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給食会議

   保育園では、毎月1回給食会議を開いています。メンバーは、栄養士・保育士(順番)・主任と園長です。1ヶ月を振り返って、メニューの味・量、子どもたちの喫食状況、今後の課題を話し合います。

 乳幼児にとって、食育は重要です。給食の先生は、どうすれば子どもたちが食べてくれるか一生懸命考えて作ります。保育士は、子どもの健康や一生涯の食生活の基礎をつくるためにどうすればよりよく食べてくれるか日々考えています。それぞれに一生懸命でも、目的がずれていれば目標に近づくことができません。なので、栄養士と保育士の連携は欠かせないと思います。

 今日は給食会議の日。栄養士と保育士の悩みは共通で、”残食が多いこと”です。どうすれば食べてくれるのか、それぞれの考えを出し合いました。給食の先生は、食材はそのままで、より家庭に近い調理方法を試していることを報告してくれました。

 例えば、前回サバのトマトソースかけの残食が多かったので、サバは塩焼きにして、トマトソースの食材はあえ物にして出したところ、サバの塩焼きは食べ慣れているので、前回よりも残食が少なかったそうです。

 今回の話し合いで、ご飯のお代わりを少し減らすことにしました。ご飯だけしか食べない子が何人かいて、たくさんお代わりをすると、おかずを食べてみようという気持ちになってくれないからです。もちろん、決められた量は準備します。

 無理やり食べさせるのではなく、おかずも食べてみようかなと思えるような声掛けをして、食べ物と健康、自分の体の成長との関係も、それぞれの年齢で理解できるように話していきたいと思います。1か月程度続けてみて、その成果を次の給食会議で話し合いたいと思っています。

 気温が高くなると、やっぱり子どもも食欲が落ちてしまいます。それでも、食べてみようかな、食べてみたらおいしかったという経験ができるように、一人一人に合わせた関わり方をして、元気に夏を乗り越えたいと思います。

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