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【売上】LINEスタンプの分配金の内訳を分析してみよう

去年2022年、本業とプライベートが忙し過ぎて年末年始向けスタンプを作って出したっきり放置になってしまっていました。
年末年始スタンプは3月までの期間限定販売なので、その後の期間は既存のスタンプだけが放置・惰性で販売されたままになっていたことになります。そういう「放置をしてみた」スタンプクリエイターは逆に珍しいんじゃないか、ということで去年の売上の傾向を分析してみたいと思います。

月別の売上の傾向

月別に売上はどういう感じで推移しているのか、というのをまとめました。

左から2022年1月から順に並んでいます。私のスタンプはあまり季節性を持ったものはないので、どの月でも満遍なく売れていると予想してたのですが、意外とデコボコしてます。
※ちなみに、1〜3月と12〜2月はそれぞれ年末年始スタンプを販売している期間ですが、それらは年間のスタンプ売上の半分近くを占めているくらい売上額がデカいので除外しています。(2021、22年の年末年始スタンプの売上を除外しています)

●分かったこと

1 : 2022年1月の売上が多い
これは当時売り出した年末年始スタンプ(コワモテシリーズ)の影響が大きいと思います。そのスタンプはランキングでもかなり善戦するくらい売り上げていたので、そのスタンプ自体の売上はグラフからは除外したもののコワモテシリーズの他のスタンプを買って揃えてくれる方が多く、相乗効果で売上に貢献してくれたのが大きかったように思います。(スタンプの画面下に同じ作者の直近のスタンプが紹介されるので、そこの露出がカギかもしれません)
逆に2023年の年末年始スタンプはそこまでは売上が大きくなく、1月の売上が落ち着いているのはそのせいと思われます。スタンプの送信数を見ると、去年の年末年始スタンプをそのまま使っているユーザーさんが多く、新しく買い直さなかったためのようでした。(繰り返し使える普遍性があり過ぎるのも考え物ですね…)

2 : 9月の売上が多く、6月11月の売上が少ない
これは内訳を見てもあまり理由は分からなかったのですが、毎年そのような傾向にはあるように思えます。6月11月は特別なイベントもないので単にLINEスタンプの閑散期なのかもしれません。

3 : 全体的には右肩下がり
これは放置していたツケというか、新規にスタンプをリリースしてリピーターを呼ぶ、ご新規さんにアピールして既存のスタンプも併せて購入してもらう、という活動ができていなかったためです。コンスタントに出していくのは有効ですね。

個別販売とプレミアムの内訳

次にスタンプを単品で購入するのを「個別販売」、定額でスタンプを使い放題(クリエイターには使用回数に応じて?分配金が入ります)の「プレミアム」経由での売上の比較を考えてみます。

売上全体に占めるプレミアムでの売上は25〜30%というところで、これは以前からあまり変わらないようです。プレミアムユーザーが割合としてはあまり多くならない方が(単品を買ってくれるユーザーが多い方が)マーケットとしては良い気がしているので、まだLINEスタンプ市場は元気なのかなと思います。


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RingRingLab(りんりんラボ)=LINEスタンプ研究家
単純なのでサポート頂けたらある程度言うこと聞きます…!!