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同じようで、ちょっと、違う。

とうとう、引っ越し先に着いた私。次の日から、不動産屋さんを回り、家探しです。

同じようで、ちょっと、違う。いろいろ、細かく違うのです。キューピーマヨネーズ、ありました。絹ごし豆腐、ありました。ショッピングセンターの店まで同じ。デジャブー?

しかし、翌日、不動産屋さんに行ってみると、ちょっと違うんです。「あのー、この物件の内見したいんですけど…。」 衝撃の事実。「まずは、応募用紙だして。内見は、それから。」どうやら、貸し手より借り手が多いようで、コロナも影響しているんでしょう。厳選された人々のみ、内見、可能…。私が住んでいた大都市では、まずは、内見。そして、気に行ったら、応募。もちろん、応募後に審査はされるし、オーナーに選ばれないといけないのも一緒ですが、家の中さえ見せてもらえないなんて。何気に、ショックです。しかも、私がいいかなと思っていた物件は、もう早々と、なくなっていて…。「そういう新しめのしっかりした造りの家は、もうすぐになくなるんですよね。」そうなんだ…。

ホテルも、ネットで書かれていたのとは、ちょっと、違う。でも、まあ、そういうこともあるかと、自分なりに、住み心地良くして…。あとから、オーナーが半年前に変わったと分かり、なるほどね~と納得。でも、部屋を一歩出て、見える、町の郊外の景色は、ネットの情報通りで、とてもきれい。すがすがしい風も吹く。慣れたら、住めば都…。なんちゃない。100%期待通りじゃないけど、次第点。

天気も、ちょっと違う。聞いていたのは、夏は暑い、そして、乾燥している。私が町に着いてから3日間、昼は確かにカンカン照り。でも、夜は、雷がおそろしく鳴って、雨がおそろしく降って…。ちょっと怖い。でも、雨が降る前の曇り空に、雷の稲光は、きれい。幻想的。

ちょっと違うは、新しいところに来たら、よくあること。自分の既存の常識や、情報に、引きずられて、心が揺さぶられるのを、今に全集中して、心をセンタリング。

そして、いいほうの、ちょっと違うもありました。町は、思っていたのと違って、そこそこ、いろいろなものがそろっていたし。そして、町を一歩出ると、広々とした草原が広がっていて。緑が青々として、山は遠くに青い。YouTubeを見て、近くの山の高台からは、そんな風景だろうと思っていたけれど、こんなにすぐ、そんな風景が広がっていようとは。町の東西南北、すべて、そんな感じなのです。

きれい…。

(続く…)


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