大本山 永平寺［福井県］
今回紹介するのは、福井県永平寺町にある、曹洞宗の修行寺、大本山 永平寺（だいほんざん えいへいじ）［山号は、吉祥山］、
「永平」とは永久の平和を意味します。
前回まで、新型コロナによる緊急事態宣言発動や、自宅待機ということで、
特集という形で、道元禅師のメッセージを紹介させてもらいましたが、
ここはその道元禅師が、１２４４年に建立したお寺になります。
これまで紹介した各メッセージは、永平寺の中に入ると、パネルに展示されております。（売店にて、メッセージが書かれた本も販売しています）
この永平寺ですが、毎年、年越しに放送されている「ゆく年くる年」を見たことがある人なら、除夜の鐘が度々放送されているので、恐らくご存じかと思います。
このお寺の凄いところは、建物から自然まで、複数の風水が入り交じって、全体が構成されています。
建物の恩恵（形状と配置）、水の恩恵（永平寺川）、それを取り巻く山の恩恵が、見事な形で組み合わさっているのです。
その効果もあり、実際に長い時間滞在していると、
精神的に追い詰められて、頭がいっぱいだった人も、
少しずつ緊張がほどけていくのが、身を持ってわかります。
無論、ここは修行寺なので、この建物の中では、雑念が入るのは御法度。
そういう修行僧のことを、よく考えて作られている気がしますね。
自然・仏心・座禅・風水・・・
今世の中は、大転換期を迎えており、
将来の不安を抱える人も多いと思います。
正直このコロナ騒動も、いつ終息するのか不透明です。
こういう時だからこそ、ある程度この状況が落ちついたら、
永平寺のような場所を訪れて、一度頭を空っぽにして、
道元禅師が残したものを、身を持って感じてみてはいかがでしょう？
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