私の愛用「トートタロット」はどんなデッキ??ご紹介♪
今回は、私が普段の鑑定でも自分用に引くときでも愛用している「トートタロット」について、ご紹介させていただきます。
まず、トートタロットはこんなカード!
タロットデッキの中では大きめのカードですが、ミニサイズも発売されています。
絵柄はダイナミックかつ繊細で美しいのです。ほうぅ…(うっとりしたため息)。
私が始めてトートタロットに出会ったのは、以前のブログで書いたタロットの師匠にこのトートタロットを使った鑑定をしてもらったときで、「自分もこれを使ってみたい!」と勢いよく購入しました。
ちょうど師匠のライダータロットでのタロットのレッスンを終了した後だったので、その応用という感じで、トートも習得していきました。
習得と言っても、カードの構成自体は通常のタロットデッキと同様なので、難しく考えなくて大丈夫!
「トートは怖いイメージ」とおっしゃる方もいます。
そのあたりは、人それぞれカードとの相性や好みが表れるところですので、自分はどう感じるかを大切にしてくださいね。
私は「わかりやすく的確なメッセージをくれる頼りになるカード」という印象です。
カードの構成としては、
78枚のカード
・大アルカナ(トートでは「アトュ」といいます)22枚+小アルカナ56枚
・小アルカナは、ワンド・ソード・カップ・ディスク(ペンタクルに対応)の4元素
違うところ…というか、トートタロットならではの特徴は
占星術の惑星とサインのマークがカードに描かれている!
つまり、占星術の概念をリーディングに活かすことができるのです。
占星術をやっている人だったら、これは魅力的ですよね。
例えば…
こんなふうにマークが入っています。
向かって右側、「カップ3」のカードだったら、通常のカップ3のカードの意味である
「楽しい交友関係」と読むのと合わせて、「蟹座の水星」の意味を考慮すればより深いリーディングができるわけですね!
例えば、人間関係でこのカップ3が出たとしたら、
楽しい関係が生まれる。それは「蟹座」的な親しい仲間との間での、「水星」なのでおしゃべりとか意思疎通ができる。そんな感じ。
ちなみに、左側は「ソード6」のカードで、これはトートでは「サイエンス」「科学的で分析的な思考」という意味を持ちます。
同じ「水星」のマークでも、こちらは「水瓶座」ですね。
同じコミュニケーションや意思疎通というテーマでも、「蟹座」の親密さ、仲間意識というのとは違って、こちらはもっとクールな一定の心的距離を置いた感じです。
アテュ(大アルカナ)には、ヘブライ文字と、サイン・惑星・元素のいずれかが対応して書かれています。
あと、コートカード(人物カード)もちょっと独特で、
キング→「騎士(ナイト)」で火の元素が対応
クイーン→「女王(クイーン)」で水の元素が対応
ナイト→「王子(プリンス)」で風の元素が対応
ペイジ→「王女(プリンセス)」で土の元素が対応
となっています。
なので、トートの場合、
カップの騎士のカードだと「水の火」
ソードの騎士のカードだと「風の火」
という風に、エレメントの組み合わせでリーディングをすることができるわけです!
面白いでしょうでしょう!!!
もう一つ、トートタロットの使い方の特徴としては、
基本、逆位置は取らずに正位置だけで読む。
ということがあります。
これは、人によっては逆位置を取って読む方もおられるので、使い込む中でご自身のしっくりくる方を選べば良いと思います。
私は、逆位置を取らないやり方で定着しました。
アテュ(大アルカナ)は1枚のカードにポジティブな意味もネガティブな意味もどちらも含まれるので、正位置だけで読む場合は、質問や全体の意味を踏まえて読み解くこと大事。
でも、小アルカナはネガティブな意味を持つカードがはっきりしているので、私は正位置だけでカードを展開する方が、結果リーディングがしやすいです。
トートタロットを使ってみたくなった方、ちゃんと本も出ていますよ!
とにかくトートタロットを使ってリーディングしてみたい!という目的なら、私がオススメするのはこちら。
実践トート・タロット
著:藤森 緑
中は白黒なのですが、リーディングの際に必要なポイントを簡潔に要点を抑えてまとめてくださっているので、さっと意味を確認できて使いやすい♪
まずはこれ1冊でいいのではないかなと思います。
もっとトートタロットにまつわるあれこれや、カードの象徴や意味を深く知って考察をしたいという方は、これ、辞典のようなボリュームですが、読み応え十分で面白かったです。
魔術師のトート・タロット
著:レオン・リサラ
私がトートタロットを使ってよく展開するオススメスプレッドについても、次回ご紹介しますね♪
読んでくださってありがとうございました!