Kenshi記録 - #2 死を覚悟した経験値ゼロメイド編
経験値ゼロ初期ステータスメイドさんの冒険、まさか続きがあるのか……?
前のやつ。
掃除バイトでお金をコツコツ貯め、そのお金で傭兵の力を借りて賞金首のお掃除を始めたメイドさん。
今回のターゲットはクラル戦士団です。
彼らは過激派のシェク戦士たちであり、あまりに血の気が多いためシェク女王エサタの命令ですら聞かないこともある荒くれ者とのこと。
こんな方たちがいてはシェク王国領内をのんきに散歩も出来ません。
まあ、ステータス初期値固定なので今後一生のんきに散歩なんて出来ないんだけど。犬1匹と出会ったら死ぬんだけど。
というわけでクラル戦士団のアジトであるニュークラリアへ到着。
彼らはシェクだけあって比較的強めなので少しずつ釣りだして戦いたい所存。野盗から奪ったクロスボウである「つまようじ」を取り出して撃つフリをしてみます。
すると顔を真っ赤にして走ってくる門番たち一同。アジト内の敵はほとんど反応していません。よしよし計画通り。
なのに門番だけで全滅させられそう。
流石は武闘派シェク集団。その辺で2000キャットで雇った傭兵2グループ程度では厳しい様子。
とりあえず戦闘には直接参加できないものの、メイドらしく(?)剣同士のぶつかる音が鳴り響く中で応急手当をして回るメイドさん。
なお治療スキル1なので手際はクッソ下手くそでクッソ遅い。「はわわご主人様大丈夫ですか~~!」って言いながら包帯グルグル巻きでミイラみたいにしそう。
とかなんとかギリギリまで治療をしていたら逃げ遅れてターゲットされるメイドさん。
やめてください!私はただ貴方たちの頭を狙ってクロスボウを構えただけじゃないですか!撃ってないんですよ!クロスボウスキルが低くてモタモタ準備してるせいで撃つ前に接敵されたので!私が何したって言うんですか!
あっ。
この世の華の
メイド生活
好きで選んだ
茨の路は
思い通らぬ
冥途道
……
……
……
傭兵は全滅。メイドさんは一撃で気絶し、クラル戦士が見つめる中で大地に突っ伏しています。
なんとか意識は取り戻したものの死んだふり状態。生きていることがバレれば即座に攻撃を受けるでしょう。
そもそも足を傷つけられて立ち上がる事も出来ず、ロボットの体を直す専用の治療道具もない。
これは万事休すか……
しかしそこに第三者が登場。ウェスタンハイブの一団である。
ウェスタンハイブとは商売のために各地を放浪するハイブ族の集団であり、クラル戦士団は彼らを敵対視しているのか、何故か戦う傾向にある。
しかも彼らは商品としてロボットを治療するための道具を持っている可能性が高い。
この状況を一変させる材料をすべて兼ね備えた最高の救世主だ……!
ウオオー!ハイブがんばえー!ところでクラル戦士団と戦ってるところ申し訳ないんですが修理道具を売ってくれませんか?と這いずって話しかけに行くメイド。
しかし足が遅すぎて追いつけず、話しかけられないメイド。
のろのろ近づこうとする間にもウェスタンハイブたちはクラル戦士団との戦いをそのアジト内まで進行させ、そのまま滅ぼさんとする勢いです。
実はこれはKenshiあるあるでクラル戦士団はウェスタンハイブにケンカを売って勝手に敗北して滅びがちなところがあります。戦士団のくせにその辺の商人グループに負ける。そのイメージのせいで舐めてたところある。
戦闘で右往左往するハイブのボスに翻弄されつつもなんとか話しかけ、修理キットを購入完了!
そしてウェスタンハイブが連れていたガル(物資運搬用の動物)の死体からバックパックをくすね、その辺の気絶した戦士から高価な装備をお掃除。
傭兵と修理キット台を考えてもむしろ収支を大幅プラスに持っていくことに成功!
あまつさえクラル戦士団の首領であり30000キャットの賞金首フライング・ブルも知らん間に気絶していたのでゲット!
まさかの大逆転である。メイドさんは何もしてないのに。
この流れには雇っていたハイブ傭兵さんも疲労困憊。
正直プレイしていた僕もメイドさんがズンバラリンされた時は「終わったか……」と思っていた。
ウェスタンハイブの巡回部隊が来るんじゃないかとしばらく粘って良かった。
傭兵たちも戦闘中に治療していたおかげで死には至らず。
気絶から復帰した傭兵部隊と共に街へ凱旋して賞金首の受け渡し。これで30000キャットをゲット。
しかも羅生門ムーブのおかげでたくさんの戦利品が……
戦利品が……
あれ?
戦利品を積んだバッグが手元にない?
ということは……?
数万キャット分くらいの装備を詰めたバッグをクラル戦士団のアジトに忘れて来た~~~~!!
なんでプレイヤーまでドジメイドみたいになってんだよ!
急いでアイテム整理を終え、慌ててクラル戦士団のアジトへとんぼがえりするメイド。
だがそこはもうシェク王国の管理下になっており、散らばっていた装備や死体もきれいさっぱり掃除されてしまっていた。往復で1日も掛かってないのに、あまりに仕事が早すぎる。
当然、装備をギッチギチに詰め込んだバックパックもなくなっている。
なんでお前らが掃除するんだよ!それはメイドの私の仕事なんですけどォ~~~~ッ!!
まあ、ほぼ終わってた状況から復活できた上に懸賞金をもらえたので悪くないとしましょう。むしろ良い。
しかし今回の一件で、経験値ゼロプレイにおいてプレイヤーキャラ1人というのはあまりに事故りやすいと実感。
一人が動けなくなれば一切リカバーが効かない。自己治療だけでは意識がなくなれば終わりです。
この辺は通常プレイからしてそうなので知っていたけど、何せ防御力にまつわる全てのステータスも初期値なので、普段のプレイよりもより感じやすい気がしますね。何を喰らっても致命傷になりかねない。
というわけで角を切られたシェク族のルカさんを勧誘。
シェク族は角が折れると「ざぁこざぁこ❤ 敗北者❤ 角なし❤」と同胞から煽られまくり立場も悪くなるのですが、そんな彼女を立派な戦士として育ててシェクを見返してみせましょう。
あ、経験値ゼロだから育たたないんだった。すまん、ありゃ嘘だった。
かくして新たな仲間と傭兵を加え、また冒険に出るメイド。
もはや自らの手を下さない賞金稼ぎと化している気がするがメイドの明日はどっちだ。
もうそろそろキツイっす。経験値ほしくなってきたっす。鎧も着たいっす。でも鎧を着る筋力もないし育たないっす。きちー。
※追記
きちーと言いつつ続きできました。
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