日本人からも大人気な魯肉飯
若者でにぎわう街「西門」。
ここに、日本人からも台湾人からも愛されている魯肉飯がある。
このお店のレビューを見ると、いつも出てくるのが半熟目玉焼きの黄身がトロっと流れ出ている写真。半熟目玉焼きと魯肉飯のコラボなんておいしくないわけがない。
写真を見るたび、わたしの胸は高鳴った。
にもかかわらず、1度も訪れたことがなかったのは、なぜか。
「なんとなく西門に苦手意識があったから。」
西門は、わたしのことなんて全く相手にしていないのに、勝手に抱いた苦手意識から、誰かに連れられない限り行くことはなかった。
でも、今回は隣駅の龍山寺に行った帰りに、友達にお付き合いしてもらい6年ぶりに西門に足を踏み入れてみた。
ふぅ、大きな一歩、大きな進歩だ!
龍山寺からお店までは徒歩で約20分。
台北らしくもあり、台北らしくもないそんな一面が垣間見れるディープな街並みを通り、西門へ向けて進んでいく。
友達とおしゃべりに花を咲かせながら、「どんな味なんだろう?」「半熟黄身と魯肉飯のコラボなんてもう鉄板だよね?そうだよね?」「こってり系だろうか、さっぱり系だろうか?」と脳内魯肉飯祭りは大盛り上がり。
天天利美食坊
到着したときは、店内満席。
でも、こういうお店の回転率は半端なく早い。5分ほどで席に案内された。
魯肉飯(このお店では滷肉飯と表記されている)に、目玉焼きをプラスしたければ滷肉飯の横に書いてある「加煎蛋」にチェックを入れればok。
味付けゆで卵が良ければ、メニュー左下のほうにある「滷蛋」にチェックを。
あと、ここのお店は蚵仔煎(牡蠣オムレツ)が人気らしいので、これも一緒にオーダー。
熱気に包まれた店内で待つこと数分。
来たのがコチラ、デデン!
ちょろっとのぞくと、魯肉が顔を出してくれた。
目玉焼きは、写真で見た半熟よりも火が通っていてちょっと残念。と思いきや、目玉焼きの白身部分の絶妙な焼き加減、上にかかっているソース、そして主役の魯肉飯との組み合わせがベストバランス!
ご飯を口に運ぶ手が止まらなかった。
魯肉飯は、わたし好みのネットリ系ではなく、あっさり。脂身があまりないタイプなので、食べやすい。
目玉焼きがなければ、物足りないと思ったかもしれないけど、目玉焼きがあるならこのあっさりさがちょうどいい!
牡蠣オムレツは、ソースもオムレツもおいしかった。
見た目以上にお腹にずっしりくるので、2人でシェアするといいかも。
滷肉飯の(小)と、牡蠣オムレツで、もう歩きたくないくらいお腹いっぱい。あのまま、ゴロンできたら絶対幸せ指数が跳ね上がってたはず!
お店の場所は、MRT西門駅から徒歩5分ほど。
西門には、これまた人気の麺線のお店もあるから、少しずつ食べてはしごするのがちょうどいいのかも。
そして、西門から歩いて10分弱の場所にある素敵な眺めのカフェでおしゃべり、なんていうのが最高に幸せなプランだったり。
次にまた西門を訪れるのは、何年後かな?