健康と私
一昨日、耳下腺腫瘍切除の手術を行い、私は今病院のベットにおります。
多少の痺れはありますが、表情も動きますし、顔面神経麻痺はしていないようです。よかった。
ただ術後の顔は全然西島秀俊さんになっていなかったので、試合に勝って勝負に負けたというところでしょうか。
調子にのりましたごめんなさい。
無事に手術を終えられただけで感謝の気持ちでいっぱいです。
お医者様、看護師様本当にありがとうございました。
まだ切除箇所が痛むので口を動かせない、首筋に管が入ったままで寝返りも出来ないという満身創痍な状態でベッドの上におりますが、快方に向かっている感覚はあります。とりあえず一安心です。
それにしても今回病院に入院した事で、健康でいられる事のありがたみを痛感しています。
病院の同じ部屋にいるおじさんが、たまに意味もなく看護師さんを呼んだり、受け答えも変な言葉を繰り返し、わざと看護師さんをからかっているかのような言動をとる事があります。ただ、その人はかなり重症そうで、歩くことも出来ず、比較的長く入院している方のようでした。
おじさんと看護師さんのやり取りを見ていて、初めは忙しそうな看護師さんに同情していたのですが、術後はすっかりそのおじさんにも同情するようになってしまいました。
体も比較的動かせて、数日しか入院していない私ですら既に病院にいるのが嫌です。
自分があのおじさんと同様の状況になってしまったら、どうなってしまうだろう。
毎日閉鎖的な病院で、外の空気を吸うことすら出来ず、たわいない会話をする相手もいない。自分で体を動かす事も出来ず、横になっているだけでも体が痛み続ける。
そんな状況に置かれてしまったら、それがたとえ看護師さんに迷惑をかけてしまう方法だとしても、ついついすがってしまうかもしれない。
正直おじさんは変な人だと思いますけど、この変さはおじさんのせいではないのかもしれない。老いや病いは人を簡単に変えてしまう可能性があるから恐ろしい。
健康でいるということは、とても幸せな事ですね。
出来ることなら私はもう二度と入院したくないです。
早く退院して人と話しがしたい。
美味しい物が食べたい。
外の空気を吸って、ただ散歩がしたい。
何でもない日常が、とても大切なものに感じる今日この頃。
あ、でも仕事はそんなに大切には感じないかな…。
手術のせいでブランクがありましたので、オチもなにもありません。
ブランクという単語を正しく使いたかったのと、リハビリで書いた記事です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆さんが健康であることを願ってます。
お体にお気をつけてお過ごしください。
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