結束バンドZeppツアー「We will大阪公演」の感想と妄想
ご注意
この記事は、2024年9月8日にZepp Osaka Baysideで開催された結束バンドのライブツアー「We will」大阪公演について、現地で体験した一般『ぼざろ』ファンの私が妄想全開、知ったかぶり全開で感想を綴るものです
当記事の内容はちゃんとした音楽知識に基づくものではございませんし、当日のセットリスト及び『ぼっち・ざ・ろっく!』原作6巻までのネタバレを含みますので上記をご納得の上で話半分にご覧いただければと思います
それはもうほぼ全ての文末に「知らんけど」が付いてるようなものと思って読んでもろたほうが丁度良いくらいだと筆者は考えております、知らんけど
結束バンドのライブ嬉しい〜!
そもそも漫画や音楽が好きな私は、『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品をアニメ化前から知っていて読んではいたのですが、本格的にハマるのはアニメを観て実際に結束バンドの音楽を聞いてからでした
結束バンドの音楽の何が好きかって、夢を追う若者がライブハウスで奏でる音楽として非常にリアリティがあるんですよね
生々しいライブハウスの匂いがする……作詞、作曲、編曲を担当された一流ミュージシャンの皆さんの本気を感じます
中でも2024年9月時点で発表されている結束バンドの楽曲全26曲のうち23曲を編曲されている三井律郎さんの力は大きくて、この人こそ現実世界における結束バンドの山田であり後藤、ファンとしては神と崇めたい存在なわけです
そんな三井さんのギターが聴ける……!?
しかも我が地元大阪で!!
昨年のライブ「恒星」を配信で観ていた私は半ば冗談のつもりでZeppなんばに来てくれーとか言ってたんですが、それがこんなに早く実現するとは……実際ツアーに来てくれたのはなんばじゃなくて桜島にあるOsaka Baysideだったんですが、そんなもん些事です些事(いやでも当日間違えてなんばの方行ってる人いそうだな)
この機会を逃す手は無い!
劇場総集編『Re:』を観て「早くこの曲Zeppで聴きたいなー(当たり前のように当選する気でいる)」と思いながら臨んだ第一次先行は残念ながら落選、現実の厳しさを噛み締めながら友人と共に挑んだ第二次先行抽選でなんとか現地で結束バンドのライブを体験する権利を掴みました
その日から9月8日にビッグイベントがある! っていう希望のおかげで毎日にハリがあるんですよね
だからといって普段より頑張れるっていうほど私は殊勝な人間ではないのですが、カレンダーの9月8日という日付が輝いて見える……他にも楽しみにしてる漫画の新巻とかスマホゲームのイベントみたいな日々の幸せはたくさんあるのですが、それとは別に大きな生き甲斐があるのは人生において大事なんだなと思いました
そんなわけで迎えた当日、いよいよ待ちに待ったライブへの期待と、今日が終わればもうライブ当日をわくわくして待つ日々も終わっちゃうんだなという寂しさを抱えながら、まずは同伴の友人と共に物販に参戦することとなります
会場物販
上の画像を見てもらえればご理解いただけると思うんですが、アニメ関連のライブなのにキャラのイラストがプリントされてるタイプのグッズが極めて少ないんですよね
これは私としては非常に嬉しいんです
単にその方が普段使いしやすいとかそういうことじゃなくて(というか私はキャラもののグッズとか普段から平気で使うし身につける)、要は「本来フィクションの中だけに存在する結束バンドを、現実でも体験させてやるぜ!」っていう心意気、「キャラの顔を描かなくても、みんななら結束バンドを感じてくれるよな!」というファンへの信頼が嬉しいんですね
だって一般的なロックバンドのライブグッズって、アルバムのジャケットとかツアーロゴを使用したものが中心で、アーティストの顔写真がプリントされてるものはそう多くないわけじゃないですか
こういう世界観の構築、共有をブレずにやってくれてる感じが非常に好きなんですよね
最新(2024年9月時点)EP「We will」も少し未来の結束バンドが持ち寄ったデモ音源というコンセプトがちゃんと用意されていて決して「キャラソンアルバム」という表現は使われないですし、「い・ろ・は・す」との楽曲タイアップもバンドの実在感をより強固にしてくれた実感があります
「い・ろ・は・す」タイアップ企画に関しては、(あのなんかノスタルジックなスペシャルムービーもエモくてめっちゃ大好きなんですけど)欲を言うなら俳優さんが登場する実写の映像に「僕と三原色」を流すだけのCMを作ってくれても良かったのになと思ってるくらい
阿部寛がサンボマスターではなく結束バンドをBGMに「い・ろ・は・す」を飲むCM……なんかロマンを感じませんか?
さて、野暮な妄想は置いといて、そろそろ私が購入したグッズをご紹介したいので写真を貼っていきますねー
全部かわいい
当日まではこんなにたくさん買うつもりでもなかったんですが、実物を並べられてるの見るとやっぱり欲しくなっちゃいますよね
やっぱご当地グッズは外せないよね〜ってことでOsakaBay会場のリストバンドと、バックステージパス風ステッカー!
