成長を見守り続けるアイス
以前、こんな記事を書いた。
あっさりとしたアイス。
ハーゲンダッツのような濃厚さは一切ない、昔懐かしいアイス。
台湾の人々にとって、食べると幼少期の日々がブワーっとよみがえってくるであろう思い出深いアイス。
週末の夜、
家族で、カップルで、大勢のお客さんでにぎわっていた。
20時ころなのに、店内も店先のベンチにもアイスを頬張る人たちでいっぱい。
涼しい風が吹く夜。やさしいアイスの味と、楽しいおしゃべりは誰もを幸せな気分にしてくれる力があるように思える。
このレトロさに引き寄せられ、気づくと足を止めて、大勢のお客さんの一人に加わっていた。
みんなこのアイスを食べながら、どんな思い出が浮かんでいるのだろう?
このアイスを始めて食べたのが2年前のわたしにとっては、思い出されるのはつい最近のこと。
まだ3歳だった息子と、公園のベンチで食べた。まだまだアイスを食べるのが下手くそな息子は、手をベトベトにしながら、それでも夢中になってアイスにかぶりついていた。
たった2年前のことでも、とても懐かしく思える。
小さなころから食べ続けてきた人々にとって、一体どれだけの思い出がつまっているのだろう。
このお店、以前はアイスだけではなくお菓子も販売していたらしい。
でも時の移り変わりにより、アイス1本に絞って営業をしているのだとか。
1スクープ20元。なんていうお安さ。
アイスの種類は多い。
塩レモン味なんて、現代に合わせたフレーバーもあり、昔の良さをキープしつつ、新しさも取り入れているのだろうな。
手作りボード、味があって良き!
1948年創業らしい。このボードも素敵。
パフパフのラッパの絵が描かれている。
昔は、バイクや自転車で売りに回っていたのかな?
パフパフの音とともに。
これもレトロでいいな。
昔の日本もこんな感じの看板だったんだろうな、なんて思いながら見上げた。
次は木瓜牛奶(パパイヤミルク)を食べてみよう。