「不適切保育」について思うこと
午後からリスクマネジメント研究会に参加しました。リスクマネジメント研究会には、福岡県の認可保育所の園長先生方が加入されているので、懐かしい方々に会えて、嬉しかったです。
リスクマネジメント研究会の会員数は100名ほど。顧問弁護士の方がおふたりいらっしゃるので、何か困ったことがあった時には相談できて、心強い存在です。
本日の研究会のテーマは、去年福岡市東区の認可保育所で起こった保育士による子どもへの不適切な関わりについてでした。2,3日前にも、下関市の認可保育所で、保育士による不適切な関わりの報道がありました。もう、認可保育園だから安心…なんて言ってもらえなくなりつつあります。
『自分の園で保育士による子どもに対する不適切な関わりがあったら、どのように対応し、指導助言するか』について、グループ討議をしました。
保育士のストレスのはけ口が子どもに向かっているのではないかという意見が出ました。行事が多い、求められていることが多いことが保育士のストレスになっているのではないか・・・そんな意見も出ました。
子どもをかわいいと思えるような環境を作っていくことが大切という意見がありましたが、保育士が子どもをかわいいと思えないなら、この仕事をやっている意味がないでしょう。
様々な意見が出ましたが、今回のテーマは、保育士による不適切な関わりが起こったらどうするかというよりも、そんなことが起こらないようにするために何をすればいいかの方が重要だと思いました。
保育士がやりがいを感じ、子どもをかわいいと思えるような環境を作っていかなくては、と改めて思います。