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11/3 栗鳥巣&京はるな広島ツアー@ヲルガン座にバーレスクで出演します!

こんにちは! 踊る編集者の春風りんごです。会社員として編集の仕事をしながら、個人活動としてバーレスクを嗜んでいます。

この度、11/3に広島・音楽喫茶ヲルガン座で行われる「栗鳥巣・京はるなツアー」にバーレスクで出演します!

出演のいきさつ

今まで、バーレスクに関してはAFTER PARTY TOKYOのショーガール体験(オリジナルソロショーの発表を含む)か、ハフライベントの参加か、ダンススタジオの発表会など、あくまでアマチュアとして発表するのみでした。

それでも今年になって、ベリーダンスなど昨年までとは違ったコミュニティでの発表の機会があるなど、活動の機会が広がっている手応えを感じていました。

ただ、1つのショーに衣装制作や練習、レッスンに相当なお金と時間と気持ちを注いでいるにも関わらず、本番で披露するのは1〜2回に留まっている現状があり、もっと継続して活動し続けようと思うとやり方を変えないとなぁと感じていました。

そんな矢先に、AFTER PARTY TOKYOのママのLady n@n@さんに「りんごさんは今後どういう活動をしていきたいの?」と問いかけてもらった時に「副業パフォーマーとしてサステナブルに活動したい」という自分の思いが迷いなく出てきました。自分には「容姿」「技量」「仕事」の面でハードルは高いと理解しているものの、どうなりたいかを口に出せるようにはなってきたのです。

「でも次のショーが決まってないんですよね〜」なんて話していた、ほんの次の日に見たツイートです。

栗鳥巣さんと言えば、私がストリップの継続的なお客さんになったきっかけとなる方、パフォーマーとしてとても尊敬している方です。

2016年初夏、なぜか妙に友達の間でストリップ鑑賞が流行っていて、友達の誘いで何気なく行った、今はなき新宿TSミュージック。

初めてTSミュージックの空間に入った時には、鳥さんはセーラー服を着て法螺貝を持っていました。おそらくポラタイムだったと思います。

そしてその公演のトリとして、鳥さんは、当時私がハマっているアニメの装いを纏い、男装の美女同士が行うBLショーに衝撃が走りました。その後、その週のうちにTSミュージックに再訪し、鳥さんたちをTwitterでフォローしていったら、どんどん楽しそうな現場が流れてくるではありませんか。

京はるなさんは、鳥さんがBLショーをやって衝撃を受けた翌月、10周年ということで池袋ミカド劇場に出演されていました。ボカロ曲や電子工作的なギミック、そしてストーリー性のあるショーにこれまた感銘を受けました。

ストリップって、こんなに自分の好きなものを込めて表現できるんだなぁと、お二人を見て思ったのです。

それから、お二人のいる現場に何度も足を運びました。時にはSM大会に行ったり、地方遠征したり……。そして自分もいつか、2人のようなパフォーマンスができたら、と思ったのです。

そんな私なので、この演者募集に反応しないわけがありません。ドキドキしながらDMを送ったら、一番乗りだったようです。

こういう時に迷わず「やりたいです!」と言えるまでになれるまで成長できたのも、本当によかったなぁと思います。

演者募集に集まったのは、個性豊かなパフォーマーのみなさん。こうした縁でつながれるのが嬉しいな〜と思うような興味深い方ばかりです! 芸歴的にはおそらく一番浅いので恐れ多いのですが、そういう環境に身を置けることも光栄だなぁと……。

今回の演目

さて、今回のために新作を用意しました。過去の自分の持ちネタを持っていくという選択肢もあったのですが、過去のネタは4〜5分、今回の尺は7分と、自分の中でも最長で、せっかくだから新しいネタを用意しようとなりました。そして構成・振付も自分でやってみようと試みました。

そう思ったのも、2023年デビューのバーレスクパフォーマーであるJane Flushちゃんが「デビューショーだからこそ自分で作りたかった」と言っていたのに衝撃を受けたからです。もんのすごく存在感があり、完成度が高く、世界観が好きで、しかも自分で作ったなんて!

