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コスプレを始めたきっかけ

プロローグ

「コスプレをはじめます!」
友人のブログに挙げられた一言。
まるで冷やし中華始めますの中華屋のように感じた事を覚えています(笑)


1、失恋

その頃の自分は大学生で、やっと初めての恋人ができたところでした。
しかしすぐに別れてしまいました(汗)

今でいう「推し活」に全力な女を理解してもらうには少し時代は早すぎました。
申し訳なさ半分、「ちょっとは歩み寄る努力しろよ!」と文句半分。
お互いにもっと相手の事を知ってから、お付き合いすれば良かったと後悔しています。

2、友人のブログ

時代はガラケー。
コミュニケーションの主なツールはメール。
今日あったなんでもない事を友人に送ったり、送られたりしてました。
頻繁に日記的なものを書きたい人は、個人ブログを開設してそこで書きたい事を書いていました。
SNSの走りの様なものです。
まだmixiもなく、SNSと言う概念もありませんでした。
ヲタク趣味を持った人は、自作のイラストや小説を掲載する為に、HPを開設する人も多かったです。

話が逸れましたが、
私も友人もお互いにブログをやっており、そこでやり取りをしていました。
ある日の友人のブログに、冒頭の言葉があげられました。
「コスプレをはじめます!」
丁度夏だったので、中華屋の「冷やし中華はじめます」かよ!とくすっとなりながら読んでいました。
私は失恋で空いた穴を何かで埋めたくて、友達のブログのコメント欄に
「私もやってみようかな」
と、返信していました。
本当に軽い気持ちでした。
ハロウィンで仮装してパーっとしようよ!という感覚です。
この時は、一度やれば満足するだろうとおもっていました。
なのでお友達と遊びに行く感覚でいました。
それがまさか10年以上続くとは…不思議なものです。


3.意気投合した2人

ブログのコメント欄から、すっかり意気投合した2人は、メールへと連絡ツールを変え、お互いにやりたいキャラクターや、地元のイベントを調べて、コスプレの準備を進めて行きました。
「衣装はどこで買うのか?作るのか?」
「武器の持ち込みはいいのか?」
「イベントってどこであるの?」
お互いに知っている昔から地元でやっている同人即売会がいいかなあと思っていたら、なんとデパートの一室で密かなコスプレオンリーのイベントが行われているのを知り、そこでデビューしようとなりました!
ワクワク、ドキドキして嬉しかったです。


4、衣装はどうする?

私は当時好きだった三国無双2の小喬と聖闘士星矢の氷河の2キャラをやろうかなと考えていました。
友人は、初めから自作すると言っていました。
キャラは忘れましたが、和装ぽいものでした。
私も作ろうと思いましたが、三国無双の衣装は細かくて難しいので、ヤフオクで探してみる事にしました(笑)
当時のヤフオクは、クレジットカード登録必須で、カード未所持の私は落札する事が出来ず、仕方なく大学の友人に落札を頼みました。
落札を頼む時、凄く恥ずかしかったですが、ヲタ趣味に理解を示してくれた大学の友人に感謝です。


5、衣装届きまして…
自宅に衣装が届き、あまりに嬉しすぎてはしゃぎすぐに家族にもバレました(笑)
しつこくて申し訳ないですが、この先10年以上それを続けるとは、この時はつゆも思っていませんでした。

三国無双の小喬が現実にいる…!
いや、自分が小喬になった!
変身した!
…とテンション上がっていました。
何度も鏡に映して楽しんでいました。
顔は自分なんですけどね。
しかも自宅にいる時だから、すっぴんの状態です(笑)
不思議なフィルターに侵された私は、変身できた事が嬉しすぎたのでした。
現代だったら、スマホで自撮りしてSNSへあげるコースですね。

もう1着の氷河の方は、手芸屋で適当な生地を買い、裁縫のうまい祖母に手伝ってもらいながら、レッグウォーマーを作り、青いTシャツと黒いパンツを揃えて、ウィッグは地元の駄菓子屋で金髪の売っていたので、それを買いました。
買う時に、近くにいた女子高生にくすくす笑われました。
まあ、当時カツラを使うなんて、ほとんどなかったですからね。
地味な女が、レジに金髪のカツラを持っていくのが滑稽だったんでしょうね。

さて、ここまで準備が終われば、後はイベント当日を待つだけでした。

6、まとめ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
今回はコスプレを始めたきっかけから、初めての衣装準備までを題材に語らせていただきました。
今でしたら、SNSなどで素敵なコスプレイヤーさんの写真を見てやってみたいと思ったり、コスプレがビジネスになってもいるので、芸能界の入り口としてやってみようと思ったり、ハロウィンが楽しかったから本格的にやってみようと思ったり、というところでしょうか。
私が始めた当時(2008年頃?)はそういったものがなかったので、コスプレはあくまで趣味の範囲でした。
同人即売会の片隅でおまけでやるよう感じでした。
そんなマニアックな世界に惹かれるなんて、失恋の穴は自分が思ったりより大きかったのかもしれませんね。
(因みに友人がどうしてやろうと今でも思ったのかは分かりません)

そして衣装の準備も、今はメルカリでもっと安く買えるし、ヤフオクだってクレカ無しで使えます。
自作も今ならできます。
クオリティはどうなるかわかりませんが(笑)

ウィッグもドンキに沢山あるし、買ったとして変な顔はされないいい時代になりましたね。

「自分もこんなきっかけでこの趣味を始めたよ」と趣味を始めたエピソードなど、コメントに書いていただけると嬉しいです。
もちろん、こちらのブログに関する感想などもお待ちしております。

それでは次回の更新でお会いいたしましょう。




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