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Sancerre Saulétas 2011 / Sebastien Riffault

<タイプ>

<生産者>
Sebastien Riffault
<品種>
ソーヴィニヨン ブラン 100%
<産地>
ロワール・サンセール
<価格帯>
5000円弱

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<コメント>
同じ生産者のSancerre Akméniné 2010 が大変素晴らしかったので、別キュベに挑戦。Akméninéは粘土石灰岩、Saulétasは白亜石灰岩(キンメリジャン)ということの様です。こちらも4日間(実質3日で)飲みました。

こちらも開栓直後からよく香るはちみつやカスタード。色も美しい黄金色です。味わいは酸味穏やか、甘みが最初に来て最後に苦味という感じ。開けて少し経つと甘みが少し落ち着いて、他の要素がある程度前に出てきます。余韻は強くカスタードやバニラ、はちみつの印象で、全体的にふくよかかつまろやか。ただ、その背景に少しの茶色いスパイスとスモーキーさ、火打石的なミネラルもしっかり感じられます。
2日目になると上記のまろやかさやはちみつ、カスタードやバニラ、ミネラルに加えてシェリー感、焼き栗のような風味が出てきました。3日目は飲むタイミングがなく、1日あけて4日目にはこのシェリー感が結構強くなり、また火打石や黒鉛のニュアンス、辛みなどが前に出てきて結構クセの強いワインに。

<感想>
あまり間を空けずに飲んだこともあって、Akméninéほどの驚きはなく、むしろバランス面でAkméninéに軍配という感じでした。濃厚でまろやか、リッチではあるのですが、酸味や果実味が弱い分、個人的な好みとしては少し重厚すぎるきらいがありました。また二日目以降かなりシェリーのようなニュアンスが強かったので、そこも好みが分かれそう。
とはいえ、とてもリッチでまったりしたワインなので、少し寒い時期にじっくり食後酒的に飲んだり、主張のある料理とうまく合わせれば化けるワインでも有りそうです。
さらに置くとどうなるか想像がつかないワインでも有りますが、いずれにしろワイン歴が浅いと熟成の効いたワインを手に入れるのに大変苦労するので、このようなバックヴィンテージがある程度安定して手に入るのは素晴らしいですね。

<点数>
82点

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