こんなん思い出が詰まった一生の宝物になりますからね
ステッカーは実物同様布製なのが粋です
この辺はライブ終わってからも頻繁に普段使いしてます
ただし、ドリンクホルダーに付属するアクリルチャームはボールチェーンで取り付けられているだけでなんとなく心許ないので、無くさないよう注意が必要ですね
で、特に気に入っているのはこちら
このアクリルチャーム、結束バンドの持ち曲のうちアジカンカバー曲とEP「We will」収録曲を除いた20曲の世界観をそれぞれビジュアル化したもので、どれもめっちゃかわいいデザインなんですよね
どれが当たっても嬉しい……っていうかぶっちゃけ全部欲しい
繰り返し聴いている結束バンドの曲にはどれにも思い入れがありますから、ほしくないやつなんてあるはずない訳です
サイズは意外と大きくて、実際のカセットテープとほぼ同じか少し大きいくらいでした
我が家には家族が昔聴いていたカセットが山のようにあるので実物を用意できましたが、結束バンドファンの若い世代にはカセットテープなんて見たことないよって人も少なくないんじゃないですかね
とはいえ、レトロ趣味にハマる若い層って常にいると思いますし(特に深くディグるタイプの音楽好きとは層がかぶりやすい印象もある)、結束バンドのアルバムにもアナログ版とかカセット版が発売されている今、こういった懐かしアイテムに感じるエモはかえって共有しやすい時代なのかもしれません
ランダム封入かつ購入制限アリなのが厳しいですが、めっちゃいいグッズだなと思います
汗だくになりながら並んだ甲斐がありました
ツアー皮切りの大阪会場、最初の公演を観られるのはめちゃくちゃ嬉しい一方で暑すぎでした
フェスをナメてたぼっち&山田のように死にかけてましたが、より大変なのは外で働くスタッフのみなさんですよね
私みたいな要領悪いやつがおろおろしてるのにも丁寧に対応してくれますし、本当ありがとうございますって感じ
昼食、そして入場まで
物販での買い物を終えると一度会場を離れ、腹拵えのためJRで西九条へ
会場周辺もコンビニ等はあるんですけどね
西九条で時間を潰しつつ、頃合いを見て再び桜島駅へ
入場直前もチケットの分配やらなんやらでモタついたり待機列がよく分かってなかったりで友人に迷惑をかけつつ、なんとかZepp OSAKA BaySide会場内へ!
交通系ICカードでドリンク代払えるのめっちゃ便利ですね
ロビーを彩るフラワースタンドを眺めつつ、受け取ったドリンクコインは即交換
私が選んだのはもちろん「い・ろ・は・す」
じゃのめりんごは「い・ろ・は・す」を応援しています
だって結束バンドとタイアップしてくれたもん
整理番号が結構大きい数字だったので良いポジションをおさえられるか不安だったのですが、なんやかんやでそこそこ前の方、しかも端っこよりやや内側というなかなかの位置に陣取れました
厚かましく前を攻めてみるもんですね(「もう一歩内側へ!」のアナウンスで最終的に5歩ぐらい中に寄せてくれたスタッフさん本当ありがとうございます)
外がずっと暑かったギャップもあり冷房が効いた会場の寒さにちょっとやられましたが、ライブが始まればそんなのすぐ忘れちゃいます
会場を見渡してみますが、ここにも結束バンドメンバーのイラストとかはないんですよ
モニターもないので、「恒星」のときみたいにアニメの映像を一部流したりとかそういう演出もありません
4人の存在を示すのは、ステージ中央に掲げられた結束バンドロゴのLED電飾と、天井からステージを照らす三原色、そしてピンク色のライトのみ……熾烈な抽選を潜り抜けてここに集まったファンにはもうこれだけで4人の存在を感じられますからね
ロックバンド・結束バンドのライブにますます期待が高まります
あとは待つだけ……会場BGMとしてTHE BACK HORNの「コバルトブルー」が流れていたのが嬉しかったです
さて、改めてご注意なんですが、ここから実際のセットリストに触れていくので、ネタバレがイヤな人は読むのやめて各自EP「We will」を鬼ローテする時間に浸ってくださいね
ネタバレがイヤということは貴方もこのZeppツアーに参加予定があるはず……結束バンドファンのみなさんはもう全曲大好きなことと推測いたしますが、まだいける
隅々まで聴いてもう二、三段階好きになってからライブ本番に臨むことをお勧めします
きっと楽しいよ
……もういい?
このくらいでネタバレ防止用のスペースを十分文字で埋められたでしょうか
この辺までスクロールして1曲目のタイトルが見えちゃった読者さんはごめんなさいね
あと「ラーメンとかええからはよセットリスト教えろや」と思いながらここまで読んでくださった読者さんもそれはそれでほんまごめん(なんか知らんけどここまでで大学の期末レポート程度なら乗り切れるくらいの文字数にはなってるんですね)
お待たせいたしました、次の見出しからようやくライブ本編に触れていきます
ライブ本編
まずは楽器部隊のみなさんが入場し、声優さんが現れる前に超カッコいいセッションを披露してくれます
三井さんの生演奏を早速聴けてもう楽しい
1曲目どれやろな……「恒星」の一曲目が「ひとりぼっち東京」だったのは天才だと思うくらい印象に残っていますが……
ん……?
