色違いの世界、あるいは朝の明るさのもたらす幸福
お久々に書きますnote。
BOY MEETS ARTが12月に始動し、たいがや他の人たちの協力あってできた最初のイベントLampBoxを成功させ、4月は色々と壁にぶつかりつつ、素敵なメンバーたちと一番ワクワクする未来を模索する日々です。
最近、たくさんの表現者に出会いました。
自分だけが見ている世界を、写真や絵やファッション、それぞれのやり方で表現するアーティストたちに。
「君はそんな世界の見方をするんだね」
そう感じる瞬間が、僕は果てしなく好きです。
突然ですが、僕は幼い頃から患っているハンデがあります。
「色弱」あるいは「色盲」と呼ばれる、色の識別が困難な先天的な病です。
しかも自分は、どうやら色弱の人たちに多い赤系や緑系の色覚異常に加え、珍しいとされる青系の色覚異常も患っているそうです。
本当に最近まで、一部の親しい人をのぞいてこのことはほどんど誰にも言ってきませんでした。なんとなくその場の雰囲気に合わせて乗り越えてきましたが、みんなが色の話をする時はいつもビクビクしています。
でも最近は、そんなことさえも「違い」として自分の中で受け入れられるようになってきました。ある人がトイレを泉とみたように、あるいは写真を絵画とみたように、世界の色を自分だけの見方で見たって良いじゃないか、って。
そして幸い、自分の周りにはそんなことを一つの「違い」として認めてくれそうな人が多くいるように感じます。
そんな人たちが自分の周りにいることは何よりの誇りで、それは特別な人と明るくなるまで他愛のない話をしたあの夜のような、どこから来たかわからない安心感と幸福感を感じさせてくれるのです。
自分も誰かにとってそんな存在でいたいと思う、金曜の夜でした。
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