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【スクスト】量子の周波数って具体的に何?
前回は意識の周波数だったが、今回は量子の周波数について。
その前にまず量子とは何か?
スクスト中でも「物質の最小構成単位たる量子」って言っている通り、量子とはそれ以上分けられない単位で、粒子と波の両方の性質をもつ。素粒子も量子に含まれる。
参考: (1)量子ってなあに? - 文部科学省
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「粒子と波の両方の性質をもつ」とはどういうことか?
例えば電子は、原子核の周りを惑星のようにぐるぐる回っているわけではなく、雲のように広がっている。
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この雲は波動関数で表され、電子がどこにいるかの確率分布に等しい。観測した瞬間にどこにいるかが確定する。このとき、波動関数が消えるか消えないかという問題が以前の記事に書いたコペンハーゲン解釈vsエヴェレット解釈。
この場合の電子は原子核に束縛されているが、もし電子1個をぽつんと真空中に置いたらどうなるだろう?
普通はその場から動かないはずだが、量子の世界ではそれができない。
不確定性原理というものがあり、詳細は省略するが、電子は止まることができずに次の瞬間にはどこにいるか分からなくなる。
その確率分布は以下になる。時間とともに、中央にいたはずの電子が左右に広がっていく。
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この図の横軸を五次元軸とし、電子1個が宇宙そのものと考えれば、一番上の図がビッグバン直後で、下の図にいくに従って平行世界が広がっていく様子を表している。
下の図の「電子」を「平行世界」に読み替えると、端っこへ行くほど確率が低い、すなわちUR、EXR、XXR……と希少性が高いチャンネルになる。
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下図は、端っこに行くほど波長が短く、速度が速いことを示している。このサイトで動画で見てもらえばわかるが、端っこほど回転速度が速い。この回転速度は周波数と同義。すなわち、希少性の高いチャンネルほど周波数が大きい。
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以前の記事に書いた通り、3次元宇宙は高次元空間に浮かぶ膜(ブレーン)なので、このブレーンの五次元軸上の位置が初期位置(ビッグバン)からどれだけ離れているか、で平行世界の周波数が決まる。
なお、このブレーンというものは、重力子である閉じたひもそのものの集合体と考えられているらしい。
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この閉じたひも一つ一つが共鳴しながら、固有の周波数で振動していると考えられる。
ブレーン上に存在する全ての素粒子も、土台ごと振動していることになる。
ここへ観測線が飛んでくると、五次元の波である観測線と量子の五次元方向の振動は相互作用する。
この周波数が同じときだけ共鳴し、それ以外の周波数は減衰する。(例えば、同じ長さの音叉を用意し、片方を鳴らすともう片方も鳴る。長さが違う音叉だと共鳴しない。参考:音叉の共鳴 | NHK for School)
このようにしてチャンネルが選択される。
ちなみに先程の電子の広がりの図、途中に存在確率がゼロになる場所がたくさんある。これを節という。もしかしたらここにエテルノを隠しているのかもしれない。
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追記
局長「このえさんの計画もだいぶ形になってきましたね〜!」
副局長「はい。あとはこの《境界上の拠点》をどのチャンネルの境界に置くべきか……ですね」
局長「オブリちゃんに見つからないように、なるべく遠くのチャンネルがいいでしょうか?」
副局長「しかし、周波数の大きいチャンネルは往復するだけで相当なエネルギーを消費するですよ」
マシュネ「あ、それなら、節のところならどうかな」
副局長「節……? 波動関数の節のことですかね?」
マシュネ「そう。これを見てほしいんだけど、波動には必ず腹と節があるでしょ?」
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局長「ダイオウグソクムシちゃんの足みたいですね〜!」
副局長「節足動物だけに」
マシュネ「まあ、確かに? それで、この節の部分は宇宙の存在確率がゼロになるってわけだ」
副局長「ほほう。つまり、現実空間にいるオブリや五次元感知能力者にうっかり見つかってしまう……なんてことも起きようがないというわけですか」
マシュネ「そういうこと。まあ、元になる空間が存在しないから、どこかから空間を切り取って持ってこないといけないけどね」
局長「それは管理官の方にお任せしましょうか」
副局長「そですね。ところで、この《境界上の拠点》の名前、そろそろ決めませんかね」
マシュネ「あ、やっぱ長いかな。長いよね。じゃぁ、ちゃちゃっと略称、決めちゃおうか」
副局長「キョウカイ上のキョテン、略してキョテン」
マシュネ「うん、さすがにそれは略しすぎじゃないかな」
副局長「冗談ですよ。じゃあ、ここは是非局長に」
局長「え? 私ですか? うーん……せっかくなので、マジメに考えちゃいますよ〜」
局長「……そうですね、ではその場所は……永遠なる場所、エテルノと名付けましょう」
マシュネ「おお……なんか、いいね! それ、すっごくいいよ」
副局長「ふふふ……」