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からだと心にやさしいお菓子

訪れるとまるで日本に戻ってきたような気分になれる永康街。
日本の観光客の方たちの笑顔で溢れていて、その笑顔を見ているとホッとする。

いつからか街を歩いていても「日本人?」と聞かれることがめっきり少なくなってしまったわたしにとって、日本人の女の子たちのファッションを眺められるのはいい勉強でもあり、刺激でもあり、好きな時間のひとつだった。

でも、今は日本語が聞こえてこない。

活気を少し失ってしまった永康街。その永康街のすみっこにそっと存在しているお店。それが手天品。

体によい素材のみを使い、最高においしいお菓子やパンを作り出している。

手天品

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この外観からしてたまらない。
誰でも受け入れてくれるアットホームなようにも感じるし、立ち入る人を取捨選択しているような厳しさも感じる不思議な空間。

恐る恐る扉を開けると、素朴で余計な飾りを排除した清潔な店内と、優しい店員さんの表情から「アットホーム」だったのだと悟る。

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元々、パイナップルケーキをきっかけに知ったお店だったけど、今のイチ押しはコレ。

ぐるぐるうずまきがかわいいクッキー。シナモンの風味と、カリカリさくさくの歯ごたえがクセになり、気づくと1袋空っぽ。

もう1袋買えば良かったと毎回後悔するけど、きっとあっという間に2袋食べきってしまい、また同じことを思うのだろう。

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右側のがパイナップルケーキ。
プレーンのほかに胡桃入りもある。

もうなんていうか、パイナップルケーキ界の出木杉君のような、
わたしの中では優秀なパイナップルケーキ。
クセが強すぎず、安心して食べていられる。

パイナップルケーキを食べるのが初めて、という相手には、
これをまず渡したいな、と思う。

ここから始めて、バター好きのあの子に次はこれ、強い酸味が好みのあの子にはあれ、と色々選んでいきたい。

包み紙にくるまったお菓子は、ナツメの中に胡桃が入ったもの。
ネトーッと甘いナツメと、香ばしい胡桃の相性はとてもよろし。

ナツメも胡桃も、身体にいい食材だから、安心して食べられるおやつ。
でも、これも美味しすぎて食べ過ぎてしまいそうになるから、セーブする忍耐力が必要。

※同じ永康街にお店があるお菓子屋さん「上信饌玉」の、ナツメの中にマカダミアナッツが入ったやつ!あれもとてもおいしい。
ナツメのお菓子は、今1番ハマっているお菓子かも。上信饌玉のトフィーも最高!

写真はないけど、今回初めて食パンも買った。
友達がSNSでおすすめしていたのを見て、買ってみたのだ。
噛んでいるとおいしさがギュッと出てくるパンで、リピート決定。

カリカリに焼いた食パンにバターをのせて朝食に。
「中がすごいカリカリサクサクしてておいしい!」と、
パンマニアの息子も絶賛していた。

お店の周りは住宅街で、その中に手天品や、雰囲気のあるカフェなどがポツポツと。ここを歩いていると、住人になったような気分になり、それもまた楽しい。

また、たくさんの人の笑顔でにぎわう永康街になる日はいつかな。

台湾のご飯や、景色や、空気が恋しくてたまらない方たちが
1日でも早くロスを解消できる日がきてほしい。
わたしも、実家の母がつくる唐揚げロス中。
次はいつ帰ろうか、なんてウキウキしながら航空券探しをしたいものだ。


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