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私なりの【LINEスタンプの作り方】

そろそろ手書きスタンプも作りたいな、と考えてたんですが、そういえばどうやってみなさんLINEスタンプ作ってるんだろう?(何かいいやり方があれば取り入れたい)とふと疑問に思い検索してみたけど…、あんまり具体的にノウハウ的な部分まで書いてくれている記事がなかったので、じゃぁまずは私が書いてみよう!と思ったので書いてみます。

まあ、やり方なんて人それぞれで向き不向きもあるものなので「へぇ〜」くらいに思っていただければと思います。

※全体的なリリースまでの流れは👆こちらの記事に書きましたが、今回は画像データを作るところにフォーカスした話です。

ラフ

ある程度「このテーマで作ろう!」と決まったらとりあえず無地のノートにラフを書き始めます。
ペンタブもあるのでデジタルで描き始めてもいいんでしょうけど、机とPCに向かって「さぁやるぞー!」と気合い入れてやるよりは、ふとした空き時間にやりたいのでこのアナログスタイルです。

何回か描かないとタッチが安定しないというか、エンジンがかからない感じなので適当に何パターンか描きます。キャラクターものならキャラ造形が定まるまで描きます。

下描き

温まってきたら、下描きを始めます。100均のスケッチブックにシャーペンを使ってます。
デジタルに取り込んだ後にいちいちリサイズするのが面倒なのと仕上がりにバラつきが出るのが嫌なので、ある程度完成形を意識しながらサイズを決めて何個も並べて描いていきます。
このとき、内容まで決まっている場合(基本的な挨拶をベースにするとか)と決まっていない場合があると思うのですが、決まっている場合は使いたい挨拶やセリフに合わせて40枚なら40枚下描きをすればいいのに対して、そうでない場合は50〜60枚描きます。
当然効率が違ってくるのですが、内容を決めないで描く場合にも良さがあって、着地点を決めていないからこそのインパクトのある絵が生まれたりもするので、最終的なスタンプの魅力としてはそっちの方が品質が上がりやすいのかなと思ったりします。
(ボツにした残りの下描きも続編で使ったりするので全くムダでもないですしね)

ポージングや構図の参考に、Pinterestを使ったりGoogle画像検索を使ったりします。

ペン入れ

私はできるだけ均一な太さの線で仕上げたいので、太いところは1mmの水性ペン(PIGMA)、細いところは0.38mmの水性ボールペン(ユニボールシグノ)で描いていきます。この作業が気持ちいいので描き味のいい筆記具にこだわってます。あと、次のスキャンの工程の時にライトを当てるのでテカリがないインクのペンを選んでます。
墨入れも含めて塗りは全部デジタルでやるので、この時点では黒も塗りません。

私が下描きをアナログでやっている理由がここにもあり、スピードの面と微妙な手描き感が残るのがいいな〜という質感の面でなかなかデジタルに移行できないんですよね。慣れの部分もあるんでしょうけども。

スキャン

ペン入れして下描きを消したら、ここからデジタルに行きます。
CamScannerというアプリでスケッチブック1ページずつ撮影していきます。絵が歪まないようにできるだけ真正面から撮りたいので、スマホの影で暗くならないようにナナメから電気スタンドの光を入れたりして明るさが均一になるように工夫します。どんどん撮っていき、最後にアプリで白黒の2階調化(微妙な明暗差を飛ばす)をすれば準備OKです。
アプリからGoogleドライブにアップロードします。

線画抽出

PCに取り込んだら、私はPhotoshopを使っているのでここから最後までPhotoshop作業になります。年間で35000円くらいに値上がりしたはず。高いですよね〜。
線だけをキレイに取り出したいのでこの辺りの手法を使って…と言っても手順をアクションに登録してあってボタンをポチッとするだけなのでじゃんじゃん線画抽出していきます。
線画が汚くなっていたりゴミが入っていたりペン入れが甘かったりする箇所を直して、今度はスタンプ1枚ずつのファイルに分けていきます。

だいたいここで実際使うものとそうでないものの選別をします。お気に入りのものをピックアップしたり、似たポーズのものを避けたりします。

色塗り〜完成

これで40〜43枚くらいになり、これらを色塗りしていきます。
色塗りは適当にバケツツールとかでどんどん塗っていきます。

色が塗れたらテキストを入れていきます。
決まっているセリフに絵を当てて描いたのではなく、絵を先行して描いた場合は「この表情ならこんなこと言ってそうだな〜」とかインスピレーションで入れていきます。なのでよくいつ使うかわからないスタンプが出来上がります。

後は全体的なバランスと汎用性を考えて40枚を選び、順番を決めます。前半、特に10〜12枚目まではとにかく汎用性(とたまにインパクト)を重視して並べるようにしています。

メイン・タブ画像

メイン画像はスタンプの顔になるのでインパクト重視で選びます。
テキストはスタンプのままかタイトルに替えるかの2択ですが、正直正解がわかりません。
とにかくインパクト強い方にしてます。

PNG画像出力

40種とメイン・タブのPSDデータ(元画像データ)が出来たら、自動実行機能でPNG出力を一括で行います。この辺りの自動化ができるのがPhotoshopの良さですよね〜(他のソフトで出来るのか知らないですが…)


…というのが私のLINEスタンプの作り方でした。

アナログ→デジタルのプロセスなので、もしかしたらみなさんフルデジタルかもしれないので私は少数派なのかもしれないですね。
時間コストの話でいうと、1枚のスタンプ画像にかかる時間はラフから完成までで多分40分〜60分くらいなんじゃないかなと思います。そう考えると割に合わないことしてるな〜と思いますよね笑
何か参考になったら幸いです。


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RingRingLab(りんりんラボ)=LINEスタンプ研究家
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