SESと事業会社を比較して
SESからスタートアップの事業会社に転職して約2年が経過したのでSESと事業会社を比較して個人的に差異を感じる点を簡単に記す。一概にSESはこう、事業会社はこう、という話ではないと思うので、あくまで私の体験ではという前提で目を通して頂ければ幸いです。(まぁ、中身は事業会社万歳という内容になってる)
主な違い
【勤務条件】
SES:出社。9時-18時勤務。
↓
事業会社:フルリモート。勤務時間自由。
【所感】
SESに関しては、出社orリモートは案件によって異なるが、私の案件は基本出社するスタンスだった。一方で転職して、フルリモートかつ勤務時間自由となった今、以下のことはかなりのメリットに感じる。
・家事/育児で合間に抜けれる(一番助かる)
・昼寝できる
・仕事でのアイディアが思い浮かんできたら休日や夜中でも作業できる
ただ、聞く所によると私がいたSESでも今ではほとんどの案件がフルリモートのようなので私の今の状況と変わらないのかもしれない。
【業務で使っていた技術スタック】
SES:
(フロントエンド)javascript/html/css
(バックエンド)java/python
↓
事業会社:
(フロントエンド) TypeScript/React/Next.js/Storybook/Chromatic/pathpida/athpida/Styped Component/OpenAPI
(バックエンド)kotlin/Spring Boot/OpenAPI/postgresql/jOOQ
【所感】
見れば分かる事だが、自分が触る技術スタックは増える。また、いわゆるモダンな技術を触る事ができる。私の場合、自分からどんどん手を挙げて新しい領域に挑戦させてもらったため、このような結果となった。自分としても転職して一番良かったと感じる部分は自分の技術スタックがかなり増えたことだ。
【開発の進め方】
SES:ITベンダーの大枠設計に基づき基本設計以降を粛々と進める
↓
事業会社:自分たちで要件定義や技術選定などから進める
【所感】
SES時代は、大枠の「何を作るか(what)・どのように作るか(how)」はITベンダーとお客さんが決めて、それを我々SESが実装する(基本設計~実装~テスト)形だった。一方、事業会社では、SES時代にITベンダーが決めていたようなことを自分たちで決めることができる。要件定義や技術選定などこれまで任されることがなかったことにも挑戦できる。非常に楽しい。とにかく手を挙げれば色々なことに挑戦できる所は本当にいいところだと思う。
【給料】
SES:約500万
↓
事業会社:約750万
【所感】
SESにいてそこから働き続けた場合でも500万以上は貰えたと思うが、ここまで大幅に伸びていたかどうかは微妙な気がする。事業会社に入社した時点では少し上がるくらいだったが、入社後の評価で大幅に給料はアップした。
【会社としての安定性】
SES:様々な業界にプライム案件を保持し、コロナ禍でも順調に業績を伸ばす
↓
事業会社:割と大きい会社が牛耳っている業界なので、つぶれる心配あり
【所感】
会社としての安定性はSESの方が高いように感じる。今の会社は資金が潤沢にあるわけではないので、正直1年先の存続していると自身をもって答えることはできない。
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