天才……?
1.月並みに輝け
長谷川育美さんの「天才だって信じてた」の歌い出しで始まるこの曲、「月並みに輝け」から「We will」は幕を開けました
最高の選曲ですよね
劇場総集編「Re:」のオープニング曲にして、喜多ちゃんの歌から始まる曲……今思えばこの曲って「Re:」で新しく作られたOP映像に合わせて流れるので、そういう意味では物語上最も時系列が古い曲になるんですよね
「Re:」新規OP映像、喜多ちゃんがバスケしてたりぼっち父が押し入れをギターヒーローの収録スタジオに改装しているシーンが印象的ですが、これは言わばTVシリーズ『ぼっち・ざ・ろっく!』の前日譚で、そういう意味では第1話OPの「青春コンプレックス」より古い時系列に使われている曲だと解釈できなくもないかもしれないんですよ、知らんけど
そういう理屈抜きにしても単純に今年リリースされた曲を早く聴きたいところですからね
あらゆる面から本ツアー1曲目としてこれ以上ない選曲だと思います
サビに入ったら客席から手が挙がり、リズムに合わせて揺れ動く……音楽と観客が連動する一体感
ロックバンドのライブってやっぱり楽しい!
長谷川育美さんはこのライブでも堂々とされていて本当にカッコいいです
本職は声優さんですが、様々なアーティストに提供された曲を歌いこなす技量・表現力、1つのライブで20曲近くを歌い切るタフネス、もう何年もバンドやってるでしょと錯覚させられるくらいの風格
喜多ちゃん役がこの人で本当良かったなと改めて思います
2.青春コンプレックス
MCも挟まず立て続けに演奏された2曲目は、TVシリーズOPの「青春コンプレックス」
「恒星」ではアンコールの最後一曲として演奏されたことも印象的だったので、こんなに早くこの曲演っちゃうの!? と驚きました
このギターリフが鳴り響いた瞬間、観客の皆さんもどよめいていたように感じます
どよめきも束の間、沸き起こる「Oi! Oi!」という大歓声……この辺はやや他のロックバンドのライブとは違うノリを感じましたね
やや地下アイドル的なノリというか……それよりは大分マイルドですが、やっぱりちょっと客層がズレてるんやろな
少々ひねくれてる私は、ステージの演奏にも負けない声量の「Oi! Oi!」には混ざらず、静観(何様やねん)
声出すのも楽しいけど、それより私はギターが聴きたい
音を聴け音を
みんな脳内の山田リョウに従えよぉ!
ひねくれものの文句はおいといて、「青春コンプレックス」良いですよね
イントロで演奏されたギターリフが、Aメロに入ってもままだ繰り返されてる感じがめっちゃ好き
喜多ちゃんが歌っててもずっと暴れ回ってるのが後藤ひとりなんだよなと思います
そんな大暴走獰猛な後藤パートを、編曲者の三井律郎さん本人が演奏してくれてるんや……頼むからギターを聴かせてくれ!
でもサビに入ると、さすがに脳内の山田を無視して叫ばずにはいられませんでした
「かーきーなーらーせー!」
「うーちーなーらーせー!」
OP曲の強さを感じる、ものすごい一体感……楽しい
やっぱライブは声出してなんぼやね(てのひらクルー)
ラスサビまで来たらもう迷わず大合唱に参加しちゃいますよね
ただ、ちょっと気になったのがアウトロ直前部分
「かーきーなーらーせー!」「らーいーめーいーをー!」
ここまではわかるんですが、
その後の「Ahーーーーー♪」の部分まで合唱してたのはなんかさすがに笑っちゃった
そこはもう聴いてたら良いやろ
3.カラカラ
「青春コンプレックス」終わりで長谷川育美さんが一度退場し、交代で水野朔さんが登場
3曲目は山田リョウのボーカル曲「カラカラ」でした
この曲もそうなんですけど、めっちゃアルバムを聴き込んでいてもライブで聴くと印象が変わる曲が結構あるんですよね
「カラカラ」の場合、かなりテンポが早い曲なんだなと今回のツアーで拳を挙げてみて初めて気づきました
というのも、程よく肩の力が抜けた山田のボーカルと、歌メロのゆったりおしゃれな感じからわりとミディアムからスロー寄りのテンポの曲なのかなーという印象があったんですよね
サビでは楽器のリズムに合わせて手首を動かすので、その動きの忙しなさで初めて単位時間の音数というか、密度に気付いた感じです(音聴いてなかったんやんけ)
完全に言い訳なんですが、これまで注意深く聴いてなかった訳じゃなくて、現地に赴き身体を動かして体験することではじめて、普段音楽を聴くときに気にしていなかった部分にセンサーが働くようになるというか……だからライブに行くと好きなバンド、好きな曲の新たな一面を知れてよりその音楽を好きになれますよ、ってことで
