いつから知ってますか?の原点
たまに「SEVENTEENのことっていつからご存じですか?」という会話になることがある。
私の最初の記憶は、タイバニの同時放送の時に知ったUstreamという動画配信サービスで見たメロナ地下室で子供たちが体育座りしている映像で、5分程度見た後面白みがあるわけではなかったので、画面を消したことを覚えている。
せっかくなので備忘録として、遡りまくって私とSEVENTEENが交わる原点を見つけてみようと思う。
・moves like jagger
話は2011年12月のSuperJuniorのSuperShow4にさかのぼる。
初めて京セラドームで見たSS4でリョウクが披露していたソロ曲が、
Maroon5のmoves like jaggerだった。
女性ダンサーと絡むその曲は、セクシーで強烈なインパクトがあった。
リョウクと対になるバリバリに踊るダンサーさんこそ、PLEDIS パフォーマンスディレクティングチーム チーム長、ユンヘリムさんである。
私の所感だと長くスジュのダンサーとして帯同してくださっており、ダンサーチームのなかでもリーダー的な役割を担っていたように思う。
その方がとあるタイミングから、ふっといなくなってしまったのだ。
・上海ロマンス
2011年10月13日にリリースされた、オレンジキャラメルの上海ロマンスという曲がある。
どうもこれの作詞にヒチョルが関わっているようだと風の噂で耳にし、MVを見てみることにした。
途中でとんでもなく顔の良い男の子が登場する。
これが2012年3月にデビューを控えるNU'ESTのファンミニョンであることは未だ知らない。
この作詞の経緯については下記の記事に記載がある。
ソンス氏とお酒飲むってどういうこと?と思いながらも、彼も元々はSMだし独立したあとも繋がりがあるとはいえ、そんな感じで作詞を頼むんだ~とも思ったりする。
・FACE
ところでヒチョルは2011年の9月に入隊をしたのだが、そのころの純粋無垢な私はあまりのショックで何故か会社を辞めた。
転職活動をしながら次の推しグループを模索していたのだが、その模索の最中にデビューしたのが、2012年3月デビューのNU'ESTである。
宣材写真を見ていく中に上海ロマンスのあの子がいた。
すーごい女顔の男がいるなぁと思いながらも、途中に出てくる異様に顔の整ったモブ(クプス)を見て「これが次のデビュー組か」と察する。
ちなみにここに出てきているのは、エスクプス、ウジ、ホシ、ミンギュ、ウォヌ。
結局わたしがハマったのは2012年4月デビューのEXOだったのだが、過去のツイッターアカウントを遡ると2012年4月29日にプレディスから17人組のローンチがありそうだという情報を把握しており、スジュ(13人)EXO(12人)のメンバーを覚えられたら17人も行けるだろ!…いや無理だろ!のやりとりが残されている。
・HELLOVENUS
2012~2013年の間は、とにかく色んなグループを見る日々が続いた。
その中でもヨグルにハマっていた時期があり、少女時代を筆頭にf(x)なども好きだった。そのなかで2012年5月にデビューしたのがHELLOVENUSだ。
ポップで可愛いコンセプトが好きな私は、楽曲の可愛さと、何よりメンバーのライムちゃんにひとめぼれをした。ミントグリーンのショートカットというスタイルと可愛い笑顔に一発で落ちた。
そしてこのMVに出ていたのが、ホシ、ウジ、ウォヌ、ミンギュである。
この子らも17人組の子らなんだろうなぁと思いながらも、私はヘロビにメロメロの日々を送る。
오늘 뭐해?(2012年12月)も차 마실래?(2013年5月)も可愛くて可愛くて、この2つのMVは今でも見返すくらい大好き。
そして2013年の冬、ヘロビちゃんは年末の歌謡祭に出演するが、そこにバックダンサーとしてSEVENTEENとしてデビュー予定の練習生が参加した。
感想としては「へぇ~」だった、あのUstream以来練習室の動画は見ておらず、何よりヘロビちゃんが可愛くて可愛くて「バックダンサー」だった彼らに全く興味がなかった。
・(小話)青田買いオタク
2014~2015年はK-POPのみならず色んな現場に行った、はずなのだが記憶があまりない。
保存されている写真はEXOのシウミンが大半を占めていた。
一番記憶に残っているのは、one directionのコンサートに行ったこと。
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーがオープニングアクトを務めたさいたまスーパーアリーナ公演に参加することが出来て最高の気分だった。
その20日後、推しのゼインの脱退が発表された。なんで。
・再会
ある日友人から、「プレディスの大人数グルの件って覚えているか?」と言われ、ヘロビのことがあったのでもちろんと答えた。
そこで衝撃的な言葉を聞く。
「今その子らがリアリティ番組をやっているのだが、そのメンターにリョウクちゃんとマルーンをやったダンサーオンニがいる」と。
探してみると確かにそうだった。
いつの間にか、ダンサーのヘリムさんはプレディスのヘリム先生になっていた。
だが、その時に特に熱をあげることもなく、2015年5月26日にSEVENTEENは13人でデビューショーケースを行っていた。
・難関「名前を覚える」
人数が多いグループはまず名前を覚えるまでのハードルが高い。
もうここからは記憶がないので、記録になるが、
2016年1月18日の友人とのアルバムの中に、こんな画像がある。
めちゃくちゃ必死に名前を憶えようとしているww
