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Rebula Prilo 2009 / Kmetija Štekar

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<タイプ>
オレンジ
<生産者> 
Kmetija Štekar
<品種>
リボッラ・ジャッラ Ribolla Gialla 100%
<産地>
スロヴェニア・Goriška Brda
<価格帯>
5500円前後

<コメント>
3日に分けて5日間で飲みました。オレンジワイン・シェリーのニュアンス・自然派と言ったキーワードが琴線に触れたので飲んでみることにしました。

開栓直後から香りが非常によく、はちみつや白い干しぶどうのような甘い香りが心地よいです。また、甘い香りの中に梅のような酸味のある香りもわずかに混じっており、香りだけでもかなり楽しめます。色味はかなりしっかりとした琥珀色。飲むとろうそくのような独特の丸みのある風味をアタックに感じます。味わいはかなりドライで残糖は全く感じず、フレッシュな酸が前面にありますが旨味も十分。塩気も少しある様で、ドライアプリコットのような印象です。奥にはタンニンもしっかり感じますが、一体感があり、渋いと言うよりはお茶のようなこなれた苦味。また、端々にバニラやナッツのニュアンスがあり、シェリーのような雰囲気も感じます。余韻は長く、カシューナッツのような風味やパンのようなニュアンスやラム肉のような風味もわずかに感じました。全体的にアルコール感を感じさせない作りで、味わいは個性的ですが、自然に染み渡るようなナチュラルさがあります。また、少し時間が経つと酸がまろやかになって、甘味も出てくるように感じるのが不思議でした。そして、温度が下がるとどんどん香りが出てきて華やかになっていく印象です。
2日目になると1日目に感じたろうそくのような風味はなくなりましたが、その点以外は1日目とほぼ変わらずという印象。酸が強目ではありますが、わずかな甘味と一体感あるタンニンのバランスが飲みやすさを感じさせます。
ワインを飲む機会がなく間が空いて5日目。香りは相変わらずとても華やかで衰えている感じはありません。味の方は酸味が強くなった印象で、少し醤油のようなニュアンスを感じました。引き続き余韻は長く、まだ楽しめる範疇という感じでした。

<感想>
非常にドライで香りも華やかですが、とげとげしさの全くない自然なワインでした。食事と合わせる時の汎用性も高いのではないかと思いますが、バッチリ合わせるのが難しいワインな気もします。またかなり熟成されたオレンジワインということでシェリーの様なニュアンスが少しあり、そこも好みが分かれるかもしれません。
個人的には酸味があまり強いワインは得意ではないのですが、シェリーはかなり好きなので、全体的には結構好みのワインでした。
飲み頃がわかりにくいワインだと思いますが、1−5日目まで非常に安定した味でした。また、まだまだ若々しい感じもあって、きっともっと熟成させても良いワインなのではないかと思います。

<得点>
77点

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