その言葉に刺激を受けて、私も自分で作ってみようと志しました。いつもお世話になっているMilah Swallowtailさんのレッスンを受けるものの、作った振りや構成のフィードバックをいただいたり、相談のみにしようと。

そう決めた自分を後悔するくらいの難産で、「曲はこれで良かったのか…」「振りはこれで大丈夫か…」「衣装がいまいちなんじゃないか…」と悩みに悩みました。

今回のショーにあたり、曲を何百曲と聞き、さまざまなダンス動画を見て、振りの作り方について調べ、演技について学びました。

転機になったのは、Lady n@n@さんの感情表現のレッスンに参加したこと。

喜怒哀楽をどう表現するかというワークショップでしたが、感情を表すのに必ずしも振りがある必要がないと。表現したい人の感情に目を向けるというのは目から鱗でした。

そこで、私が演じたい人は何を考えてどうしているのかをイメージした結果、本番の半月前に曲をガラッと変えたのです。そうすると、この人はなぜこうしているのかが一貫してきて、振りのイメージもおぼろげながらついてきました。

それからはまた難産で、最終的な振りが決まったのは本番1週間前に設定したレッスンの前日でした。あまりに動きがまとまらなくて「私、バーレスク向いてないのでは…」と落ち込みました。

ミラさんの最後のレッスンで、なんとかまとまってきた構成を披露したところ、想像以上にウケて、手応えのある反応を得られました。自分の動きでモヤモヤしているところを相談して、2人で色々検討しているなかで、いいアイデアが生まれたとき、なんてクリエイティブな行為なんだろうと感激しました。

今はしみじみと「いいショーが作れたかもしれない」と手応えを感じています。自信を失っていた私は「もしかしてやれるのかもしれない」と。本当にやれてるかは明日のお客さまと演者さま、オーガナイザーさまが判断するものではありますが、ただ楽しもう!という気持ちです。

イベントに向けての準備

さて、今回は初めての現場で自分を覚えてもらうために、ショー作り以外に色々用意してきました。


ストリップ同人誌

物販OKということで、以前制作した、ストリップ劇場をすべて回った記念にイラストと言葉で紹介をまとめた同人誌を販売します。

名刺の作成

今回の演目の写真をあしらった名刺を作りました! 中身は見てのお楽しみです。演目ごとに作ってトレカみたいにできたらいいな。

ペーパーの作成

栗鳥巣さんといえば「号外 栗鳥巣」、京はるなさんといえば「京のできごと オフライン」というペーパーがありますよね。あれに憧れて、私も作っちゃいました!

その名も「春風通信」。今のところ、現場ごとに配れたらいいな〜なんて思ってます。

デビュー戦のきもちで

そしてとても嬉しいことに、11/4の小倉名画座2でのイベントのMCにも任命いただきました。自分でオーガナイズしたイベントでのMC経験や、仕事でのイベントの司会進行経験はありますが、外部のパフォーマンスイベントで依頼を受けたのが初で、感慨深く、がんばろうという気持ちです。

たまに、バーレスクにおけるプロとアマチュアの定義はなんだろう?ということを考えるのですが、

  • 憧れのパフォーマーさんとご一緒でき

  • 自分でショーを作り

  • MCの依頼を受け

ということで、私はパフォーマーのプロを名乗っていいのでは?私はこの機会をデビューと言い張りたい!という思いでいます。

こんな感じなので、なかなか「私はバーレスクをやってるんだ!」ってことが伝わりにくいだろうなぁとは思うのですが、そういう制約も含めて雑草のようにやっていくのも良いのかなぁと思っています。

そういう意味も込めて「春風とともにやってきた 野生のバーレスクパフォーマー」という二つ名を新しくつけました。

さて、明日・明後日は精一杯頑張ります!楽しみます!

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