいな投稿を拝見しました。
ぜひ! ぜひ語っていただきたい……書いていただきたい! できれば、こんな私にもわかるように。エッセイとは何かを明確に、わかりやすく!! 自分のための文章と人のための文章の違いを具体的に……よろしくお願いします🙏(ちなみに、エッセイとコラムの違いも知りたいです……)

ちなみに、かなり前にも私はエッセイのことで悩んでいましたw 成長しておりませんな……

今後も、引き続きエッセイのご依頼はお受けいたしますが、それがちゃんとエッセイになっているかは、毎回編集者さんに確認してもらうことになりそうです💦
いつか「はい! 私はエッセイが書けます!」と自信をもって言えるようになりたいです……ぐすん。(情けない涙)



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