アロマテラピー検定1級試験勉強:バラ科、フウロソウ科、コショウ科とおまけ
こんにちは。
この記事では、私が5/9(日)に受験する、アロマテラピー検定1級の受験対策のプロセスについて書いています。今回が9回目です。
将来受験しようと思っている方や、受験する予定で、ほかの人がどんな風に勉強しているのか参考にしたい方に読んでいただければと思います。
公式テキストの精油のページの情報をもとに、あれこれネットで調べた情報も踏まえて書いています。
今週は、5/9の試験について、案内と香りテスト用サンプルなどがAEAJから届きました。オンラインテストのための動作環境確認テストの手順書も同封されてます。受講予定の方はパソコンのOSを最新にアップデートして確認テストをしておきましょう。まだ、テキストも開いていないという人も大丈夫。ゴールデンウイークに集中して対策しても間に合う内容だと思います。
今回はバラ科、フウロソウ科、コショウ科の三つの科目の精油について書こうと思います。どれも、一般的になじみのある精油だと思います。
まずはバラ科から。バラ科は二つの精油が出題対象となります。どちらも花が抽出部位になります。バラの花は良い香りだから納得です。どちらもよい香りですが、香りテストには出てきません。ローズ(アブソリュート)とローズオットー。アブソリュートについてはこちらの記事で書きました。
ローズ(アブソリュート)は揮発性有機溶剤抽出法で生成されます。たくさんの花からわずかな量しか取れない貴重な精油です。ローズの精油は高価なのはこの貴重さと抽出方法にありそうですね。ローズオットーにも含まれますが、ローズオキサイドという成分が含まれます。ローズオットーと同じダマスクローズから生成される場合もあります。とにかく、抽出方法が違うと覚えておこうと思います。
ローズオットーは水蒸気蒸留法で生成されます。ローズオットーの精油は低温で固まる性質を持っていることは公式テキストでも出題されています。こちらもたくさんの花からわずかな量しかとれない貴重な精油です。コラーゲン産生促進などの作用が示唆されたという報告があるそうです。スキンケア製品によく使用されている香りです。ローズよりローズオットーのほうが沐浴法やトリートメントにも使用され、扱いやすい精油のように思います。
つぎにフウロソウ科のゼラニウム。フウロソウ科の出題対象の精油は一つだけです。葉の水蒸気蒸留法で生成されます。バラ科の二つが持っていた、ローズオキサイドという成分を含んでいます。このため、ややローズ系のグリーン感のある香りがします。ゼラニウム精油の香りで、唾液中の女性ホルモン(エストロゲン)濃度が有意に上昇したという報告があるそうです。ローズもゼラニウムも、女性性を高める効果を期待して使用されることが多いです。
最後にコショウ科のブラックペッパー。果実から水蒸気蒸留法で生成されます。出題対象の精油で、抽出部位が果実なのはブラックペッパーだけです。現在でもよく使用されますが、古くからスパイスとして使われてきました。中世ヨーロッパでは金と同等の価値があったことは、公式問題集で出題されています。消化を促す作用や血行を良くする作業があると言われています。緑の小さな粒が連なった写真も覚えておきましょう。
さて、今回の精油は以上として、またまた覚えられない歴史上の人物メモを2点リマインド用に書きます。
・テオフラストス:「植物の祖」といわれる哲学者。著書「植物誌」
・イブン・シーナー:イスラム帝国時代に活躍した医師・哲学者。著書「医学典範(カノン)」
記事で書いていない精油はあと7種となりました。勉強中の方も復習用にご活用いただければと思います。
5/9(日)のアロマテラピー1級試験まであと3週。