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シン・ウルトラマンを見たオタクが平成ガメラ三部作を見るべき5つの理由
はじめに
シン・ウルトラマン感想記事、大変ご好評を頂いたようでありがとうございました。
「シン・ウルトラマン見たら面白かったんだけど次は何見ればいいかな?」という質問について、まぁ普通はウルトラマンシリーズを勧めるべきところなのでしょうが、筆者はウルトラマンシリーズは全然詳しくない(初代しか見たことない)ので出来ません。
なので、「シン・ウルトラマン」で監督を務めた樋口真嗣が特撮技術監督を務め、今なお日本怪獣特撮映画の金字塔として輝く平成ガメラ三部作をお勧めしたいと思います。
シン・ウルトラマン好きが平成ガメラを見るべき理由
1.無料だから
現在GYAOにて三部作が無料公開中!!!!安い!!!!説明不用!!!
第一作「ガメラ 大怪獣空中決戦」(無料配信は6/12まで)
第二作「ガメラ2 レギオン襲来」(無料配信は6/19まで)
第三作「ガメラ3 邪心<イリス>覚醒」(今週末5/28から無料配信開始)
2.「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」的な発想の特撮を定番付けた作品だから
「シン・ゴジラ」の徹底した「怪獣が出現した現代日本をシミュレーションした映画」ぶりには誰もが衝撃を受けたことと思います。
「シン・ウルトラマン」も、宇宙を股にかけたロマンを描くためにややリアリティラインを下げてはいましたが、変わらぬ基本姿勢で「現代社会に現れたウルトラマン」を見せてくれました。
その発想の原点となっているのが、平成ガメラ三部作なのです!と少なくとも僕は思っています(こういう話は「いやもっと前にも~」みたいなこと言うオタクがすぐ現れるので予防線)
たとえば第一作。初めて見る怪獣という存在に対し、捕獲か駆除かで紛糾する議論。街をただ歩くだけの怪獣に「あれを『我が国に対する攻撃』として断定して良いものか」と判断が遅れる軍隊。
ガメラが一時的な休息場所に選んだ瀬戸内海では漁が出来ず魚の値段が高騰し、とうとう東京に飛来した人喰いの怪鳥、ギャオスによって都市機能が麻痺する……
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「怪獣に制圧された文明」を完璧に映し出した、伝説として語り継がれるこのカットの美しさにピンと来たら、ぜひ見てください。
3.傷つきながらも戦うヒーローだから
「シン・ウルトラマン」では最後、驚異的な恒星系殲滅システム「ゼットン」が現れ、ウルトラマンは敗北します。しかしそれでもウルトラマンは復活して再びゼットンに立ち向かいます。王道を征く、傷つきながらも戦うヒーローです。
翻ってガメラさんは亀をモチーフにしているだけあって、強靭そうな甲羅をお持ちです。これはきっと甲羅を駆使したタンク戦術を見せてくれるに違いない……
と思いきや、結構痛々しい戦いをするのがガメラの魅力なのです。
敵の切断光線から人間を守るために腕を負傷し、群体の敵にまとわりつかれて昏倒し、挙げ句人類のミサイル攻撃でも墜落したりします。
自慢の甲羅も「2」以降の強敵相手は軽々と貫いてガメラに瀕死の重傷を与えまくります。下手するとモスラより脆い。
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しかし、それでもガメラは決して諦めたりせず、人類(地球生命体)のために戦う……
そんなヒーローが好きなら、ぜひ見てください。
4.人間と協力して戦うヒーローだから
現代日本に実在する政府組織がフィーチャーされる作品であるのは第二項で紹介した通りですが、「ガメラ2」は一部で「自衛隊ムービー」と言われるほどに自衛隊が大活躍します。
「G2」に登場する敵怪獣「レギオン」は、その生態はリアリティに溢れ、その戦闘能力は知る限りの全怪獣の中でも最強に推したいくらいの強さを誇り、とにかく魅力的な敵怪獣なのですが、だからといってガメラが負けて良いはずはありません。
ズタボロになりながらも食い下がるガメラ……しかし、なおも下がり続ける戦線を見て、人類はガメラとの共闘を決意します。超常の存在に頼り切るのではなく、共闘の道を探る人類。これはシン・ウルトラマンにも共通するテーマでした。
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もう、伝説。これは伝説です。特撮史上一番カッコいいセリフです。
ぜひ見てみてください。
5.強気で聡明なヒロインが可愛いから
シン・ウルトラマンの浅見さん(演:長澤まさみ)、可愛かったですね。
強気で、聡明で、でもお風呂入ってないことを気にしちゃう、オタクくんなら絶対好きになっちゃうキャラクターだったと思います。
平成ガメラにもそんなヒロインが登場します!
G1、G3に登場し、シリーズヒロインと言っても過言ではない長峰真弓(演:中山忍)。
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大学院で生物学を修め、九州の動物園に勤めていた彼女が怪獣騒動に巻き込まれるところから平成ガメラシリーズは始まるのですが、もうとにかく強気で、無茶振りをする政府高官には口答えするし、ギャオスの捕獲現場には生身で出て行くし最高です。
着替えも持たずに怪獣捜査に同行します。子供の頃はなんとも思ってませんでしたが、大人になって見たらめっちゃえっちだな…って思いました(上記キャプのシーン)。 どっかで見たようなキャラでしょ?
ちなみに円盤のオーディオコメンタリーで、研究室でサークラ気味だったことが監督から公言されます。ウッ ハッピー出るッピ
さいごに
いやホントマジで最高なんで見てください……
ここでは書ききれなかった魅力も、まだまだたくさんあります。
繰り返すけど今タダだから!!
今週末で三部作を見てからシン・ウルトラマンを見ると、ちょっと印象が違う……かもしれないよ?