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編集者さんという仕事2

編集者さんとは、謎多き存在だけれど、まぎれもなく作品をよりよくするための最大の味方であることは前の日記に書いた。

まだ書きたいことがある。

編集者さんは、文章がうまい。
今さら何を!当たり前だろう!と思うけれど、実際に文章を直してもらうと身にしみて実感する。とにかく読みやすくてきれいな文章に整える能力が高い。

編集者さんとするブレストもおもしろい。
編集者さんとアイデア出しをするのが本当に楽しい。私が登場人物について「こんな人を出そうと思っている」「次はこの人がこうなると良い」と自分の思いをお伝えすると、「それめっちゃおもしろいですね!」と褒めてくださったあとに「その人、こういう設定もいいかもですね」「こういうタイプの人がいてもいいかも」など、ふたりで話していると話がどんどん膨らんで「これは書ける!」と思わせてもらえる。

私のやる気を引き出すのがうまいのだと思う。ありがたいことですね!

文章がうまくてアイデアも豊富で本が好き。一番不思議なのは、そういう人は書くほうになりたくならないのだろうか? ということ。

私は以前、担当編集者さんに聞いたことがある。
「自分で書きたくなりませんか?」
すると、「え!ぜんぜん、思ったこともありませんでした」とのこと。

やっぱり編集者さんは不思議な存在だ。

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秋谷りんこ(あきや りんこ)
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