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幼児教育無償化で露呈する“給食費”の問題

 福岡市主催の幼児教育無償化に係る給食費についての説明会に参加しました。説明会に行く時は、肌が焼けつくほどの日差しでしたが、会場は、冷房が寒いくらい効いていて、説明会が終わって会場を出る時には激しい雨が降っていました。一日のうちでこんなに気温差が大きいと、もう暑いのか寒いのかわからなくなってしまいます。

 今日行われる予定だったももちの花火大会が、明日に延期されることを昨日聞きました。激しい雨が降ったところを見ると、天気予報の精度は上がってるようですね。明日は職員勉強会なので、今年も見れなくて残念です。昨年は開園したばかりで、仕事が山積して、保育園の事務室で花火大会の音を聞いたことを思い出します。

 さて、給食費についてなのですが…3歳以上児の給食費は、幼児教育無償化の対象ではないので、国が決めたように、4,500円/月を目安に各園で直接徴収することになります。副食費の中にはおやつ代、お茶代などが含まれ、ごはんなどの主食費を提供している場合は、別途徴収することになります。

 これまで徴収されていた保育料の中に、この給食費4,500円が含まれていたそうですが、今まで一度もそんな説明を聞いたことがないので、なんだか腑に落ちない感じがします。細かなルールや、金額(4,500円でなくてもいいのだそうです)もそれぞれの園で設定することになっています。

 現在も、給食執行率(子どもの人数に対して食材費がどのくらいかかっているか)を算出していて、監査の時に提出するよう求められているのですが、今後もそれを継続し、執行率が低いと指導を受けることになりそうです。

 企業が経営する保育園に勤めている娘が、「子ども達の給食が少なくてかわいそう」と言っているのを聞いたり、幼稚園の先生が「園で使っている食材が良くない」と話しているのを聞くと、給食は考え方とやり方によって、随分大きな差がでるものだと思います。

 今日の夕方、S先生とも話したのですが、「給料日前でお金がないから、今日の夜ごはんはこれだけにしよう」ということが保育園の給食でも起こりかねないですよね。保育園にとって、子どもの心身の発達を守る上で、給食は要です。それが国や市町村の関与から外れてしまうのはとても怖い気がします。

 幼稚園も実費徴収しているから、と言われても、保育園は福祉施設です。もっと違う選択ができたのではないかと思います。10月は目前です。給食費問題。頭が痛いです。

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