っていうか「恒星」の時からめっちゃパワーアップしてましたよ水野朔さん
よりバンドのフロントマンっぽく、落ち着いた振る舞いをされていてカッコよかったです
それと同時に、早い段階からそれができていた長谷川育美さんのすごさも改めて実感するわけですが……結束バンドみんなすごいわ
で、ここで初めてMCが入ります
最初が水野朔さんによるMCなのはちょっと意外ですが、こういうのも良いよね
観客席からの「さくぴー!」コールがすごかったです
熱狂的なファンがいてはるねんな
曲フリもしっかりあって、次も山田ボーカルのこの曲
4.惑う星
大好き
ACIDMAN大木伸夫さん提供の「惑う星」、私はEP「We will」の中でも一番好きです
ノイジーで重厚、激シブなイントロからもう好きなんですが、サビのメロディは明るくてポップなのがまた良い
歌詞も
ただ泣いて生まれた僕らは皆
バラバラのままで美しいんだよ
の部分とかめちゃくちゃ山田リョウの美学を感じます
喫茶店でぼっちちゃんにアドバイスした内容と重なりますよね
結束バンドの曲の中でもイントロが長めなのも山田っぽいなと思ってます
サブスク隆盛の時代、聴かれるためにはイントロ無しで歌始まりでなきゃとか、ギターソロはスキップして聴いちゃう若者の存在を知ってアーティストの皆さんも様々な工夫を余儀なくされる中、30秒近くあるけどめちゃくちゃカッコいいイントロをぶつけてくる所にやりたい音楽を貫くミュージシャンとしての心意気を感じるんですよね
大阪公演の割と直前で発表された曲ですが一瞬で虜になってしまったので、絶対聴きたいと思ってました
生で聴けて感無量です
5.僕と三原色
水野朔さんと交代しステージに帰ってきた長谷川育美さんが歌う5曲めは、「い・ろ・は・す」とのタイアップ曲「僕と三原色」でした
歌メロディーも爽やか、空間系エフェクトがかかったギターの音色も爽やかでいかにもペットボトル飲料(かシーブリーズ)のCMソングって感じ
白い砂浜を制服姿で駆けていく少年少女の姿が目に浮かぶようです……さっきまで熱弁してた阿部寛はどこ行ったんって感じですが
このフレーズ考えながら思ったんですが、これめっちゃぼっちちゃんの地雷っぽいですね
𝑺𝒖𝒎𝒎𝒆𝒓 𝑳𝒐𝒗𝒆 𝑭𝒐𝒓𝒆𝒗𝒆𝒓 ……
特に印象に残っているのでこの項で初めて触れるんですがこのライブ、照明による演出も非常に良かったです
ステージ後ろのストライプLEDや天井、ステージ床に取り付けられたライトがめっちゃ良い仕事してくれます
基本は曲のイメージに合わせた色の照明が選ばれますが、山田ボーカルの曲のときは青、虹夏ちゃんなら黄色のように人物のイメージに合わせた色の使い方もありましたね
「僕と三原色」の場合は特にカラフルで、赤、黄、青の光でステージが鮮やかに彩られていました
サビでは緑一色(麻雀の役みたい)に染まり、ちゃんと「い・ろ・は・す」タイアップやってました
6.milky way
「僕と三原色」の高揚冷めやらぬ中、優しく響くチルいギターの音色……6曲目「milky way」のイントロです
この曲もライブで印象が変わった曲の一つで、この優しいイントロが実際のライブだとここまで存在感あるのかと感動しちゃったんですよね
EP「We will」発売前に楽曲提供アーティストを発表する映像が公開されたんですが、私はこの曲だけ冒頭数秒のギターだけで「Saucy Dogじゃね?」って気づけたんですよ、名前が表示される前に
私自身めっちゃSaucy Dogを聴いてるわけでもないんですが、それでもわかっちゃうくらいってことはやっぱりめちゃくちゃ個性が確立されたバンドってことですよね
あとSaucy Dog、あまりに喜多ちゃんにピッタリすぎる
山田の「惑う星」とは真逆でイントロがかなり短いのも、結束バンドの中で一番真っ当に「現代の若者」的感性を持ってそうな喜多ちゃんっぽく感じますね
サブスク時代の音楽との向き合い方について山田リョウと喜多郁代で綺麗な対比になってるの面白すぎるでしょ
そしてそれをちゃんと読み取れるように編曲してくれる三井律郎さんの凄さですよね
さて、ここでようやく長谷川育美さんの初MCが入ります
「久しぶりに歌う曲」というふうに紹介されて会場からは「おお〜!?」と歓声が上がっていました
私は全然ピンときてなくてポカンとしてたんですが、皆さんは分かってたんですかね?
7.distortion!
