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ニュートンプレスのここが好き!

私は小学生の頃、とても面白い授業をする理科の先生に影響されて科学系の本を読むことが増えました。それを探しているときに見つけたのがこのニュートンプレスの「Newton(ニュートン)」という科学雑誌です。私が知りたかったことが大きなイラストや写真付きで解説してあったのでとても気に入り、よく図書館で借りていました。今回は、そんなニュートンプレスの魅力を書いていきたいと思います。

魅力①「大きなイラストや写真がついている」

ニュートンプレスの本は、新書のように文字がずらっと並んでいることは少なく、大抵の場合はイラストや写真が載っています。文章に応じて図が書いてあったりもするので、そういった一つ一つのイラストもとても綺麗でわかりやすいです。面白そうだなあ、と思って本の表紙を見た時に、このイラストや写真が目に映ることでさらに読みたくなります。

魅力②「文面が面白くて読み応えがある」

身近なものから専門的なことまで。厚みはないですが見た目以上にたくさんのことが書いてあります。また、本文とは別に「Topics」や「コラム」がありますが、そこにも注目して読んでみると新たな面白みが発見できるかもしれません。

魅力③「いろいろなシリーズがある」

ニュートンプレスの本と聞くと「月刊Newton」や「Newton別冊」を思い浮かべる人が多いのではと思いますが、実はそれ以外にもシリーズがあります。分野ごとに分かりやすく文をまとめた「Newton大図鑑シリーズ」。4コママンガやコラムを多く記載し、ニュートンプレスの中でもやさしい内容の「ニュートン式超図解 最強に面白い!! シリーズ」など個性光るシリーズたちがたくさんあるので、それらもぜひ読んでいただければと思います。

ニュートンプレスの欠点2つ

一つ目は値段が高いところです。気軽に買える値段ではないので、「何冊も買ったりするのが難しい」「古本屋や図書館では新刊が置いてなかったりするのですぐ読むには買うしかないけど高い」などが欠点です。ですが、高いけれどこの面白さが2000円ぐらいで買えてしまうのはラッキーだと思っています。
二つ目は内容が難しいものがあるということです。やさしい内容のものもありますが、基本的に専門的な内容が多いので「読むのに時間がかかる」「なかなか気軽に読めないことがある」などということがあります。得意な分野のニュートンはスラスラ読めることが多いのですが、数学は苦手なので手に取ったことがありません。

ニュートンプレスのおすすめ本

Newton別冊『宇宙のすべて』

小学生のお小遣いではなかなか買うことの出来ないNewtonですが、そんな中はじめて買ってもらったNewtonです。宇宙の仕組みや宇宙の歴史が載っています。天文が大好きな私は太陽系、ビックバンなどとメジャーなものからマイナーなものまで丁寧に解説されているところがお気に入りで、今でもよく読み返しています。

Newton別冊『もし?の科学』

もし○○だったら?をニュートンプレスが科学的に解説したものが載っている本です。この本の中で特に心に残った話は、「もし摩擦がなかったら」という話です。読むと摩擦があってよかったなあ、と心の底から思えます。この本で「もしもの世界」を楽しんでみてください!

Newton別冊『食品の大百科(改訂第2番)』

卵、チョコレート、人工甘味料、納豆など、身近にある食品が解説されている本です。特に好きな話はTopicsの「チョコレート」です。チョコレートの口どけ、味、香りなどの生まれる理由が解説されているのですが、その解説を読み終えた時には、きっとチョコレートが食べたくなるはず。チョコレートの季節、冬に読むのがおすすめです。

ニュートン式超図解 最強にわかる!! 睡眠

科学雑誌Newtonよりも読みやすく書かれているのが「ニュートン式超図解最強に面白い!!」シリーズです。この本は本文も興味深いのですが、どれもコラムが面白いと思いました。「なぜヒツジを数えるのか」「昼間の仮眠は15〜20分が効果的」などといった、日常と科学を結びつけるものが多いため、為になる話をサクッと読めるのがおすすめです。

くすり大図鑑

Newtonの内容の中でも特に重要な部分などを分野ごとにまとめた図鑑、それがNewton大図鑑シリーズです。そのたくさんある大図鑑シリーズの中でも私が一番好きなのは「くすり大図鑑」です。「薬屋のひとりごと」や「天久鷹央の推理カルテ」などの医療が出てくるミステリーを読んだ時に、薬や医療についてもっと知りたい!と思いこの本を読んでみました。私が面白いと思った章は「新薬の開発」という章で薬の作り方のついて書いてあるのですが、ドラックストアなどに並んでいる薬はこうしてできているということにワクワクしてきます。

終わりに

最初に紹介した「Newton別冊『宇宙のすべて』」は友達と貸し借りしたり、買ってもらったことが嬉しくて何回も読み返したりした、思い出の一冊です。ニュートンプレスの本はほとんどが1000円越えなので、お小遣いをすぐに使ってしまう私はなかなか買うことができませんが、図書館で借りるなどしてニュートンプレスの本を読むときは、今でもページをめくるたびにドキドキ、ワクワクします。そんなドキドキ、ワクワクを届けてくれるニュートンプレスの本をこれからも楽しみにしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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