やはり初期はウォヌのハードルが高いのか、だいたい全てのウォヌに「?」がついている。
そして恐らくここが私の「SEVENTEENのことっていつからご存じですか?」の起点だと思う。
そして2016年5月7日に、예쁘다の「大勢グループにおけるパフォーマンスのカメラワークについて」を淡々と語っている記録が残っている。
そこでピックアップした2つをご紹介。
結論としては、グイングイン動いたり謎の引き寄りをするくらいなら、定点で撮っておきゃ真ん中に見せ場が来るように、ホシくんが作ってるんだから余計な事すんな、だった。何がびっくりしたって、この時点で既に「ダンスの構成等はホシくんが作っている」という認識があること。ちゃんと知識として入れていたんだな…。
実はこのとき私はKING OF PRISM by PrettyRhythmとアイドルマスターSideMにドハマりしており、生身の人間にあまり関心がなかった。
そんなときに友人から「渡辺みのり(SideMでの推し)ってジョンハンに似てない?」といわれ、「あー、たしかにジョンハンだわ…」と言っている記録が2016年7月12日に残っている。
・運命の8月8日
2016年8月8日、私は中野サンプラザにいた。
「LIKE SEVENTEEN Shining Diamond in Japan CONCERT」に参加するためだ。
友人から当たったが行くか?と聞かれ、行く行くー!と参加を決めた。
そのころのK-POPは商業施設でのフリーライブや、CDを1枚買えばハイタッチに参加できるなどハードルが低く、同じような感覚で参加を決めた。
友人がくれたチケットは2階の右端、後ろから2列目という本当に最後の最後の席だった。
これは軽い感覚で来てはいけなかったのではないか…。そんなことも思いつつ、コンサートが始まる。
正直断片的にしか覚えていないが、デビュー1年目のシャカリキさ、あの狭いサンプラザのステージを右へ左へ手を振り、2階端っこでもダンスのフォーメーションの美しさで魅せる。素晴らしかった。
VCRの中でジョンハンが花に顔を寄せるシーンでなんて美しい顔なんだと思ったことは覚えている。
公演が終わったあと、友人が喫煙所に向かったのでタバコの吸い終わりを待っていた。
戻ってきた友人が「関係者みたいな人が「いけるな」「はい、いけますね」って話していたよ」と言っていた。
・舞台職人たちの8年
その後、その関係者みたいな人のいう通り、SEVENTEENはかなり「いけた」。
2017 SEVENTEEN JAPAN CONCERT <Say the name #SEVENTEEN >
2017年2月21日 横浜アリーナ
2017 SEVENTEEN 1ST WORLD TOUR <DIAMOND EDGE>
2017年7月26日 さいたまスーパーアリーナ
2018 SEVENTEEN JAPAN ARENA TOUR 'SVT'
2018年2月21日 横浜アリーナ
2019 SEVENTEEN 2ND WORLD TOUR <ODE TO YOU>
2019年11月9日 幕張メッセ
SEVENTEEN 2022 JAPAN FANMEETING 'HANABI'
2022年5月8日 さいたまスーパーアリーナ
2022 SEVENTEEN WORLD TOUR [BE THE SUN]
2022年11月19日、20日 京セラドーム
2022年11月26日 東京ドーム
2022年12月3日、4日 バンテリンドーム
SEVENTEEN 2023 JAPAN FANMEETING 'LOVE'
2023年5月17日、18日 京セラドーム
2023年5月28日 東京ドーム
SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ TO SEOUL
2023年7月22日 コチョクスカイドーム
SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' TO JAPAN
2023年9月6日、7日 東京ドーム
2023年12月2日、3日 バンテリンドーム
2023年12月9日、10日 京セラドーム
2023年12月16日、17日 PayPayドーム
私が参加できたのは上記のみだが、舞台職人SEVENTEENは常にステージに上がり続けてきた。
もちろん途中にコロナがあって、オンライン公演の時のメントではホシくんが本当に辛そうな顔をしながら「オンラインはこれが最後」と言っていたのが脳裏に焼き付いている。
規模が大きくなり、チケットも取りづらくなってきたが、オフライン公演であんなこともこんなこともあったねと思い返せる脳の母数が増えることは嬉しいことだ。
・どんな未来
日本ではいつの間にか年号が変わり、今は令和5年の12月。
SuperJuniorは2023年最も多忙なアイドルとして各自の得意分野で活動を広げ続けており、EXOは2013年リリースの첫 눈がMelonチャート1位を取った。ヘロビのライムちゃんは去年ご結婚し、今年可愛い可愛いお子さんをご出産なさった。
そしてSEVENTEENはMAMAの大賞を取り、日本中のセブンイレブンに写真が貼られ、年末は紅白歌合戦に出場する。
2011年の私にこれを伝えたらこんな未来があるなんて、想像もできないだろう。
未来を信じて時代を駆け抜ける人は美しい。
その背中を少しでも押せるよう、既に輝いているきらめきに更に光を足せるように「빛!내! 줄!게!」
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