保育の未来
先日、父の初盆に、西区園長会の理事の先生がお参りに来てくださいました。
まさか来てくださるなんて思ってもみなかったので、準備不足の部屋の中は惨憺たるものでした。
起こってしまったことはどうしようもないので、日頃の心掛けを反省しましたが、昨年福岡市園長会に加入したばかりなのに、暑い中お参りに来てくださったことを有り難く、嬉しく思いました。
お参りに来て下さった理事の先生が園長になられた頃は、西区の保育園は20数園しかなかったそうです。今は50園と、なんと2倍以上に増えています。毎月1回西区の園長会があるのですが、なかなかお顔とお名前と園名が一致しません。
西区では、来年度も何園か開園するそうですが、福岡市保育協会のホームページで公開されているように、定員割れしている園が3分の1以上あります。特に西区は多いんです。
2年後には、新設園の募集はなくなるそうですが、少子化は間違いないので、その後の園経営は厳しいものになりそうです。
待機児童解消を訴える国民の声を背景に、量の拡大を進めて来た国策のツケは、認可保育所だけでなく、様々な施設類型の保育所や幼稚園に回って来ます。後は各園の努力で、厳しい時代を生き残っていかなくてはいけません。
少し先の未来を考えると気が重くなりますが、どんな状況が待ち受けていたとしても、保育の質を高めることが私の使命だと思っています。