7曲目、TVシリーズ最初のED曲「distortion!」
イントロと共に始まる野郎共の「Oi! Oi!」タイム……
イキって「音を聴け音を」モードに入る私……
でも手拍子はしちゃう一貫性のない私……
いいいいイキってすみません…
余談ですが、学生時代の私はデザインが気に入ったという理由でディストーションペダルを買って、それをスタジオ練習のとき同じサークルのギターヒーローに試奏してもらったことがあるのですが、その感想が「これは……ファズだね」でした
確かになんか音がゴリゴリしてらぁ
「distortion!」終わりでまた長谷川育美さんが袖にはけていき、とうとう彼女が舞台に姿を現します
そう、我らが主人公・後藤ひとりを演じる青山吉能さんが
8.夢を束ねて
MCではしっかりこの曲への想いを語って下さりました
8曲め、佐藤千亜妃さん提供の「夢を束ねて」
スローテンポで歌はしっとり、でも相変わらずギターはしっかりうるさいのが結束バンドらしく、後藤ひとりらしくて良いですよね
特にギターソロはめちゃくちゃノリが良くて、ギャップが楽しい曲という印象もあります
青山さんの歌も非常に素敵
これはやっぱり声優さんの強みだなぁと思うのですが、歌への感情の込め方が凄まじい
この曲は特に情感たっぷりに歌うと特に映える曲だと思うので、本領発揮という感じで超グッときましたね
会場の様子はというと、みんなすっっっごい静かに聴いてました
さっきまで「Oi! Oi!」叫んでたやつらが……結束バンドファン、みんなめっちゃ空気読めるやん……
青山さんは一曲歌い終えて一度退場されます
そしてとうとう、三井律郎さんにスポットが!!
静かになった会場がどよめき、ひとり奏られるあのフレーズ……!!
9.あのバンド
静まり返ったライブハウスで、ピンチの結束バンドを救う後藤ひとりのアドリブソロ!
そう、台風の下の初ライブの再現です
三井さんかっけー!!
「夢を束ねて」では青山吉能さんが歌で、「あのバンド」では三井律郎さんがギターで後藤ひとりの魂をわかりやすくここに具現化してくれている……そう考えるとこの曲順にも意味を感じますね
長谷川育美さんも再びステージへ
あのバンドもめっちゃカッコいい曲ですよね〜
この曲も「青春コンプレックス」のようにイントロで印象に残るギターリフを喜多ちゃんの歌が入ってからも引き続けるタイプ
サビ裏で一生チョーキングしてるのもカッコよすぎる……初ライブで披露したということもあり、歌詞的にも後藤ひとりの初期衝動が詰まった曲の一つなんだろうなと思います
そして、この曲は初ライブの「2曲目」
そうなると必然、続くのはこの曲だ!
10.ドッペルゲンガー
来ましたねぇ「ドッペルゲンガー」
劇場総集編「Re:Re:」のOP曲であり、TVシリーズでは披露されなかった初ライブ3曲めとして新たに作られた曲ですね
曲調もややシリアスで、「ギターと孤独と青い惑星」「あのバンド」と同じ空気を持った曲だなと思います
ぼっちちゃんのギターソロもちょっと力業感あって、延長線上にある曲として説得力があります
粋なことしてくれるぜ……!
粋なことをしてくれる『ぼざろ』公式のライブだからこそ、「あのバンド」からの「ドッペルゲンガー」という繋ぎは絶対やってくれるんだろうなという信頼感がありましたよね
一方で驚いたのは、「ギターと孤独と青い惑星」やらないの!? という点
3曲連続で披露するというアイディアは間違いなくあったでしょうに、そうしなかった訳とは……
11.なにが悪い
長谷川育美と入れ替わりで鈴代紗弓さん登場!
虹夏ちゃ〜ん!!
虹夏ちゃんボーカルのED曲「なにが悪い」
明るくキャッチーなメロディが虹夏ちゃんらしくてかわいいですよね
Aメロのギターにがっつり空間系エフェクトかかってるの好き
観客席も「wo wo wo wo wo wow〜」「yeh yeh yeh yeh」の大合唱と共に手を横に振り、和やかな雰囲気
鈴代さんも「恒星」のときより落ち着いていらっしゃる印象で、フロントマン力がめっちゃ上がってるなと思いました
MCを挟みつつ、期待の新曲!
12.UNITE
EP「We will」収録の新しい虹夏ちゃんボーカル曲!
疾走感溢れる曲調が元気で頑張り屋な虹夏ちゃんらしくてとても良い
フォーリミ提供なのは「メロコアとかジャパニーズパンク」が好きという設定を拾ってくれてるんですよね
この曲で印象に残っているのが、鈴代さんの曲名コールのカッコよさ!
結束バンドの曲ってイントロが2段階あるパターンが割と多いんですが、「UNITE」もその例に漏れないんですね
そのイントロ前半と後半の境目に訪れる一瞬の静寂、そこに差し込まれる鈴代さんの
「UNITE」
がもうめちゃくちゃカッコよくて多分一生忘れられないと思います
いや、忘れてやらない
というわけで13曲目なんですが、ここはMCを挟まず「UNITE」終わりですぐに次の曲のイントロが始まったんですね
これがもう抜群に気持ちよかった
この2曲の並びを軸にセットリスト作ったんですか? って思うくらい、ここの繋ぎが群を抜いて気持ちよかったんですよね
気持ちよかったってなんやねんって感じですが、私の知識、経験では言語化不可能なやつなんですよ
「UNITE」終わりと次の曲の最初のコードが同じだったりするんでしょうか……
でも当日のセットリストを元に曲を並べたプレイリストを使ってローテしてますが、この気持ちよさは再現できないんですよね
やっぱ現地で体験しないとわからないことって本当に色々ありますよ
13.忘れてやらない
というわけで、「UNITE」からの繋ぎが抜群に気持ちよかったのは秀華祭の1曲目として披露された「忘れてやらない」
この2曲の繋ぎの気持ちよさに圧倒されて出だしの手拍子にちょっと出遅れました
ここでちゃんと手を叩きたかったのに!
