プール遊びでも熱中症になる時代
本格的な猛暑に見舞われるようになりました。身体が暑さに慣れていないので、特に小さい子ども達は注意が必要です。暑さや喉の渇きを伝えられないこともあるので、一人一人の子ども達の体調管理をしっかり行っていかなくてはと思っています。
昨年、小学校低学年の児童が校外学習に出掛け、熱中症で亡くなりました。かけがえのない命が失われたことで、様々な行事や活動の見直しが行われています。命の重さを考えると、行動に制限がかかるのも仕方ないことでしょう。
プール遊びの最中でも熱中症にかかるそうです。新しい情報が入り、昔の常識が間違っていたと言われることもあります。エアコンは身体に良くない、一晩中エアコンをつけるなんてとんでもないと言われた時代もありました。私が部活をしていた40年位前は、どんなに喉が渇いても練習の途中で水を飲むことは許されませんでした。それくらい環境が変わっているのです。
地球全体を見ても、命に危険なほど気温が上昇する地域があったり、今まで融けたことがない氷が融けて自然環境が破壊されている現象が起きています。それでも、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の削減や省エネの声もこの猛暑の前には小さくならざるをえないのでしょう。
自然環境の変化の前には手も足も出ません。目の前の子ども達の未来が、人間の叡智で自然環境と調和が取れた社会になっていることをただ願うだけです。