サイコパス黒島ちゃん推せます(あな番)
終わってしまった…
ついに半年間、仕事を頑張る糧の1つだったといっても過言ではなかった1つのドラマが終わってしまった。
どうやらラストに賛否両論あるみたいだけど
わたしは納得のラストだったと思う。
1番最後のおばあちゃんからの車椅子シーンは
見る者の想像を掻き立てる終わり方だったと思う。
それはこの記事の最後に書こうと思う。
ところで、実行犯は黒島だったわけだけど…
この半年の間で何度か黒幕説が出たり消えたりしてきた黒島ちゃん。
ついにAIも黒島ちゃんが犯人だと言い始め視聴者の目線では
ここまで言われたら逆に違うんじゃないか、
と言い出す人が続出。
結果としては実行犯は黒島で、本当の黒幕は亡き夫への復讐が目的で黒島も利用していた赤池幸子だった、ってところだけども。
私個人としては、サイコパスな黒島ちゃんをすごく見たかった。
ずっと望んできたし、SNSで黒島ちゃんが黒幕だって騒がれたときは「これを見てる制作陣が脚本変えてきたら嫌だな」とか思っていた。
途中から黒島ちゃんがサイコパスな発言をしだす姿が想像できていたぐらいだった。
演技力がどーのとか言われてるコメントも見たけど
わたしはサイコパスにハマり役だなーと思った。
あの淡々とした感じ。
私はあの演技が好きで何回もHuluで見たぐらい。
かわいいからこそ黒いのが映える。
可愛さが勝ってしまうのは…かわいいからしかたない。
それにしても、このドラマには序盤からことごとくみんないい意味で裏切られてきたと思う。
いつも最後の最後にまさかの展開で視聴者を驚かせる。
この最終回もまさにそうである。
インパクトにかけた、とゆう声も多いみたいだけども…
次の4つのポイントを見ていきたい。
①実行犯は黒島だった
②どーやん黒島の自殺の手助け
③黒島は赤池幸子の孫
④西村は床島のことが普通に好きだった
まず①だが、全てにアリバイがあり書いた紙引いた紙も嘘をついていた黒島はその時点で怪しまれ始めてはいたが、さらにAIによりほぼ確定。
でも、最終回の前でここまで黒島と言われれば最後は実は違うんじゃない?と思うのが一般的。
それがまず裏切られた。やっぱり黒島だった。
そして内山を利用して殺したのではと思いきやまさかの全て自らの手で殺害。アリバイがあったはずの防犯カメラ映像は細工がされていた。
黒島ちゃんがあんなに力があったとは…
桜木並みのアサシンだな。
さらに線路に落ちたのは自分が犯人である疑いから目を背けさせるためかと思いきや、死にたかったから…。
放送後にHuluで配信が始まった「過去の扉」で
黒島が元々精神疾患を患っているサイコパスであることが描かれていた。
普通の女の子になりたいけど止められない…
誰かへの恨みなどからの殺人かと思いきや
全くそうではなく「殺し」が好きなただのサイコパスだった…
この展開にネットでは
「何このオチ」「理由はこれだけ?」
のような言葉が飛び交っていたが、そもそもそう思わせている時点で
私たちの想像とは全く違う方向だったことがわかる。
まんまと騙されているわけだ。
②のどーやんだが、19話のラストで翔太を裏切ったかのような行動をみせた。これにネットは「え、どーやんが黒幕?」とパニックになったり、「黒幕のふりをして犯人に自白させる演技」という考えもでてきた。
しかし実際は、黒島を愛するがゆえに黒島のお願いを聞いているだけだった。これまた大多数の予想は外れたのではないだろうか。あんな二階堂は見たこと無かったし、正直つらかった。
機械みたいだったどーやんが「愛」によってあそこまで変わってしまうとは。やはり「愛」もこのドラマのテーマであったのだろう。
③黒島は赤池幸子の孫だった。
これはさすがに考えなかった。これも裏切られた。
「よく似合ってるよ」このセリフも
ななちゃんか?おのちゃんか?などと考察されていただけにびっくりだ。
そして黒島がヤバいやつってことを数人が知っていた事実も驚きだった。(尾野ちゃんが知っていたのはびっくり。それを知っててモンダミンぶっかけたりしてたのかと思うとサイコパス以上にサイコパスでしかない)
④西村はあんなに怪しく描かれていたが、なんと床島のことを普通に好きで、目の前で死なれて辛い思いをしていた事実も明らかになった。
これまた我々の想像を超えてきた。
西村が殺したのではという説が濃厚になっていただけに…
西村ごめん。
この4つが最終話で大きく裏切られたところだなと思う。
さてラストだが、赤池幸子が手足をしばられ建物の屋上に座らされていた。ここでまた世間はパニックで、誰がしたのか?続くのか?と大騒ぎになったわけだが、私が思うに続きが描かれることはなくて、視聴者が各々想像するようにつくられているのではないだろうか。
これもいろいろ言われてるけど、個人的にはこう思う。
しばられていたテープは翔太たちがしばられていたものと同じだったことから、犯人は二階堂。
人殺しのサイコパスだとしても愛していた黒島が言っていた「私と同じ種類の人間になって」のセリフに応えるかのように、黒島への最後の愛してるのサインだったのではないだろうか。
それを知った江藤は、車椅子で翔太と二階堂を脅し、
視聴者に向けて「あなたの番です」
このマンションの名前(キウンクエ)のように
「誰でも」番(つがい)や身近な人がサイコパスの可能性もある
「誰でも」愛で人格が変わってしまうこともある
「誰でも」犯人になりえるし、被害者にもなりえる
次はあなたの番かもよ?
というゾッとさせる終わり方だった、が私の見解だ。
まあラストは勝手な想像だし、いくら考えてもひっく返されるだろうけど、それもまた楽しい。
賛否両論あったが、それだけの人が楽しみにしていたということはすごいことだ。注目されていなければこうもならないし。
こんなに世間がを巻き込んでにぎわったドラマもそうないし、個人的にも来週がこんなにも楽しみなドラマは本当に久しぶりだった。
多くの人がドラマの時間以外にも、あな番のことを考え、あな番のために時間を費やしたことだろう。
SNSで盛り上がりすぎて伏線がさらに多くなったために
制作陣は大変だったんだろーな、と本当に思う。
俳優のみなさん、制作陣のみなさん、企画原案の秋元康さん、
本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
まだ過去の扉の後半が残っているのでまだ楽しみだ。
それを見終えたら
実行犯がわかった新たな視点でもう一度最初から見たりしてもおもしろそうだ。
まだもうしばらくあな番熱は冷めそうにない。
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