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【スクスト】フィフス粒子はダークマター?
去年こんな記事があった。まんまフィフス粒子じゃん!
そもそもダークマターとは?
宇宙にある全ての物質の質量を合計しても、宇宙全体の質量に全然足りないらしい。その差を埋めるのがダークマターと言われている。しかし、未だ発見されていない。
もしダークマターが我々の住む三次元空間の外に出られるなら、発見できるはずはないし、宇宙全体としての質量保存の法則も守られるので、辻褄が合う。
フィフス粒子も五次元へ移動できると考えれば、ダークマターと言えるかもしれない。
ところで、上記の記事中には「重力だけは五次元に移動できる」と書いてある。
五次元に移動できる・できないの違いは一体何で決まるのか?
これは超ひも理論とブレーンワールド仮説で説明される。
超ひも理論は、エピソード1でサトカが一瞬口走るも、直後にティエラ先生にスルーされてしまった。
「すべての素粒子はたった1種類のひもの振動パターンの違いで表せる」という理論で、今のところ最も真実に近いらしい。
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ひもには、輪ゴムのように閉じたひもと、ギターの弦のように開いたひもがあり、閉じたひもは重力を司る素粒子グラビトン、開いたひもは他の全ての素粒子に対応する。
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開いたひもの両端は我々の三次元空間に固定されており、高次元へ出て行くことができない。一方で、閉じたひもは自由に高次元へと行くことができるので、重力は他の宇宙にも伝わる。
我々の住む三次元空間+時間の四次元時空は、高次元時空に浮かぶ薄っぺらい膜のようなものらしい。この考え方をブレーンワールドという。
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では、五次元へ飛んでいける物質とは?
→「両端が三次元空間に固定されていないひも」ということになる。
すると問題なのは、この物質は五次元空間をふよふよと漂っていて、我々の宇宙を通過したその瞬間しか観測できない。次の瞬間には見えなくなってしまう。
それを結晶として三次元空間に固定するにはどうするか?
→通常の物質とくっつけるしかない。
幸いにも(?)、Ep.V+で後付けされた設定で、フィフス粒子には電荷があることが分かった。これなら、電子や陽子のように、電気的に引き合うことによって通常物質と結合できる。(→前回の記事に書いたフィフス原子)
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リョウコちゃんの又聞きとはいえ、わざわざここで嘘情報を出すとも思えない(話の都合的に)
こうしてクアルタはダークマター発見という偉業を成し遂げたわけだが、作中ではそんな話は一切出てこない。なんで?
また適当にクアルタ時代のやりとりを妄想してみる。
「異次元から来た物質……これこそ、物理学者達が長年探し求めていたダークマターでは?」
物理学を専攻していた助手の折江は、未知の粒子の正体にすぐに勘づいた。だがそれを聞いた博士は「ククク……」と不穏な笑い声をあげる。
「甘いな折江君。コイツはダークなだけで終わるようなネクラな奴じゃない」
じゃあ何なのか、と助手は博士を面倒くさそうに見遣る。しかし当の本人は「クククでは物足りんな。次はもう一文字増やしてみるか……」と、関係無い事に夢中になり中々本題を話してくれない。この人はいつもこうだ、と彼女は肩をすくめる。
「平行世界だよ。コイツを使えば変身ヒーローにだってなれる」
スケールが大きくなったのか小さくなったのか分からない説明に助手は呆れ、これ以上議論をする気を失った。「で、ダークマターでないなら何と呼べば?」
「五次元を司る粒子……フィフス粒子と名付けよう」
とまあ、こんな感じでその後も平行世界関連のすごい事実が明らかになっていったので、ダークマターどころじゃない騒ぎになった……とか?
話が逸れるけど、折江幹子と千嵐麻衣ってどんなキャラだったんだろう。勝手なイメージだけど折江は兵器担当で物理専攻、千嵐は適性担当で生物専攻、沙島は転生担当で化学専攻のイメージ。