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建築CAD検定試験 准2級 合格しました

10月に受験した「建築CAD検定試験」の結果発表がありました。
受験した学生のうち、3名は私が受け持っているクラスの子です。

3級を受験した学生2名のうち、1名が合格

准2級を受験した学生、1名が合格

もう1名は、準備不足で残念ながら不合格でした。
いえ、受ける前から不合格は想定内だったのです・・・。
なぜって、きちんと授業を聞かずに超自己流でしたから。

合格発表は「全国建築CAD連盟」のサイトで行われます。そこに番号があれば合格です。

先日のnoteでも書いたのですが、准2級の試験はこの10月に始まったばかりの試験です。第1回目の准2級の検定試験ということになります。

先日の記事

本当によくがんばりました。

何回も実施されている試験でしたら過去問題から出題傾向もわかりますが、なにしろ第1回目なのでどんな対策をしたら良いかわかりませんよね。

准2級の試験ですが、試験時間は3時間です。
描く図面は、平面図を1枚、立面図を1枚の合計2枚です。

2級の試験が与えられた平面図などから平面詳細図や立面図を描くのに対して、准2級はトレースのみです。

合格した学生がした試験対策は、「2級の過去問題」をひたすら描くということでした。

トレースはただ同じものを描くだけなので、「そんなの簡単」だと思われがちですが、CADの操作をきちんを覚えていないと時間内に仕上げるのは簡単ではありません。

与えられた寸法をよく読みとり、正確に最速で描くというこは立派な技術です。

AIの技術がどんどん進歩している今の時代に、そんな技術って必要なのかな?という疑問もありますよね。

おそらく、トレースだけをする仕事が無くなっても、トレースを正確にできる技術というのは、例えば設計変更時の図面を素早く直したりする場面もあるでしょう。

また、CADの操作が不慣れな技術者のポンチ絵をさっと描いたり、AIに命令するよりも素早く対応できることがあるかもしれません。

それに、AIを使う側になったとして。もしも図面が読めなければAIに命令も出せませんよね、きっと。

すぐのすぐには、CADを使う仕事はAIに奪われないと信じながら学生に教えています。

仕事の為だけのCADではなく、CADで作図ができると本当に楽しいと思ってもらえるのがうれしいです。

今回、准2級に合格した学生は、4月から就職する職場でCADを使うわけではないということですが、CADの勉強を始めてから図面を描くのがどんどん楽しくなって、学校の授業が終わって家に帰ってからも練習していたそうです。

努力が実を結びました。

2級にも挑戦したいと話していたので、私もしっかりサポートできるようにがんばります!



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