若干の悔しさを感じながら聴く「忘れてやらない」も味があります
この曲の歌詞もなんとなくぼっちちゃんのいわゆる普通の青春に順応しきれない悔しさを感じるもので(むしろその悔しさこそが青春ど真ん中にいる者が放つ輝きそのものだろって感じもするんですが)、それでも自分らしく頑張っていくかっていう等身大な前向きさに共感しちゃいますよね……ぼっちちゃんの深刻な葛藤に、手拍子にちょっと出遅れたという私のしょうもない悔しさを重ねるのは冒涜では?
曲終わりで一旦長谷川育美さんのMC
「もうすぐ時計は……7時(当時のリアルな時間)?」
「時計……時計は〜?」と、極めて分かりやすいヒントを出してくれてるのに
(「秒針少女」だぁ!)と読み違える私
みなさん、↑こいつここまで長々としたり顔で語ってるけど結束バンドのこと何も分かってないですよ!!
直前に「忘れてやらない」演奏してもらったんもう忘れたんか
当然、次はみんな大好きなあの曲ですよ
14.星座になれたら
来ました、秀華祭2曲め「星座になれたら」
なんやかんやこの曲が一番好きかも〜
16ビートでちょっとシティポップっぽさがあるのがおしゃれで素敵ですよね
いよいよ結束バンド愛が高まった後藤の歌詞が可愛くも切ないのがまた最高
月が綺麗で 泣きそうになるのは
いつの日にか 別れが来るから
のとことかキュンとしてしまいますよね
この曲に限らず、ぼっちちゃんは常に「結束バンドとしての活動がいつか終わってしまう不安」を抱いて歌詞を書いている気がします
「別れ」とか言うなよ後藤ぉ!
4人は一生結束バンドでいてくれよぉ!!
そんな後藤の不安と共に、TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』が視聴者との別れを惜しむ気持ちを表現した歌詞でもあるのかなとも思っています
「星座になれたら」に限らず、「忘れてやらない」
から「フラッシュバッカー」を経て「転がる岩、君に朝が降る」までのアルバム「結束バンド」終盤の流れが全部そういう感じなのかなぁと思っちゃうわけです
実際は爆発的大ヒットからのビッグコンテンツ化でお別れどころか絶え間なく新曲やグッズ、コラボ等の供給があって彼女らの顔を見ない日はない状況ですが
観客の皆さんの様子ですが、この曲も「なにが悪い」と同じく手を横に降っている人が大半だったと思います
この曲も照明での演出が印象的で、「星座」というワードに合わせて星がキラキラと輝く夜空のイメージ
あとなんと言ってもミラーボールですね
天井から吊り下げられたミラーボールが、会場中を小さな星で満たしていくように回転するのがなんとも可愛かったです
ギターソロはアニメ本編と同じ最高のやつ
2番が終わるとまずは喜多ちゃんパートのakkinさんにスポットが当たり、三井さんのボトルネックにバトンタッチする感じでした
これも生で観れて聴けて感無量
夢のような時間でした
15.秒針少女
いよいよ終盤、15曲めはミニアルバム「Re:結束バンド」収録の「秒針少女」です
この曲は同ミニアルバムに収録される6曲の中で唯一、CDの発売まで曲名すら伏せられていたと記憶しています
ぼっちちゃんの結束バンドへの愛が重くて大変良い歌詞ですよね
結束バンドの曲では初めてアコースティックギターが使われている曲で、歌詞の切実さもあいまってしっとりとした印象
お客さんも「夢を束ねて」のときのように静かに聴き入っていました
ライブで聴くと「もうひとりの私と いつもの反省会だ」の直後に入ってくる三井さんのエレキギターがあまりに美しくて息を呑んでしまいましたね
全体的に抑えめな音のバランス的にギターが聴こえやすいのもあって、めっちゃ美しく感じます
あまり歪んでないからより際立って聴こえるのかな
理屈はわかりませんが、エレキギターパートの魅力をより感じられたという意味では、この曲もライブで印象が変わった曲の一つと言えそうです
しっとり静かな「秒針少女」から一転、次は賑やかなあの曲にバトンを繋ぎ、ライブはエンディングに向かいます
16.今、僕、アンダーグラウンドから
劇場総集編の前編「Re:」のエンディング曲ですね
「今、僕、アンダーグラウンドから」もめっちゃ好き
映画で初めて聴いたときからノリノリになってしまいましたし、これは絶対ライブ映えする曲だよなという直感がありました
Zeppでこの曲に合わせて拳を突き上げるんだ! という希望を胸に夏を乗り切ったと言えるくらい、このライブで聴くのを楽しみにしてましたね
