見出し画像

短編鹿鳴館


廃れたホールで私は祈る
鏡の中の貴方へ

待ち人はまだ現れず切ない恋の日。

私は少女をやめることにした
憂鬱な日々を嘆いてた
あの想いふける私はいない
さよなら、さよなら。


カナリアが眠る頃大都会の夜を
私はドレスを見にまとい
社交文化は花開く

窓辺から飛び出す薄化粧の私は
揺れるカーテンに見送られ

華やかな鹿鳴館へ走り出すの


今日は誰に逢えるのかしら?
私は少女をやめることにした


短編小説恋一夜私は貴方の黒猫
長編無意味な恋一夜
一夜限りで十分なの

だから熱く愛でて愛して


カナリアが叫ぶ頃大都会の朝焼け
私のドレスは
社交文化は枯れていく

階級なんて知らないわ薄化粧の私は
虚しい夜に見送られ

華やかな鹿鳴館で踊り果てるの

愛してるなんて言わないで?
私は所詮少女なの。


短編小説恋一夜私は貴方の白猫
長編無意味な恋一夜
一夜限りでもういいの
だから熱く愛でて愛して
さよなら


焼けたホールで私は祈る
鏡の中の貴方へ

待ち人は現れず永遠の別れ


貴方は少女を続けるの
誰かが呟いていた
また想いふける私がいる
祈る私にロマンチカ
最後の言葉はさよなら、さよなら。


🌙短編鹿鳴館の先駆けメモです。
このあと曲にしました。
ファーストアルバムに収録しています。

サブスク
https://www.tunecore.co.jp/artists/yaneurayuenchi?lang=ja


YouTube
https://youtube.com/@yaneurayuuenchi?si=Digtfuy-VJgdJOuU

いいなと思ったら応援しよう!

魔界の林檎
記事を気に入っていただけたら、サポートお待ちしております。素敵なものを生み出すクリエイター資金として使わせていただきます。