【番外編:わたしたちのりんご音楽祭】vol.10
「初めて行った年にシャボン玉のお兄さんに出会えてなかったら、こんなに毎年通ってなかったかもしれない」
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りんご音楽祭に初めて行ったのは2012年。懐かしいなぁ。10年前だね、まだ学生だったな。好きなバンドが出てて、「行きたいな〜」と思いつつ保留にしてたの。当時、学生向けのフリーペーパーを作っててね、イケてる若者に取材するコーナーを担当してたんだけど、松本に取材したい子がいて。その子にアポ取ったら「その日りんごのスタッフやってます」って言われて。フェスも行けるし取材もできるし、一石二鳥じゃん!って。
会場で取材が無事終わって、「あとは楽しむだけだ!」って会場に繰り出したら、シャボン玉のお兄さんに出会ったの。ビールのカップ持って踊ってる人がいてね、でも全然飲んでないからなんでだろうと思って見てたら、カップにシャボン液を入れてて、踊りながら吹いてたんだよね。りんごステージがシャボン玉でいっぱいになってて、もうめちゃくちゃハッピーな空気でさ!きゃっきゃしながら見てたら、「いる?」ってシャボン液をわけてくれたの。そのグループと仲良くなって、みんなでシャボン玉吹いたんだ。
そこから、私にとってりんご音楽祭=シャボン玉を吹く場所になったの。勝手にシャボン玉を吹くことを引き継いで、毎年シャボン玉吹いてる。オフィシャルのカメラマンにも結構撮られてるんだよね〜。お決まりのスポットがあって、わさびステージとおやきステージの間に、山が見える傾斜があるでしょ?そこでシャボン玉吹くの。入口だからウェルカムな感じあるし、子供もよろこんでくれて、自主的にりんごの雰囲気演出してる!
初めて行った年に、シャボン玉のお兄さんに出会えてなかったらこんなに毎年通ってなかったかもしれない。りんごって、りんごでしか会えない人がいるんだよね。会場に行けば必ず会える人。とにかく、私はりんごにシャボン玉吹きに行ってます!
▼「わたしたちのりんご音楽祭」:「りんご音楽祭」は、スタッフ、アーティスト、そしてあなた、みんなで作る「祭り」です。参加者それぞれの視点から、「りんご音楽祭」について語ってもらいます。