この曲には歌い始めの「溢れる感情託したように掻き鳴らすレスポール」という歌詞に合わせてぼっちちゃんが実際にジャカジャーン! とギターを掻き鳴らす部分があるのですが、このライブでは該当部分で三井さんがちゃんとジャカジーン! って感じのポーズをキメてくれていたのがめっちゃ良かったです
私は『ぼっち・ざ・ろっく!』原作の音楽監修・instantさんのツイートでこのジャカジャーン! を知ったからこそライブ当日の三井さんのジャカジャーン! ポーズに気づけたと言えるので、公式サイドのみなさんがこういった情報を発信してくれるのは本当ありがたいことだと感じています
曲中ずっとノリノリで本当楽しかったです
良い曲やわ「今、僕アンダーグラウンドから」
改めて聴いてみると、ライブ映えする曲でありながら同時に映画のエンディング曲としても優れているということに気付かされます
虹夏ちゃんのドラムから始まり食い気味にぼっちちゃんのギター、山田のベースと楽器が揃っていって最後に喜多ちゃんの歌という順番に物語の流れを感じられるイントロ、素敵ですよね
ジャカジャーン! というギターもスタッフロールのお供には良いアクセントだと思いますし、一曲の中で展開が豊富なのも映画のED曲に非常に適した特徴なんじゃないかと思います
イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
→Aメロ→Bメロ→サビ
という王道の構成に続いてギターソロからのCメロ、そして最後のサビは前半がエレキギターの生音+歌で一度静かになるのがメリハリ効いてて素敵です
『ぼっち・ざ・ろっく!』、エレキギターの生音もちょくちょく効果的に使ってくれるともめっちゃ好きなんですよね
長谷川育美さんはここでステージを離れます
最後の曲を飾るのは我らがギターヒーロー、青山吉能!
そして有終の美を飾るのはこの曲だ!!
17.Re:Re:
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのカバー曲で、後藤ひとり歌唱の「Re:Re:」!!
言うまでもなく劇場総集編後編「Re:Re:」のED曲です
タイトル発表から予想はしてたんですが、それでも劇場であのなっがいイントロを聴いたときには興奮しちゃいましたね
ましてや、Zeppのステージでギターを携えた青山吉能さんがこの曲を歌うとあればエキサイトしない訳がないんですよね
期待してなかったと言えば嘘になりますが、「転がる岩、君に朝が降る」に続いてこの曲まで練習してくれていたなんてめっちゃ嬉しい
後藤ひとり役がこの人で本当に良かった……鳴り止まぬ歓声の中、ステージを去っていく青山吉能さん
あちこちから轟く「よっぴー!」コール
私も思わず「ギターヒーロー!!!」と叫んでいました
いや〜本当に良いライブでした
聴きたい曲いっぱい聴けて大満足!
運良くチケット取れて良かったですよ
好きなバンドのライブですから、ずっと好きな曲が聴こえてきますし、幸せな時間でした
次もチケット取れる保証なんてありませんが、また結束バンドのライブ聴きに行きたいな〜!
………………いや違う!
まだ終わってない!!
ライブにはあるじゃないですか……アンコールという素敵文化が!!
アンコール
18.転がる岩、君に朝が降る
鳴り響く手拍子と「アンコール!」の大声の中から再度青山吉能さんが登場!
そういえばMCで「大きな声がこわい!」と言われてしまいましたっけ
デカい声で「ギターヒーロー」言うてもうて堪忍やでよぴさん
「聴きたい曲、まだありますよね〜?」ですって
なんっっっぼでもあるよ
というわけでアンコール1曲めはTVシリーズ最終話のED、「転がる岩、君に朝が降る」です
連続アジカンカバー曲!
ギターヒーロー青山さんの演奏もとても良かったです
青山さんのギターは完璧という感じではないのですが、この日の演奏は魂が乗っているというかすごくロックを感じました
ロックバンドのギターのカッコよさって、練り上げられた技術で音源を完璧に再現することが全てというわけではないと思うんですよね
そこまでできなくても魅力的なギターを弾ける人は間違いなくいて、あの日の青山さんこそそうでした
ソロを弾くときの少し荒いピッキングもむしろその荒さが艶っぽくも感じて、めっちゃロックでした
よぴさんのロック、『よっぴ・ざ・ろっく!』の始まりを目の当たりにした思いです
ギターヒーロー青山さんと交代し、長谷川育美さんが登場
「カッコいいでしょ、うちのギターヒーロー」と仰ってましたが、ほんまそれですよ
アンコールは続く! 嬉しい!!
次の曲はなんだ!?
19.ギターと孤独と青い惑星
ここで来たかああああああああああ!!
