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こんどは、春眠?

2019年後半に、引っ越しを決めて、山火事、州境の閉鎖と続き、おうち時間を満喫していたら、突如、7月に、州境、開門!あわてて、引っ越し用意、再開!

慌てました。突然だったから。急いで、書類を用意して、送って…。私の仕事は、働くのに資格の登録が必要なのですが、州ごとに管轄が違います。なので、引っ越しする先の州で仕事探しをする前に、まず、その州での登録が、必要なのです。7月に州境が開くとわかってたら、先に、登録済ませといたのに~。9月に開くと思ったから、1か月前の8月はじめにでも、出せばいいじゃんと、♪余裕余裕~♬ で、能天気に、絵を描いたり、散歩をしたり…。まいった。まいった。

急いで、書類を用意して、まずは、登録団体に送りました。そして、次は、仕事先になるであろう所に出す書類を作成してると…。

え、うそでしょ…。

今度は、全然違う他の州で、クラスターがおき、市中感染になり、かなり深刻な感じで、広まりました。でも、私の住んでいる州じゃないから、大丈夫。その州に対しては、州境は閉めたけど、私の州は、セーフ。

と、思っていたら、なんと、若い女の子たちが、感染が広がっている州から、私の住んでいる州の空港を経由して、うそついて、私が引っ越すつもりの州に、入って、いろいろと活発に動き回り!そして、そこから、市中感染が起きて…。結局、その後、その市中感染は、そんなには広がらなくて、大事には至らなかったけど、コロナが広がった州から直接ではなくて、他の州からの経由で来る可能性があるんだーーーってことが分かり、管理するの難しいってことで。

私の住んでいる州にまで、州境、閉まっちゃいました…。

他にも、もっと若い子が、電車を使って、州を超えるという裏ワザを使ったり…。もう、厳戒態勢です。めっちゃ、怒っていました、州の知事。

わずか、1か月弱。州境、まぼろしの開通でした。

私は、また、自宅にて、巣ごもり、お暇(おいとま)、自宅待機… なんと呼ぼうと、「仕事もせず、うちでぶらぶらする」という状態が続くであろう状況となりました。そして、前述した、全然違う他の州での市中感染は、そこに住む友人のことを心配するほどに、外出時はマスクが義務となっていることを同情するほどに、ロックダウンが長くて、みんな、心は大丈夫かぃと心痛めるほどに、結構長く続いたのでした。そのため、引っ越し先の州境は、その市中感染をした州にも、私の住む州にも、他の州にも、長く州境を閉ざしたままとなりました。

春眠暁を覚えず。

寝坊をしても、問題ありません。だって、さしせまって急いでやること、何にも、ないんですから…。でも、夏眠、秋眠、冬眠、そして、春眠と、春夏秋冬、そろうとは思いもよりませんでした。麻雀牌じゃないんだから。一年も、まさか、自宅にいようとは。

とりあえず、絵を描き続け、絵本を作り続け、Vtuberの動画をアップし続け、Eckhart Tolleさんの、Power of Nowを実践するよう、心がけ、散歩をして、創造力が掻き立てられるまま、物語を作ったりして、たんたんと、日々を過ごしました。もちろん、疲れたら、昼寝して。

まあ、いっかぁ…。実は、そんなに、嫌じゃない。むしろ、すごくありがたい時間で。こんな時間の使い方、今までしたことない。できること、無限大。珠玉の一年。きっと、人生の後々までも、「ええ一年やったわぁ…。」と、思い出す一年であること、間違いなし。

散歩をよくしました。自宅にこもっているので、健康のためでもありましたが、どちらかといえば、心の洗濯目的で。雑念を持たず、頭を空っぽにして、自然の美しさに、気を、今はやりの「全集中」ってのにしまして…。すると、なんというか、木とか、草とか、花とか、より一層きれいに見えるというか。空もいい感じに美しい。きっと、昔の人は、これを、#いと、あわれ と表現したのであろうと思うほどに。昔の同僚の大好きな言葉、mesmerising という気持ちも、これに近いような。

なんせ、見るもの、自然の一つ、一つが、美しくて、ぐんぐん伸びて成長する力を感じて、なんとも、いとおしいというか、言葉には、なかなか表しがたい、ざっくり「ああ、いいねえぇ。」という心地のまま、ずっと、散歩しているのです。気が付いたら、たくさん歩いていて。2時間とか、3時間とか。たいていは、1時間を過ぎたころに、ちょっと疲れているのに気がつくんですが、なんせ、歩いてきたからには、歩いて帰らないといけないので、全部で、2~3時間に。去年までの仕事をしている状況なら、考えられない時間の使い方です。

アートをするとき、物語を書くときの、没頭する「フロー」状態と、散歩での「いと、おかし」状態。大変、大変、素敵な時間でした。真剣に、「宝くじとか当たって、このままの生活、続けられないかな。」とか、思っちゃったりしました。

しかし、春眠時代も、徐々に、終わりが近づきました。つまり、1年の休暇が、終わりに近づきつつあったのです。

(続く…)

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