気取らない雰囲気が魅力の小籠包屋さん
中正紀念堂付近には、おいしい小籠包屋さんが多い。
その中でも、味良し、清潔さあり、サービス良し、混雑さほどほど。
とても居心地のよいお店。わたしの最近イチ押し小籠包屋さんがこちら。
黄龍莊
観光客もよく訪れるが、なにより地元の人たちに愛されているという印象のお店。
絶品小籠包をランチにちょっと食べて、サッと帰る
そんな1人客の姿もよく目にする。なんて贅沢で最高なランチなんだろう!!
店内は、素朴だけど、とても清潔感がある。大きな窓から太陽の光がたっぷり入り、明るい雰囲気なのもいい。
元盅雞湯
小籠包の前におすすめしたいのが、これ。
「元盅雞湯」
鶏の出汁がたっぷり出たスープの中に、ホロッホロの鶏肉が入っている。
見た目で「食べたくない~いらない~」なんて言っていた食わず嫌いな息子も、1口スープを飲むと、面白いくらい目の輝きが変わった。
ホッとする味。いくらでも飲んでいたくなる味。なんなら水筒に入れて持ち歩きたくなる味。
食欲がないときも、このスープにご飯を入れたら食べられそうな気がする。
このスープに麺が入った「元盅雞湯麺」もある。ガッツリ食べたい方はこちらがいいかも!
小籠湯包
きたきた!スープがたっぷり入った小籠湯包。
薄い皮を通して、スープがタプタプしているのが見える。もうそれだけでおいしいに決まってる!
オーナーから「蝦とヘチマの小籠包」もおすすめされたけど、食に興味のない5歳児と2人だったのでまたの機会に。
今回は元盅雞湯と小籠湯包でお腹具合がちょうどよい。突然予想を超えて食べることもあるし、その反対にビックリするくらいしか食べない日もあるし、息子との外食はメニュー選びが難解である。
以前、ステーキ屋さんへ行ったときの話。
食べ放題のパンやスープがあるし、お肉はそんなに食べないだろうと1人前しかオーダーしなかったことがある。
ところが、なんと1人前のステーキがすべて彼のお腹に入ってしまい、わたしはお肉を目のおかずにして、パンとスープだけを食べた、なんてことがあった。
その後は、その経験を活かし、お肉のグラム数を増やしてオーダー。
オチは想像通り、全く食べてくれず母のお腹がはちきれた。
読めないオーダー。
話を戻して、今回は2人ともおいしいと思えるベストな量でちょっとした勝利感に浸ることができた。
最大の魅力は優しい穏やかな空間
ちょうどお昼のピークが過ぎたころ行ったので、ちょうどお店のみなさんのお昼ごはん時間。
わたしたちのテーブルの反対側の席で、みなさんご飯を食べていた。
物珍しそうに、店員さんたちがご飯を食べいている様子を見つづける息子に手を振ってくれたり、笑顔を見せてくれたり。
厨房内で食べている方もいて、その方が食べながらずっと息子にウインクしてくれていた。目が疲れただろうに。すっごくいい笑顔だったなぁ。
そうそう、小籠包の相棒。小籠包に欠かせない生姜も、適当すぎず、かといって揃い過ぎてもいない程よい気の抜けた仕上がりで見るたびホッとする。
鼎泰豊の綺麗に細く切りそろえられたお上品な生姜も好きだし、
太さも長さも盛り付けも不格好な、町の小籠包屋さんの生姜も好きだし、
ここのホッとできる生姜も好き。
台湾の街並みも歩いているとホッとする。飾らない。
黄龍莊は、中正紀念堂から徒歩10分ほど。観光しやすい立地も魅力のひとつ。黄龍莊お腹を満たしてから街歩き、または、観光あとにペコペコお腹を抱えて、絶品小籠包はいかがでしょうか?
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