「あのバンド」の流れに組み込まなかったのはアンコールで演奏するためだったんですね
思えば「ギターと孤独と青い惑星」は最初のオーディションで演奏し初ライブ出演の権利を勝ち取った結束バンドにとって大事な曲、ぼっちちゃんにとっても最初期に作詞した作品で、言わば初期衝動の塊とも言える曲であるはずです
一般的にアンコールではみんなが知ってるようなそのバンド(アーティスト)の切り札とも言うべきキラーチューンが演奏されることが多いと思うんですね
そういう意味では、結束バンドにおける必殺の一曲として「ギターと孤独と青い惑星」は相応しい曲だと言えるんじゃないでしょうか
「THE FIRST TAKE」で披露する曲にも選ばれた結束バンドの名刺代わりになる曲で、物語的にも重要な意味を持つ「ギターと孤独と青い惑星」……これもライブで聴けて本当に良かったです
そして、次が正真正銘このライブの最後を飾る曲
名残惜しいですが、本当楽しかった
20.光の中へ
この曲もライブで聴いてみて新たな一面を知れました
アウトロで結束バンドのメンバー全員がコーラスに参加する曲ですし、ライブのラストを盛り上げる条件をおさえていることは考えてみればわかるんですが、実際にライブで聴いてみるとそういうカタログスペック(?)を超えた、感動にも近い満足感があります
これでライブが終わっちゃうんだという寂しさは確かに感じるんですが、それを上回るような楽しさ、充実感
「恒星」のアンコールは「青春コンプレックス」で締められていて、アニメのイベントライブとしてはOP曲で最後を飾るのは美しいですし道理なんですが、そういう理屈を超えて「楽しいライブだった!」と思わせる力はもしかしたら「光の中へ」の方が強いのかもしれません
いつかまた結束バンドのライブを観に行くことがあったとしても、ライブの最後は「光の中へ」で締めてほしい
それぐらいこの曲を好きになってしまうライブでした
白や黄色といった照明でひたすらステージを「光」で満たす演出も印象的
絶対また結束バンドのライブを聴きに来たいなと思いながら、Zepp Osaka Baysideを後にしました
終わりに
ここまでだらだらと長い長い文章にお付き合い下さった読者さん、もしいらっしゃったらありがとうございました
きっと読みにくかったでしょう?
もはやライブの感想を書きたいのか曲の印象を語りたいのかもよくわからん文章になってしまいました
私が好きなことを好きなように吐き出しただけですもんね……最後まで体調とか悪くされてたらすみません
公開タイミングも札幌公演直後の深夜ということで最悪です
紛らわしいったらありゃしない
札幌公演の感想を探しに来られた方ももしいらっしやったらごめんなさいね
こちら大阪公演の感想記事でございます
読む方はしんどいかもしれませんが、私は大好きな結束バンドのことをいっぱい考えて、それを好き放題書くことができて非常に満足です
じゃあ書くだけ書いて投稿せーへんかったらええやんけと思われるかもしれませんが、私も現代のネット社会を生きる承認欲求モンスターの1人、読まれたら読まれたで嬉しいんですよ
いいねくれー!
最後に、今回のライブにおける「ギターと孤独と青い惑星」及び「光の中へ」についての私の妄想を公開して終わりにしたいと思います
先ほどの「アンコールには切り札になる曲を持ってくるよね」というあるあるに照らし合わせると、公式側はこの2曲をそれに位置付けてるんじゃないかなーって私はぼんやり考えてまして
何故2曲必要なのかって話なんですが、原作漫画やアニメが描く物語上の結束バンドと、とうとうZeppでツアーやるまでになってしまった三次元世界の結束バンドではアーティストとしてのスケールが現時点ですでに大きくズレてしまっているわけで、これらは文脈によってはある程度パラレルな存在として区別しないとややこしくなっちゃうと思うんですよね
EP「We will」のコンセプトなどを鑑みると、公式側もそっち方向に舵を切りつつあるように見えます
だって原作結束バンドでようやく最初のCDを出そうかという段階、アニメにいたってはまだライブ経験も2回とかそこらなのに対して三次元結束バンドは持ち曲が20曲以上あるという圧倒的売れっ子バンドなんですよ
現に20曲も披露してくれた今回のライブでもセトリ落ちする曲が出てきちゃってるし……
そういうわけで、現時点での物語上の結束バンドと三次元世界で曲をリリースしライブを行う結束バンド両軸を並行して動かしていくのが今後の結束バンドなんじゃないかなぁって
物語上の結束バンドも「グルーミーグッドバイ」という強い曲を生み出しますが、これは物語の展開と切り離せない曲なのでアニメ2期以降での登場を待つ必要があります
ゆえに『ぼざろ』公式は物語上の結束バンドの切り札として「ギターと孤独と青い惑星」を、三次元結束バンドの奥の手として「光の中へ」を、と2つの武器を構えるようにしたんじゃないかと、それが今回のライブアンコールを現地で体感して妄想した特に何の根拠もない私の持論的なやつです
無責任な話を読んでくれてありがとうございます
アニメはきっと2期3期と続けてくれると信じてますし、結束バンドのライブはまた行きたい
グッズやイベントもコンスタントに発表されていくでしょうし、ずっと追いかけていたいですね
まずは今月大阪で開催されている「アニメぼっち・ざ・ろっく! 展」、Zeppツアー羽田公演の配信、発売が決まった結束バンドのきららアニソン歌ってみた音源、一番くじ第三弾が楽しみです
改めて冗長な文にお付き合いいただきありがとうございます
以上だ!!